外部からの借入金のうち、1年以内に返済するものをいいます。
資産と同じく、ワンイヤールールによって、短期と長期を区分します。
また、銀行からの借入金だけでなく、他社や個人からの借入金も含みますが、株主、役員、従業員からの借入金とは区分します。
短期借入金には「証書借入」「手形借入」「当座借越」があります。
 金銭消費貸借契約書を作成し、借入を行う方法。
 借入先を名宛人とした約束手形を借入人が発行することにより借入を行う方法。
通常60日〜90日のサイト。ただし、更改することにより長期借入となる場合もある。
 銀行との間で一定の借越限度額を定め、当座預金の残高以上の小切手等を振り出した場合の当座預金の不足額に対し、限度額の範囲内ならば銀行が小切手等の支払に応じるという借入形態。期限を定めない場合あるいは一応期限を決め、その後自動延長する場合などがある。役員や関係会社から借り入れを行う際は、会社との利害関係のある立場なので、後日税務調査があった際にもきちんと説明ができるように書類等を整えておくことが大切です。

• 会社が役員から借入をする際の必要性についての根拠は妥当であり、また、支払利息については高利となっていないか。
• 借入事由、借入先、借入の必然性を明確にし、税務調査で対応できるようになっているか。
• 利息の支払について、疑義が生じないように、金銭消費貸借契約書は、作成しているか。
• 返済時の証憑書類は整っているか。