Re: 申告調整｜助け合い掲示板｜経理初心者おたすけ帳

申告調整

2008/03/24 21:31

おはつ

回答数：4

税務申告調整には、強制と任意があります
強制申告調整事項は、所得金額が過少にならないよう、税務上の損金算入限度額を超える場合(所得金額が過少となる)に適用されると書いてあります
一方、その後の認容処理が強制なのか、任意なのかについてはよく分かりません
①超過額が強制加算(申告調整)なのだから、翌期以降では必ず認容しなければならない
②減価償却費は税務の場合、企業会計と異なり(確定した決算において)損金経理した額となっており、企業の任意に任されているのだから、超過額の認容は別表16で減価償却限度額を計算していれば、いつでも認容が認められるとも聞いております
正解を教えてください、よろしくお願いいたします

Re: 申告調整

2008/03/26 04:47

bera

おはつ

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karzさん　有難うございます。
非常に分かり安い説明、よく理解できました。

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1. Re: 申告調整

2008/03/24 23:51

karz

すごい常連さん

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＞いつでも認容が認められるとも聞いております
税理士さんが言ったのであれば間違いないでしょうが・・・
もし参考ＵＲＬなどがあれば助かります。

以下参考にしてください

法人税法３１条等で

損金の額に算入する金額は償却費として損金経理した金額のうち、償却限度額に達するまでの金額とする。

償却費として損金経理した金額には、繰越償却超過額を含むものとする。

ちょっと端折って書いてみました。

過年度の超過額（加算留保）されたものは償却費として損金経理した金額となります。会社が当期にこれ以外に損金経理していなくても、自動的に損金が発生することになります。

そのうち限度額までが損金の額に算入する流れです。
認容のタイミングは任意ではなく強制でしょう。選択肢が無いですから。

いつでも認容が認められるとすれば、会社は資産を全額損金経理して超過額を事業供用した事業年度に発生させ、後は限度額の範囲内で任意に損金が発生することになります。

会社は過年度に償却済みのため、この超過部分は当期以降に会社経理としては仕訳をきることは絶対にありません。超過部分に対しては損金経理をもう1度することは無いということです。

会社が損金経理しなくても認容してくれるのは
「過年度の償却超過額＝損金経理した金額に含む」と言う条文があるからです。

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2. Re: 申告調整

2008/03/25 05:42

bera

おはつ

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karzさん
詳しい説明ありがとうございます。
そうすると、最悪の場合、4表で減算(留保)加算(流出)ということもありえますね。
もうひとつお尋ねします。
対象減価償却資産を除却した場合、どのようになるのか教えてください

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3. Re: 申告調整

2008/03/25 17:05

karz

すごい常連さん

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税務上の損が確定しますので、超過額全額を認容します。

例えば
1.土地を取得時に全額損金経理したとします。

会計上
費用　/　現金

税務上
土地　/　現金

調整
土地　/　費用←加算留保

2.その後土地を売却や除却をしました。

会計上
現金　/　収益

税務上
現金　/　益金
損金　/　土地
（現金/土地と同じ意味です）

調整
収益　/　土地
↑減算留保

認容を任意で行うことは、できるのかもしれませんが、私にはわかりませんm(_ _)m