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リース 利息法

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リース 利息法

2012/12/20 14:49

naohana

常連さん

回答数:3

編集

所有権移転外ファイナンスリース取引について質問です。
元本返済部分48,000円、利率3%、リース期間5年とします。

借り手の仕訳
(1)契約時
リース資産48,000 /リース債務48,000
(2)1回目支払い時(最初の1ヶ月)
リース債務 800円/現金2,240円
支払利息 1,440円

(3)2回目支払い時(2ヶ月目)
リース債務 800円/現金2,216円
支払利息 1,416円

リース債務は単純に48,000を60ヶ月で割った金額、支払利息は簿価×利率としています。
これであっているのでしょうか?

教科書とかでは原則利息法により計算となっており、利息法とはリース料の総額の現在価値がリース取引開始日におけるリース資産(=リース債務)の計上価額と等しくなる利率となっています。

上記の仕訳は利息法ではないので間違えているのでしょうか?

利息法による計算となると上記の場合1回目、2回目の金額はどのようになるのでしょうか?

ちなみに貸し手側の計上金額(下の仕訳のリース投資資産、受取利息の1回目、2回目)はいくらになりますでしょうか。

貸し手側の仕訳としては売上高を計上しない方法を考えています。

(1)契約時 リース投資資産/買掛金
(2)リース料受取時 現金/リース投資資産
受取利息

また、利息法によらない簡便適な方法として元本と利息相当部分を分けずに総額を毎年均等に計上する方法と利息相当部分と元本部分は区分した上で毎年均等に計上する方法があるようです。

この簡便法を適用するには未経過リース料期末残高/(未経過リース料期末残高+有形及び無形固定資産期末残高) <10%

とならなければならないようですが、ここでいう有形及び無形固定資産期末残高とはB/S全体の
固定資産額でしょうか?ここでも貸し手側はどのように判断すればよいでしょうか?


以上たくさん質問してすみません。よろしくお願いします。

所有権移転外ファイナンスリース取引について質問です。
元本返済部分48,000円、利率3%、リース期間5年とします。

借り手の仕訳
(1)契約時
リース資産48,000 /リース債務48,000
(2)1回目支払い時(最初の1ヶ月)
リース債務 800円/現金2,240円
支払利息 1,440円

(3)2回目支払い時(2ヶ月目)
リース債務 800円/現金2,216円
支払利息 1,416円

リース債務は単純に48,000を60ヶ月で割った金額、支払利息は簿価×利率としています。
これであっているのでしょうか?

教科書とかでは原則利息法により計算となっており、利息法とはリース料の総額の現在価値がリース取引開始日におけるリース資産(=リース債務)の計上価額と等しくなる利率となっています。

上記の仕訳は利息法ではないので間違えているのでしょうか?

利息法による計算となると上記の場合1回目、2回目の金額はどのようになるのでしょうか?

ちなみに貸し手側の計上金額(下の仕訳のリース投資資産、受取利息の1回目、2回目)はいくらになりますでしょうか。

貸し手側の仕訳としては売上高を計上しない方法を考えています。

(1)契約時 リース投資資産/買掛金
(2)リース料受取時 現金/リース投資資産
受取利息

また、利息法によらない簡便適な方法として元本と利息相当部分を分けずに総額を毎年均等に計上する方法と利息相当部分と元本部分は区分した上で毎年均等に計上する方法があるようです。

この簡便法を適用するには未経過リース料期末残高/(未経過リース料期末残高+有形及び無形固定資産期末残高) <10%

とならなければならないようですが、ここでいう有形及び無形固定資産期末残高とはB/S全体の
固定資産額でしょうか?ここでも貸し手側はどのように判断すればよいでしょうか?


以上たくさん質問してすみません。よろしくお願いします。

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1. Re: リース 利息法

2012/12/23 21:45

naohana

常連さん

編集

ありがとうございます。
基本的な質問で申し訳ございませんが、毎月の支払額である
862円というのはどうやって求めるのでしょうか?

それと昔の簿記のテキストをみると私が最初に示した計算方法で
仕訳がきってあるのですが、リース会計が改正になってこの方法は
なくなったのでしょうか?

ありがとうございます。
基本的な質問で申し訳ございませんが、毎月の支払額である
862円というのはどうやって求めるのでしょうか?

それと昔の簿記のテキストをみると私が最初に示した計算方法で
仕訳がきってあるのですが、リース会計が改正になってこの方法は
なくなったのでしょうか?

返信

2. Re: リース 利息法

2012/12/21 11:11

kei8

すごい常連さん

編集

 毎月の支払額が定額になる通常のリース取引とすれば、以下のようになります。

前提:
現金購入(見積り)金額 48,000
金利  年利3%

毎月の支払額は、下の「リース料支払い一覧表」に記載の862円になります。

利息法による会計処理
1回目の支払の処理
(借方)
リース債務 742
支払利息  120(=48,000x3%/12月)
(貸方)
現預金   862

2回目の支払の処理
(借方)
リース債務 744
支払利息  118(=47,258x3%/12月)
(貸方)
現預金   862

------------
最終(60回目)の支払の処理
(借方)
リース債務 860
支払利息    2
(貸方)
現預金   862



リース料支払一覧表は次のようになります。

回毎月の支払額 元本分 利息分 月末元本
1 862 742 120 47,258
2 862 744 118 46,514
3 862 746 116 45,768
4 862 748 114 45,020
5 862 750 112 44,270
6 862 752 110 43,518
7 862 754 108 42,763
8 862 756 106 42,007
9 862 757 105 41,250
10 862 759 103 40,491
11 862 761 101 39,730
12 862 763 99 38,967
13 862 765 97 38,202
14 862 767 95 37,435
15 862 769 93 36,666
16 862 771 91 35,895
17 862 773 89 35,122
18 862 775 87 34,347
19 862 777 85 33,569
20 862 779 83 32,790
21 862 781 81 32,009
22 862 782 80 31,227
23 862 784 78 30,443
24 862 786 76 29,657
25 862 788 74 28,869
26 862 790 72 28,079
27 862 792 70 27,287
28 862 794 68 26,493
29 862 796 66 25,697
30 862 798 64 24,899
31 862 800 62 24,098
32 862 802 60 23,296
33 862 804 58 22,492
34 862 806 56 21,686
35 862 808 54 20,878
36 862 810 52 20,068
37 862 812 50 19,256
38 862 814 48 18,442
39 862 816 46 17,626
40 862 818 44 16,808
41 862 820 42 15,988
42 862 823 39 15,165
43 862 825 37 14,339
44 862 827 35 13,512
45 862 829 33 12,683
46 862 831 31 11,852
47 862 833 29 11,019
48 862 835 27 10,184
49 862 837 25 9,347
50 862 839 23 8,508
51 862 841 21 7,667
52 862 843 19 6,824
53 862 845 17 5,979
54 862 848 14 5,130
55 862 850 12 4,280
56 862 852 10 3,428
57 862 854 8 2,574
58 862 856 6 1,718
59 862 858 4 860
60 862 860 2 0
合計 51,725 48,000 3,725

 毎月の支払額が定額になる通常のリース取引とすれば、以下のようになります。

前提:
現金購入(見積り)金額 48,000
金利  年利3%

毎月の支払額は、下の「リース料支払い一覧表」に記載の862円になります。

利息法による会計処理
1回目の支払の処理
(借方)
リース債務 742
支払利息  120(=48,000x3%/12月)
(貸方)
現預金   862

2回目の支払の処理
(借方)
リース債務 744
支払利息  118(=47,258x3%/12月)
(貸方)
現預金   862

------------
最終(60回目)の支払の処理
(借方)
リース債務 860
支払利息    2
(貸方)
現預金   862



リース料支払一覧表は次のようになります。

回毎月の支払額 元本分 利息分 月末元本
1 862 742 120 47,258
2 862 744 118 46,514
3 862 746 116 45,768
4 862 748 114 45,020
5 862 750 112 44,270
6 862 752 110 43,518
7 862 754 108 42,763
8 862 756 106 42,007
9 862 757 105 41,250
10 862 759 103 40,491
11 862 761 101 39,730
12 862 763 99 38,967
13 862 765 97 38,202
14 862 767 95 37,435
15 862 769 93 36,666
16 862 771 91 35,895
17 862 773 89 35,122
18 862 775 87 34,347
19 862 777 85 33,569
20 862 779 83 32,790
21 862 781 81 32,009
22 862 782 80 31,227
23 862 784 78 30,443
24 862 786 76 29,657
25 862 788 74 28,869
26 862 790 72 28,079
27 862 792 70 27,287
28 862 794 68 26,493
29 862 796 66 25,697
30 862 798 64 24,899
31 862 800 62 24,098
32 862 802 60 23,296
33 862 804 58 22,492
34 862 806 56 21,686
35 862 808 54 20,878
36 862 810 52 20,068
37 862 812 50 19,256
38 862 814 48 18,442
39 862 816 46 17,626
40 862 818 44 16,808
41 862 820 42 15,988
42 862 823 39 15,165
43 862 825 37 14,339
44 862 827 35 13,512
45 862 829 33 12,683
46 862 831 31 11,852
47 862 833 29 11,019
48 862 835 27 10,184
49 862 837 25 9,347
50 862 839 23 8,508
51 862 841 21 7,667
52 862 843 19 6,824
53 862 845 17 5,979
54 862 848 14 5,130
55 862 850 12 4,280
56 862 852 10 3,428
57 862 854 8 2,574
58 862 856 6 1,718
59 862 858 4 860
60 862 860 2 0
合計 51,725 48,000 3,725

返信

3. Re: リース 利息法

2012/12/21 10:04

kei8

すごい常連さん

編集

 最初のご質問だけ回答してみます。

>リース 利息法所有権移転外ファイナンスリース取引について質問です。
元本返済部分48,000円、利率3%、リース期間5年とします。

借り手の仕訳
(1)契約時
リース資産48,000 /リース債務48,000
(2)1回目支払い時(最初の1ヶ月)
リース債務 800円/現金2,240円
支払利息 1,440円

(3)2回目支払い時(2ヶ月目)
リース債務 800円/現金2,216円
支払利息 1,416円

リース債務は単純に48,000を60ヶ月で割った金額、支払利息は簿価×利率としています。
これであっているのでしょうか?

教科書とかでは原則利息法により計算となっており、利息法とはリース料の総額の現在価値がリース取引開始日におけるリース資産(=リース債務)の計上価額と等しくなる利率となっています。

上記の仕訳は利息法ではないので間違えているのでしょうか?

回答:
 設定されている条件が通常行われるリース取引とは異なるリース取引条件になっています。ご質問のリース取引では、1回目の支払額が2,240円、2回目の支払額が2,216円と、各回ごとの支払額が異なっています。しかし、通常のリース取引では各回の支払額は同じ額に設定されています。仮に各回の支払額が3,000円であるとすれば、1回目の利息支払額は2回目の利息支払額より多くなります。ということは、1回目の元本支払い額は2回目の元本支払い額より少なくなるということです。当初は元本の返済額が少なく元本の残額はあまり減少しません。

ご質問のように各回の支払額(=元本返済額+利息支払額)が定額ではなく変動するようなリース取引であれば、ご質問のような処理も「利息法」の考え方に従った処理になると考えられます。しかし、私はそのようなリース取引は見たことはありません。

 最初のご質問だけ回答してみます。

リース 利息法所有権移転外ファイナンスリース取引について質問です。
元本返済部分48,000円、利率3%、リース期間5年とします。

借り手の仕訳
(1)契約時
リース資産48,000 /リース債務48,000
(2)1回目支払い時(最初の1ヶ月)
リース債務 800円/現金2,240円
支払利息 1,440円

(3)2回目支払い時(2ヶ月目)
リース債務 800円/現金2,216円
支払利息 1,416円

リース債務は単純に48,000を60ヶ月で割った金額、支払利息は簿価×利率としています。
これであっているのでしょうか?

教科書とかでは原則利息法により計算となっており、利息法とはリース料の総額の現在価値がリース取引開始日におけるリース資産(=リース債務)の計上価額と等しくなる利率となっています。

上記の仕訳は利息法ではないので間違えているのでしょうか?

回答:
 設定されている条件が通常行われるリース取引とは異なるリース取引条件になっています。ご質問のリース取引では、1回目の支払額が2,240円、2回目の支払額が2,216円と、各回ごとの支払額が異なっています。しかし、通常のリース取引では各回の支払額は同じ額に設定されています。仮に各回の支払額が3,000円であるとすれば、1回目の利息支払額は2回目の利息支払額より多くなります。ということは、1回目の元本支払い額は2回目の元本支払い額より少なくなるということです。当初は元本の返済額が少なく元本の残額はあまり減少しません。

ご質問のように各回の支払額(=元本返済額+利息支払額)が定額ではなく変動するようなリース取引であれば、ご質問のような処理も「利息法」の考え方に従った処理になると考えられます。しかし、私はそのようなリース取引は見たことはありません。

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