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消費税について

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消費税について

2008/08/25 14:01

koukichi

常連さん

回答数:5

編集

こんにちは。

緊急的な悩みでもなんでもないのですが、以前より抱いていた消費税に関する疑問があります。

納税すべき消費税の計算式は、基本的に「仮受消費税-仮払消費税」となると思います。
(少々の雑収入・損失はあるかと思いますが)
例えば仮受消費税100、仮払消費税が50だったなら、未払消費税、つまり今後納めるべき消費税は大体「50」です。

しかし、例えば課税処理した経費のうち、実は「非課税扱い」とするべき経費があって、訂正後、実際の仮払消費税がトータル30だった場合、未払消費税額は100-30=70となってしまい、非課税処理をすると納める消費税は増えてしまいます。

「非課税」という言葉からは、なんとなく「税金が課されない、ということだからお得」というイメージがありますが、
実際には逆の意味・・・という認識で合っているのでしょうか。

それとも別の部分でお得になっていたりするのでしょうか。

ささいな疑問で申し訳ありませんが、どなたか御教授お願いいたします。

こんにちは。

緊急的な悩みでもなんでもないのですが、以前より抱いていた消費税に関する疑問があります。

納税すべき消費税の計算式は、基本的に「仮受消費税-仮払消費税」となると思います。
(少々の雑収入・損失はあるかと思いますが)
例えば仮受消費税100、仮払消費税が50だったなら、未払消費税、つまり今後納めるべき消費税は大体「50」です。

しかし、例えば課税処理した経費のうち、実は「非課税扱い」とするべき経費があって、訂正後、実際の仮払消費税がトータル30だった場合、未払消費税額は100-30=70となってしまい、非課税処理をすると納める消費税は増えてしまいます。

「非課税」という言葉からは、なんとなく「税金が課されない、ということだからお得」というイメージがありますが、
実際には逆の意味・・・という認識で合っているのでしょうか。

それとも別の部分でお得になっていたりするのでしょうか。

ささいな疑問で申し訳ありませんが、どなたか御教授お願いいたします。

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1. Re: 消費税について 追加説明です

2008/08/25 16:36

koukichi

常連さん

編集

kei8様

詳しいご説明ありがとうございました。

kamehen様へのレスの中にも書きましたが、私も、kei8様が言われる

>誤った処理と比較し消費税の損得の問題とする考え方は適当ではない

という部分に、まさに気づいたところです。

ですので、「非課税取引処理をすると、結果的に消費税をたくさん払う必要があるので損!」という考えは捨てます。

失礼いたしました。

kei8様

詳しいご説明ありがとうございました。

kamehen様へのレスの中にも書きましたが、私も、kei8様が言われる

>誤った処理と比較し消費税の損得の問題とする考え方は適当ではない

という部分に、まさに気づいたところです。

ですので、「非課税取引処理をすると、結果的に消費税をたくさん払う必要があるので損!」という考えは捨てます。

失礼いたしました。

返信

2. Re: 消費税について 追加説明です

2008/08/25 16:25

kei8

すごい常連さん

編集

>「非課税」という言葉からは、なんとなく「税金が課されない、ということだからお得」というイメージがありますが、
実際には逆の意味・・・という認識で合っているのでしょうか。




 koukichiさんの2度目のご説明によれば、私の先の投稿のB.のケースかと思われます。

経費の計上額が20増加することになります。
たんに誤っただけの処理と比較し損得の問題とする考え方は適当ではないように思います。


正しい処理
経費 600(課税仕入取引・税抜き)
経費 420(非課税仕入取引)

消費税 30(間接納付)
消費税 70(直接納付)

合計1120


誤った処理
経費 600
経費 400

消費税 50(間接納付)
消費税 50(直接納付)

合計1100

>「非課税」という言葉からは、なんとなく「税金が課されない、ということだからお得」というイメージがありますが、
実際には逆の意味・・・という認識で合っているのでしょうか。




 koukichiさんの2度目のご説明によれば、私の先の投稿のB.のケースかと思われます。

経費の計上額が20増加することになります。
たんに誤っただけの処理と比較し損得の問題とする考え方は適当ではないように思います。


正しい処理
経費 600(課税仕入取引・税抜き)
経費 420(非課税仕入取引

消費税 30(間接納付)
消費税 70(直接納付)

合計1120


誤った処理
経費 600
経費 400

消費税 50(間接納付)
消費税 50(直接納付)

合計1100

返信

3. Re: 消費税について 私なりの説明です

2008/08/25 15:50

kei8

すごい常連さん

編集

 設例の場合に支払うべき消費税は100(=仮受消費税と同額)です。

この100は次の2つの方法により国に支払われます。
1、間接納付額:経費等の支払い取引に付随して支払先の業者を経由して。
2、直接納付額:残額を法人が申告納付することにより。


設例では
当初
1、50
2、50(=100-1、の50)


訂正後
1、30
2、70(=100-1、の30)


 消費税の支払総額はいずれも100であり同じ額です。
2、が20増加していますが、
逆に1、は20減少しています。

増加部分のみに着目して「お得ではない」(=「損」)と認識するのは誤りです。
預かった消費税は常にすべてを国に納付することになります。





経費に関しては
当初1000

訂正後1020
①仮払消費税30/0.05=600(税抜き課税仕入)
②上記①600x1.05=630(税込み課税仕入)
③支払総額1050-②630=420(非課税仕入)
④①600+③420=1020

A.経費については、非課税の仕入取引を誤って消費税を上乗せして仕入先に払い、その後、誤りの訂正のための返還を受けないとすれば(=上乗せした消費税20を加えた420を非課税仕入額と認識すれば)、20だけ支払いが増加することになります。これは、本来であれば、非課税仕入の額を減額してもらうべきものですが、減額をしてもらわない処理を選択することにより生ずるものです。したがって、消費税額の損得の問題ではなく、取引上の損得の問題です。

B。非課税仕入取引の価格決定時に正しく非課税取引と認識して420という価額を定めたとすれば、当初がまったくの処理誤りに過ぎず仕入先に価格の訂正を求めるべきものではありません。したがって、その場合には、訂正後の処理1020を上記の当初の処理1000と比較する考え方は誤りです。

 設例の場合に支払うべき消費税は100(=仮受消費税と同額)です。

この100は次の2つの方法により国に支払われます。
1、間接納付額:経費等の支払い取引に付随して支払先の業者を経由して。
2、直接納付額:残額を法人が申告納付することにより。


設例では
当初
1、50
2、50(=100-1、の50)


訂正後
1、30
2、70(=100-1、の30)


 消費税の支払総額はいずれも100であり同じ額です。
2、が20増加していますが、
逆に1、は20減少しています。

増加部分のみに着目して「お得ではない」(=「損」)と認識するのは誤りです。
預かった消費税は常にすべてを国に納付することになります。





経費に関しては
当初1000

訂正後1020
①仮払消費税30/0.05=600(税抜き課税仕入)
②上記①600x1.05=630(税込み課税仕入)
③支払総額1050-②630=420(非課税仕入)
④①600+③420=1020

A.経費については、非課税の仕入取引を誤って消費税を上乗せして仕入先に払い、その後、誤りの訂正のための返還を受けないとすれば(=上乗せした消費税20を加えた420を非課税仕入額と認識すれば)、20だけ支払いが増加することになります。これは、本来であれば、非課税仕入の額を減額してもらうべきものですが、減額をしてもらわない処理を選択することにより生ずるものです。したがって、消費税額の損得の問題ではなく、取引上の損得の問題です。

B。非課税仕入取引の価格決定時に正しく非課税取引と認識して420という価額を定めたとすれば、当初がまったくの処理誤りに過ぎず仕入先に価格の訂正を求めるべきものではありません。したがって、その場合には、訂正後の処理1020を上記の当初の処理1000と比較する考え方は誤りです。

返信

4. Re: 消費税について

2008/08/25 15:11

koukichi

常連さん

編集

kamehen様

御教授ありがとうございました。
特に、

>消費税を納める(又は負担する)かどうかという観点で言えば、お得(ちょっと語弊はありますが)という考えで間違ってはいない

という点、とても納得しました。

というより、そもそも「損か得か」で論ずるべきことではない、という思いがしてきました。

せこいことを言うと、たまに「通常課税処理をする勘定科目で、経費の性質上、非課税扱い処理する」時、例えば、会計ソフト上、そのまま非課税コードに改めることなく課税コードのまま処理をしても、エラーは出ないのでそのミスに気づきにくいなぁと思い、そのままにしてしまおうか、という誘惑に駆られることがあります。(実際はきちんと処理しますが!)

以上、余談です。

kamehen様

御教授ありがとうございました。
特に、

消費税を納める(又は負担する)かどうかという観点で言えば、お得(ちょっと語弊はありますが)という考えで間違ってはいない

という点、とても納得しました。

というより、そもそも「損か得か」で論ずるべきことではない、という思いがしてきました。

せこいことを言うと、たまに「通常課税処理をする勘定科目で、経費の性質上、非課税扱い処理する」時、例えば、会計ソフト上、そのまま非課税コードに改めることなく課税コードのまま処理をしても、エラーは出ないのでそのミスに気づきにくいなぁと思い、そのままにしてしまおうか、という誘惑に駆られることがあります。(実際はきちんと処理しますが!)

以上、余談です。

返信

5. Re: 消費税について

2008/08/25 14:32

かめへん

神の領域

編集

>「非課税」という言葉からは、なんとなく「税金が課されない、ということだからお得」

消費税を納める(又は負担する)かどうかという観点で言えば、お得(ちょっと語弊はありますが)という考えで間違ってはいないと思います。

但し、消費税は、売上と共に預った消費税から、仕入等に含まれる負担した消費税を引いて納税額が決まりますので、売上について非課税のものがあれば、その分は消費税は当然かかってきませんが、逆に、そこからマイナスする方の仕入等に係る分は、非課税の分は当然消費税は負担していませんので、売上に係る消費税から引く事はできない事となります。

ですから、仕入等に係る消費税は、消費税の計算上はマイナス項目、その中で非課税のものがあれば、ちょっとおかしいですけどいわゆるマイナス、要はマイナスのマイナスはプラスの訳ですから、仕入等の中に非課税項目が出てくれば、結果的に、その分だけ当初の計算に比べて、納付すべき消費税の額は増える事となります。

説明下手ですが、分かりにくければ、さらに補足させて頂きたいとは思います。

>「非課税」という言葉からは、なんとなく「税金が課されない、ということだからお得」

消費税を納める(又は負担する)かどうかという観点で言えば、お得(ちょっと語弊はありますが)という考えで間違ってはいないと思います。

但し、消費税は、売上と共に預った消費税から、仕入等に含まれる負担した消費税を引いて納税額が決まりますので、売上について非課税のものがあれば、その分は消費税は当然かかってきませんが、逆に、そこからマイナスする方の仕入等に係る分は、非課税の分は当然消費税は負担していませんので、売上に係る消費税から引く事はできない事となります。

ですから、仕入等に係る消費税は、消費税の計算上はマイナス項目、その中で非課税のものがあれば、ちょっとおかしいですけどいわゆるマイナス、要はマイナスのマイナスはプラスの訳ですから、仕入等の中に非課税項目が出てくれば、結果的に、その分だけ当初の計算に比べて、納付すべき消費税の額は増える事となります。

説明下手ですが、分かりにくければ、さらに補足させて頂きたいとは思います。

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