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協同組合の出資金について
2008/02/12 15:13
2. Re: 協同組合の出資金について
2008/02/13 08:40
一般に協同組合では、出資者を組合員と呼んでいるのであって、組合員でないのに出資持分を有すると言う形態は、論理的にあり得ません。
中小企業等協同組合法は明文で、組合員が組合の承諾を得ずして自分の持分を売買する事を禁じ、非組合員が持分を買うときは加入の例によらなければならないと定めています。
つまり今回未承諾で為された売買は、少なくとも組合との関係においては効力を有しません。組合としてはそんな取引の存在を認めず、なかったものとして取り扱うか、追認するとしても普通にその買い手を加入させていればよかったのです。
組合が自己の持分を買い戻すなどと言う不可解な取引をしてしまったのは大きな間違いだったと言わざるを得ません。
善後策としては、今回支払った6万円は仮払処理し、その非組合員が加入した時点で返してもらうと言う方法が考えられます。その6口分とその他の持分は、組合の承諾のもと、元の持ち主から移転の手続をします。組合が、一時的にも自己の持分を保有したと言う体裁は避けた方がいいでしょう。
一般に協同組合では、出資者を組合員と呼んでいるのであって、組合員でないのに出資持分を有すると言う形態は、論理的にあり得ません。
中小企業等協同組合法は明文で、組合員が組合の承諾を得ずして自分の持分を売買する事を禁じ、非組合員が持分を買うときは加入の例によらなければならないと定めています。
つまり今回未承諾で為された売買は、少なくとも組合との関係においては効力を有しません。組合としてはそんな取引の存在を認めず、なかったものとして取り扱うか、追認するとしても普通にその買い手を加入させていればよかったのです。
組合が自己の持分を買い戻すなどと言う不可解な取引をしてしまったのは大きな間違いだったと言わざるを得ません。
善後策としては、今回支払った6万円は仮払処理し、その非組合員が加入した時点で返してもらうと言う方法が考えられます。その6口分とその他の持分は、組合の承諾のもと、元の持ち主から移転の手続をします。組合が、一時的にも自己の持分を保有したと言う体裁は避けた方がいいでしょう。
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3. Re: 協同組合の出資金について
2008/02/12 17:38
早速のお返事ありがとうございます。
私の書き方で紛らわしいところがありました。
出資証券を1口10,000円で6口買い取った、と言いたかったのです・・・。(すみません!)
つまり60,000円現金で支払ったということです。
今回の背景は、組合員2名が総会に諮ることなく、
非組合員に自分の分を一部売買(?)してしまったので
組合がそれを買い戻した、というような感じです。
その非組合員は、まだ何口か持っていて、
結局組合に加入されるようなのですが、
今現在、組合に6口分の証券が保管されている状態です。
書き方がまずくて、申し訳ありませんでした。
けれどいずれにせよ、本来ならこのような取引自体あり得ないのでしょうか?
早速のお返事ありがとうございます。
私の書き方で紛らわしいところがありました。
出資証券を1口10,000円で6口買い取った、と言いたかったのです・・・。(すみません!)
つまり60,000円現金で支払ったということです。
今回の背景は、組合員2名が総会に諮ることなく、
非組合員に自分の分を一部売買(?)してしまったので
組合がそれを買い戻した、というような感じです。
その非組合員は、まだ何口か持っていて、
結局組合に加入されるようなのですが、
今現在、組合に6口分の証券が保管されている状態です。
書き方がまずくて、申し訳ありませんでした。
けれどいずれにせよ、本来ならこのような取引自体あり得ないのでしょうか?
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4. Re: 協同組合の出資金について
2008/02/12 16:55
一口に協同組合と言っても色々あって、その出資金の取り扱いも千差万別です。
中でも出資証券を、しかも額面金額を下回る価額で買い取ると言うのは、かなりのレアケースではないかと思います。
例えば事業協同組合など、中小企業等協同組合法に基づく組合であれば、「出資証券を買い取る」と言う取引はあり得ません。似たような取引としては、出資口数の減少と言うのがありますが、これを実施するためには、
・前期中の請求
・前期末における持分の計算
・当期通常総会の決議
を経て、その都度必要な経理処理や登記などの手続が既に施されている事が前提となります。またこのケースでは、組合は大雑把に言って出資一口あたり3,333円の欠損を出している事になります。
ご質問を見る限り、これらの前提が正しいとも思えず、何か特殊な事情があるのではないかと感じます。
そう言うわけで残念ながら、与えられた条件だけでは、納得のいくアドバイスを差し上げる事ができません。
もっとも、法令や定款その他の自治規程、個別特殊の事情を一切ぶっちぎって考えるなら、
出資金30,000/現金 10,000
............/資本準備金or繰越欠損金20,000
あたりがたたき台になるかもしれません。
一口に協同組合と言っても色々あって、その出資金の取り扱いも千差万別です。
中でも出資証券を、しかも額面金額を下回る価額で買い取ると言うのは、かなりのレアケースではないかと思います。
例えば事業協同組合など、中小企業等協同組合法に基づく組合であれば、「出資証券を買い取る」と言う取引はあり得ません。似たような取引としては、出資口数の減少と言うのがありますが、これを実施するためには、
・前期中の請求
・前期末における持分の計算
・当期通常総会の決議
を経て、その都度必要な経理処理や登記などの手続が既に施されている事が前提となります。またこのケースでは、組合は大雑把に言って出資一口あたり3,333円の欠損を出している事になります。
ご質問を見る限り、これらの前提が正しいとも思えず、何か特殊な事情があるのではないかと感じます。
そう言うわけで残念ながら、与えられた条件だけでは、納得のいくアドバイスを差し上げる事ができません。
もっとも、法令や定款その他の自治規程、個別特殊の事情を一切ぶっちぎって考えるなら、
出資金30,000/現金 10,000
............/資本準備金or繰越欠損金20,000
あたりがたたき台になるかもしれません。
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