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仕訳に関して

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仕訳に関して

2005/04/06 00:59

U-KENT1

おはつ

回答数:2

編集

有限会社で、いわゆる一人会社を経営しております。
仕訳に関して疑問があり、お知恵をおかしください。

たとえば、会社の備品を購入した場合で、銀行から現金を引きだしに行く時間が無く、とりあえず私個人の財布からその支払いを済せました。
後日、会社名義の口座から現金を引き出して、当該金額分を返してもらった。
このような場合の、一連の仕訳で悩んでいます。

備品 xxx / 未払金 xxx <-- 領収書はこの日付で発行
未払金 xxx / 現金 xxx <-- 後日、私個人に返済


それとも、領収書の日付に関係なく、現金を私個人に返済した時点で
備品 xxx / 現金 xxx
とすればよいのでしょうか。

また、会社設立に際して要した創立費に関しても、同様に悩んでます。
当然これらの支払いは、設立前に済ませている性質のものです。
ネット上で調べると、会社設立の日に

創立費 xxx / 現金 xxx

とする。との記載を幾つか見つけました。
しかし、現実には会社設立の日にはまだ、手元に現金はないはずです。
設立登記から1週間ほど後に初めて出資金が別段預金から会社名義の口座に移り、その後初めて現金を引き出せるようになるわけですから。
とすると、上記仕訳は、理解しがたいのですがどう考えればよいのでしょうか。

長文になり申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

有限会社で、いわゆる一人会社を経営しております。
仕訳に関して疑問があり、お知恵をおかしください。

たとえば、会社の備品を購入した場合で、銀行から現金を引きだしに行く時間が無く、とりあえず私個人の財布からその支払いを済せました。
後日、会社名義の口座から現金を引き出して、当該金額分を返してもらった。
このような場合の、一連の仕訳で悩んでいます。

備品 xxx / 未払金 xxx <-- 領収書はこの日付で発行
未払金 xxx / 現金 xxx <-- 後日、私個人に返済


それとも、領収書の日付に関係なく、現金を私個人に返済した時点で
備品 xxx / 現金 xxx
とすればよいのでしょうか。

また、会社設立に際して要した創立費に関しても、同様に悩んでます。
当然これらの支払いは、設立前に済ませている性質のものです。
ネット上で調べると、会社設立の日に

創立費 xxx / 現金 xxx

とする。との記載を幾つか見つけました。
しかし、現実には会社設立の日にはまだ、手元に現金はないはずです。
設立登記から1週間ほど後に初めて出資金が別段預金から会社名義の口座に移り、その後初めて現金を引き出せるようになるわけですから。
とすると、上記仕訳は、理解しがたいのですがどう考えればよいのでしょうか。

長文になり申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

この質問に回答
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1. Re: 仕訳に関して

2005/04/06 03:30

おけ

さらにすごい常連さん

編集

前半に関しては、未払金計上をお勧めします。

未払金を立てない方法はすっきりしていて、
事務処理として一見簡単なように見えます。
確かに、簡便的な方法として認められています。

しかし、実は、ややこしくなる可能性を持っているのです。

というのも、
金額の大きさや、領収書の日付〜返済の期間の長さによっては、
未払金を計上する必要も出て参ります。

そして、どれくらいの額なら、どれくらいの期間なら
未払金を立てずに済むのか、については、
会社規模や取引規模などによって異なります。

さらに、会社規模や取引規模は時々刻々変わるものですから、
どれくらい、という基準も、逐次見直す必要があるのです。

そのため、個人的には、より正確に費用を捉えられる未払金計上を、
お勧めしたいと考えております。

もっとも、事務処理上ラクチンな、
未払金無しの方法も捨てがたい面がありますから、
今後の見通しなどを考えられて、お決めになられるのがイチバンかと。


後半については、実務上も、十分にありうる仕訳です。

創立日時点で、発起人からの借り入れなどにより現金を調達すれば、
現金/負債等(例:「借入金」)
の仕訳を創立日当日に計上することで、
現金残高がプラスになります。

ここから現金を調達すれば、
創立費/現金
という仕訳も十分に可能です。

実際問題として、創立日当日から別段預金が開放されるまでの間、
会社資金が無いからといって何もしない・出来ないのでは、
不都合の多い場合が少なくありません。

となると、借り入れなどの形で資金調達をする必要があります。

その資金調達の方法のひとつとして、
余裕資金として現金を多めに調達することも、考えられます。

ただ、現実問題ばかりに当てはめて記して参りましたが、
それ以上に、簿記の説明の性格という側面も、見逃せません。

簿記の説明では、勘定科目の性質を浮き立たせるために、
仕訳を説明する際に、相手勘定に出来るだけ簡単なものを
選ぶ傾向にあります。

ご覧になった記載もまた、「創立費」という科目の計上方法
(特に、いつの時点で・貸借どちら側に計上するのか、という2点)
を説明すべく、相手勘定にもっとも簡単だと考えられる「現金」を
持ってきたのだろう、と思います。


うーん・・・長くなりました。スミマセン。

前半に関しては、未払金計上をお勧めします。

未払金を立てない方法はすっきりしていて、
事務処理として一見簡単なように見えます。
確かに、簡便的な方法として認められています。

しかし、実は、ややこしくなる可能性を持っているのです。

というのも、
金額の大きさや、領収書の日付〜返済の期間の長さによっては、
未払金を計上する必要も出て参ります。

そして、どれくらいの額なら、どれくらいの期間なら
未払金を立てずに済むのか、については、
会社規模や取引規模などによって異なります。

さらに、会社規模や取引規模は時々刻々変わるものですから、
どれくらい、という基準も、逐次見直す必要があるのです。

そのため、個人的には、より正確に費用を捉えられる未払金計上を、
お勧めしたいと考えております。

もっとも、事務処理上ラクチンな、
未払金無しの方法も捨てがたい面がありますから、
今後の見通しなどを考えられて、お決めになられるのがイチバンかと。


後半については、実務上も、十分にありうる仕訳です。

創立日時点で、発起人からの借り入れなどにより現金を調達すれば、
現金/負債等(例:「借入金」)
仕訳を創立日当日に計上することで、
現金残高がプラスになります。

ここから現金を調達すれば、
創立費現金
という仕訳も十分に可能です。

実際問題として、創立日当日から別段預金が開放されるまでの間、
会社資金が無いからといって何もしない・出来ないのでは、
不都合の多い場合が少なくありません。

となると、借り入れなどの形で資金調達をする必要があります。

その資金調達の方法のひとつとして、
余裕資金として現金を多めに調達することも、考えられます。

ただ、現実問題ばかりに当てはめて記して参りましたが、
それ以上に、簿記の説明の性格という側面も、見逃せません。

簿記の説明では、勘定科目の性質を浮き立たせるために、
仕訳を説明する際に、相手勘定に出来るだけ簡単なものを
選ぶ傾向にあります。

ご覧になった記載もまた、「創立費」という科目の計上方法
(特に、いつの時点で・貸借どちら側に計上するのか、という2点)
を説明すべく、相手勘定にもっとも簡単だと考えられる「現金」を
持ってきたのだろう、と思います。


うーん・・・長くなりました。スミマセン。

返信

2. Re: 仕訳に関して

2005/04/06 08:56

U-KENT1

おはつ

編集

丁寧なご説明ありがとうございました。
前段の場合の仕訳に関しては、未払金の計上としたいと思います。
後段に関しても、仕訳の説明としての例と捉える点は納得出来ました。
現状は、とりあえず
創立費 xxx / 未払金 xxx <--- 設立日
未払金 xxx / 現金 xxx <--- 返済日
としておりますが、

現金 xxx / 借入金 xxx <--- 設立日
創立費 xxx / 現金 xxx

借入金 xxx / 現金 xxx <--- 返済日

とすべきなのでしょうか。
役員からの借り入れであっても支払利息の計上が必要になるようで面倒ですが。

よろしくお願いいたします。

丁寧なご説明ありがとうございました。
前段の場合の仕訳に関しては、未払金の計上としたいと思います。
後段に関しても、仕訳の説明としての例と捉える点は納得出来ました。
現状は、とりあえず
創立費 xxx / 未払金 xxx <--- 設立日
未払金 xxx / 現金 xxx <--- 返済日
としておりますが、

現金 xxx / 借入金 xxx <--- 設立日
創立費 xxx / 現金 xxx

借入金 xxx / 現金 xxx <--- 返済日

とすべきなのでしょうか。
役員からの借り入れであっても支払利息の計上が必要になるようで面倒ですが。

よろしくお願いいたします。

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