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使途不明金について

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使途不明金について

2009/05/11 21:05

poohsa

積極参加

回答数:1

編集

3月決算の会社です。
ワンマン社長のため、経理の書類をずっと社長がかかえていて、やっとこちらに回ってきた常態で、まだ決算が終わっていません。

今、一生懸命やっているのですが、何に使ったかわからないお金が約20万円ほど出てきています。
領収書も請求書もなく、一度に口座から現金を引き出して、(もちろん小口現金に入れるわけでもなく)社長が個人的に使ったようです。
社長に聞いても、きちんとした答えが返ってこず、「適当に処理しておけばいい」といいます。
私としては、社長が私的に使ったお金なんだから、使途不明金で処理してもいいかなと思います。
たしか、税金がかかるんですよね?
それくらいしないと、社長が私的に使うことを止めさせられないと思います。
社長は経理のことがまったくわからないので、たぶん気づかないと思います。
このような場合どのように処理したらよいでしょうか?

また、ずさんな管理で、2月分の領収書が1枚もありません。
他の月は現金での領収書がコンスタントにあり、問題なく処理できるのですが、領収書のない2月はどのように処理すればよいでしょうか?
2月だけ、現金の出納が何もないのもおかしくないでしょうか?

以上2点、アドバイスよろしくお願いします。

3月決算の会社です。
ワンマン社長のため、経理の書類をずっと社長がかかえていて、やっとこちらに回ってきた常態で、まだ決算が終わっていません。

今、一生懸命やっているのですが、何に使ったかわからないお金が約20万円ほど出てきています。
領収書も請求書もなく、一度に口座から現金を引き出して、(もちろん小口現金に入れるわけでもなく)社長が個人的に使ったようです。
社長に聞いても、きちんとした答えが返ってこず、「適当に処理しておけばいい」といいます。
私としては、社長が私的に使ったお金なんだから、使途不明金で処理してもいいかなと思います。
たしか、税金がかかるんですよね?
それくらいしないと、社長が私的に使うことを止めさせられないと思います。
社長は経理のことがまったくわからないので、たぶん気づかないと思います。
このような場合どのように処理したらよいでしょうか?

また、ずさんな管理で、2月分の領収書が1枚もありません。
他の月は現金での領収書がコンスタントにあり、問題なく処理できるのですが、領収書のない2月はどのように処理すればよいでしょうか?
2月だけ、現金出納が何もないのもおかしくないでしょうか?

以上2点、アドバイスよろしくお願いします。

この質問に回答
回答

Re: 使途不明金について

2009/05/12 05:40

しかしか

さらにすごい常連さん

編集

小さい会社では、現金出納帳をつけていない、預金の入出金にも不明なものがある、ということもままあります。

月末にまとめて社長から請求書や領収書類をどさっと渡される、という場合によくやる方法としては、よくわからない入出金はすべて社長に対する貸付金、借入金とする方法です。

1.普通預金や当座預金は、通帳や照合表がありますから、それにしたがってできるだけ頑張って正体を突き止めます。
それでもどうしてもわからないものは、社長に対する「貸付金」又は「借入金」と考えて仕訳します。

2.現金は、残高をあわせる都合があるのでしたら、預金以外の入出金は「現金」で仕訳をして、定期的に(たとえば毎月とか)残高を合わせます。
もし合わなければ、差額は社長に対する「貸付金」又は「借入金」と考えて合わせます。

よくわからん入出金は一度社長に対する「貸付金」又は「借入金」としておくと非常に便利なのです。

実際には、「短期貸付金」又は「短期借入金」のどちらか一方の科目だけに統一して仕訳します。
そうしておけば、不明だった入出金がひとつの科目にすべて集計されているわけですから、後日内容が判明した場合に、修正がしやすいです。
月末時点で残高がマイナス残となることも場合によってはありますが、それは無視します。
ひとつの科目で統一して仕訳をするというのがこの場合のコツです。

決算の段階ですべての入力が終わってもなおマイナス残の場合には、最後に適当な科目に振替えます。
たとえば、短期貸付金がマイナスであれば、それを短期借入金に振替ますし、短期借入金がマイナスであれば、それを短期貸付金に振替えます。

もちろん、不明な入出金は社長に対する貸し借りとして処理した結果、この残高になったことをちゃんと社長に報告します。

税法的には、税務署の調査で不明な出金を使途秘匿金(しとひとくきん)とされてしまった場合、非常に重い重加算があります。
それを避けるために「社長に対する貸し借り」として処理したことを一言付け加えてもいいでしょう。

そして翌期は、その振替えた科目を使って、ずっと仕訳します。
(そうすれば、たぶん残高がマイナスにならないでしょうから。)

一応、税務署の調査を前提とした場合に気をつけるポイントとしては、領収書がなくて社長にきいてもわからない出金は、社長に対する貸付けとしてもあまり問題はありません。
(費用の計上が減るだけなので。)

しかし得意先からの入金を社長からの借入れとしてしまい、「売上」が漏れてしまうのは非常にマズイです。
これって売上代金の一部なんじゃないかな、あるいはこのあたりでこの得意先からの売上代金が入ってくるはずなんだけどな、という場合には、確かな証拠がなくても、売上を計上しておいたほうがよいかもしれません。

このあたりは慎重に考えて処理しましょう。


>2月だけ、現金の出納が何もないのもおかしくないでしょうか?

まあ、そういうこともあるでしょう。
今回の決算・申告にまにあえばいいですが、もしも間に合わなければ、(すべて終わってから2月分の入出金が判明した場合には、)2月分の現金の入出金は、翌期の期首の日付で仕訳するしかありません。
あまりたいした金額でなければ、それでOKです。

小さい会社では、現金出納帳をつけていない、預金の入出金にも不明なものがある、ということもままあります。

月末にまとめて社長から請求書や領収書類をどさっと渡される、という場合によくやる方法としては、よくわからない入出金はすべて社長に対する貸付金、借入金とする方法です。

1.普通預金当座預金は、通帳や照合表がありますから、それにしたがってできるだけ頑張って正体を突き止めます。
それでもどうしてもわからないものは、社長に対する「貸付金」又は「借入金」と考えて仕訳します。

2.現金は、残高をあわせる都合があるのでしたら、預金以外の入出金は「現金」で仕訳をして、定期的に(たとえば毎月とか)残高を合わせます。
もし合わなければ、差額は社長に対する「貸付金」又は「借入金」と考えて合わせます。

よくわからん入出金は一度社長に対する「貸付金」又は「借入金」としておくと非常に便利なのです。

実際には、「短期貸付金」又は「短期借入金」のどちらか一方の科目だけに統一して仕訳します。
そうしておけば、不明だった入出金がひとつの科目にすべて集計されているわけですから、後日内容が判明した場合に、修正がしやすいです。
月末時点で残高がマイナス残となることも場合によってはありますが、それは無視します。
ひとつの科目で統一して仕訳をするというのがこの場合のコツです。

決算の段階ですべての入力が終わってもなおマイナス残の場合には、最後に適当な科目に振替えます。
たとえば、短期貸付金がマイナスであれば、それを短期借入金に振替ますし、短期借入金がマイナスであれば、それを短期貸付金に振替えます。

もちろん、不明な入出金は社長に対する貸し借りとして処理した結果、この残高になったことをちゃんと社長に報告します。

税法的には、税務署の調査で不明な出金を使途秘匿金(しとひとくきん)とされてしまった場合、非常に重い重加算があります。
それを避けるために「社長に対する貸し借り」として処理したことを一言付け加えてもいいでしょう。

そして翌期は、その振替えた科目を使って、ずっと仕訳します。
(そうすれば、たぶん残高がマイナスにならないでしょうから。)

一応、税務署の調査を前提とした場合に気をつけるポイントとしては、領収書がなくて社長にきいてもわからない出金は、社長に対する貸付けとしてもあまり問題はありません。
(費用の計上が減るだけなので。)

しかし得意先からの入金を社長からの借入れとしてしまい、「売上」が漏れてしまうのは非常にマズイです。
これって売上代金の一部なんじゃないかな、あるいはこのあたりでこの得意先からの売上代金が入ってくるはずなんだけどな、という場合には、確かな証拠がなくても、売上を計上しておいたほうがよいかもしれません。

このあたりは慎重に考えて処理しましょう。


>2月だけ、現金出納が何もないのもおかしくないでしょうか?

まあ、そういうこともあるでしょう。
今回の決算・申告にまにあえばいいですが、もしも間に合わなければ、(すべて終わってから2月分の入出金が判明した場合には、)2月分の現金の入出金は、翌期の期首の日付で仕訳するしかありません。
あまりたいした金額でなければ、それでOKです。

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No. タイトル 投稿者 投稿日時
0 poohsa 2009/05/11 21:05
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Re: 使途不明金について
しかしか 2009/05/12 05:40