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赤字年度に法人税を納税した場合の税効果会計

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赤字年度に法人税を納税した場合の税効果会計

2009/01/13 14:40

hijkl

おはつ

回答数:2

編集

変な質問かも知れませんが、よろしくお願いします

第1年度が黒字だった企業が
第2年度に赤字になり、且つ
前年実績に基づいた法人税予定納税を行なった場合、
以下のようなPLを作成しています。

税前損益  ▲30
法人税等   20(予定納税)
税調整額  ▲12(当期損益×40%)
税引後損益 ▲38

予定納税20は、次年度の法人税を減らす、
繰延税金資産なのでしょうか?
(繰延税金資産/預金が正しい仕訳?)

識者の皆様、
会計上の考え方を教えてもらえますか?

変な質問かも知れませんが、よろしくお願いします

第1年度が黒字だった企業が
第2年度に赤字になり、且つ
前年実績に基づいた法人税予定納税を行なった場合、
以下のようなPLを作成しています。

税前損益  ▲30
法人税等   20(予定納税)
税調整額  ▲12(当期損益×40%)
税引後損益 ▲38

予定納税20は、次年度の法人税を減らす、
繰延税金資産なのでしょうか?
繰延税金資産/預金が正しい仕訳?)

識者の皆様、
会計上の考え方を教えてもらえますか?

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1. Re: 赤字年度に法人税を納税した場合の税効果会計

2009/01/14 12:58

dodo

常連さん

編集

法人税等の予定納付額は、前年納付額の1/2を「仮」納付しただけなので、当期の費用として損益計算書に表示するのは適切な処理ではないですね。
もし、当年度の所得金額がマイナスとなって、予定納付額が翌事業年度に還付されるならば、還付予定額を当期の費用とせず「資産計上」しておくのが望ましい会計処理となります。

仕訳は以下のような感じになります。
予定納付時の仕訳
(仮払法人税等) 20 (現預金) 20
確定決算の仕訳
(未収還付法人税等) 20 (仮払法人税等) 20 

翌年度
(現預金) 20 (未収還付法人税等) 20

ですから、上記のケースは税効果の対象となりません。
(確定した決算に基づいて計算した法人税等の未収・未払計上を行っても残る、会計上の収益・費用と法人税法上の益金・損金の認識のズレを調整するのが税効果会計ですね。)

法人税等の予定納付額は、前年納付額の1/2を「仮」納付しただけなので、当期の費用として損益計算書に表示するのは適切な処理ではないですね。
もし、当年度の所得金額がマイナスとなって、予定納付額が翌事業年度に還付されるならば、還付予定額を当期の費用とせず「資産計上」しておくのが望ましい会計処理となります。

仕訳は以下のような感じになります。
予定納付時の仕訳
(仮払法人税等) 20 (現預金) 20
確定決算の仕訳
(未収還付法人税等) 20 (仮払法人税等) 20 

翌年度
(現預金) 20 (未収還付法人税等) 20

ですから、上記のケースは税効果の対象となりません。
(確定した決算に基づいて計算した法人税等の未収・未払計上を行っても残る、会計上の収益・費用と法人税法上の益金・損金の認識のズレを調整するのが税効果会計ですね。)

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2. Re: 赤字年度に法人税を納税した場合の税効果会計

2009/01/15 21:54

hijkl

おはつ

編集

書き込んでいただき有難うございます。
なんかスッキリしました。
予定納付分を流動資産の科目で処理したいと思います。

現在、繰越欠損金の繰り戻しが停止されていることもあって
どこか資産勘定にするのが、腑に落ちなかったんですが
dodoさんの話を聞いたら納得できました。
有難うございました。

書き込んでいただき有難うございます。
なんかスッキリしました。
予定納付分を流動資産の科目で処理したいと思います。

現在、繰越欠損金の繰り戻しが停止されていることもあって
どこか資産勘定にするのが、腑に落ちなかったんですが
dodoさんの話を聞いたら納得できました。
有難うございました。

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