身近な
固定資産である車を例に挙げて考えてみましょう。
車を購入すると、これから何年間か利用することになります。利用している間は事業の活動に貢献しているわけですから、かかった金額はその利用期間に 振り分けて経費として計上するのが適切だと考えられているからです。
そこで減価償却という言葉が誕生したわけですが、この意味を考えてみましょう。 減価償却とは、「減価」と「償却」の2つに分けて考えます。まず「減価」とは 車でもなんでも使用している間にだんだん老朽化していき、価値がなくなっていきます。
このなくなった価値のことを「減価」と言います。次に「償却」 とは、
決算の時になくなった価値の金額をあるルールに従って算出し、それを本来の車購入時の金額から差し引くことを言います。
差し引くときは、
減価償却費という科目名を使って経費としておとします。