監査で指摘された薬品の棚卸資産について｜助け合い掲示板

ご回答ありがとうございます。ご返信遅くなり申し訳ありません。
詳細に教えて頂き、大変参考になりました。

これから前期末の在庫の確定の作業を始めようと考えています。
kei8様、reiko3様に教えて頂いたことをもとに、なんとか対処し
たいと思います。

全く初めての業種での仕事ですので、まだまだこれから勉強し
なければならないと思います。自治法を初め法律の勉強も必要で
しょうし、医師との関係など不安なことも多いです。

また、こちらでご質問させて頂くこと、多いかと思います。
その時はまたご指導頂ければ助かります。
今回、こちらで皆様から回答頂き、大変勇気づけられました。
ありがとうございました。

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2. Re: 監査で指摘された薬品の棚卸資産について

2009/06/11 11:16

kei8

すごい常連さん

　参考にしてください。

前提：公益法人

Ⅰ．正味財産増減計算書の仕訳
前期末の在庫を確定できるのであれば
①貯蔵品／前期正味財産修正益（経常外費用）１０

②購入時
たとえば、薬剤費／現預金　２００

③期末
薬剤費／貯蔵品１０-----前期末の在庫
貯蔵品／薬剤費３０-----当期末の在庫（毎年度末に実地棚卸を行うことが原則）

Ⅱ．以上の処理の結果、
＜正味財産増減計算書＞は以下のようになります。
薬剤費１８０（＝２００＋１０－３０）

前期正味財産修正益１０

Ⅲ．＜財務諸表に対する注記＞
○．重要な会計方針
（○）棚卸資産の評価基準及び評価方法
　　　貯蔵品------最終仕入原価法による原価法（←例えばの記載例）
　　　　　　　　　薬品は、従来購入時に費用に計上しておりましたが、正確な期間正味財産増減計算を行うために、当事業年度より、使用時に費用に計上する方法に変更しました。この変更による財務諸表に与える影響は軽微であります（←影響が軽微でない場合は別の記載方法になります）。

Ⅳ．＜収支計算書＞
貯蔵品を資金の範囲に含めるか否かにより処理方法が違ってきます。
棚卸資産である貯蔵品は資金としないのが普通ですが、法人によっては資金とすることもあります。
資金の範囲は注記に記載します。

資金に含めない場合の収支計算書仕訳
①、③　処理なし
②購入時
薬剤費支出／資金２００

＜収支計算書＞
薬剤費支出２００

Ⅴ．＜収支計算書に対する注記＞
○．資金の範囲
　資金の範囲には、現金預金及び短期金銭債権・債務を含めております（←例えばの記載例）。なお、前事業年度末及び当事業年度末残高は下記○．に記載するとおりであります。

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3. Re: 監査で指摘された薬品の棚卸資産について

2009/06/10 23:22

ia39

おはつ

早速のご回答ありがとうございます。
私の知識が足らないばかりに、質問内容がはっきりせず
申し訳ございませんでした。ご指摘のおかげで私も論点が
明確になり、問題点とその対処の方向性が分かりました。
ありがとうございます。

ちなみに公益法人ですので、法人税は非課税となるそうです。
公益法人で勤めるのも初めてですので、まだまだ、勉強する
ことが多そうです。

早速、前期末の在庫を確定する作業に入りたいと思います。
今回は、本当にありがとうございました。
また機会がありましたら、是非ともアドバイス願います。

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4. Re: 監査で指摘された薬品の棚卸資産について

2009/06/08 21:37

reiko3

常連さん

＞決算時に既に費用計上したものを資産に振替え、前期購入分が
あれば、適切な評価額を算出し、特別利益または営業外収益にて
今期の資産計上する処理でよろしいのでしょうか。

ご質問の前段の意味は、未使用の薬品は今年度決算から棚卸資産
とするよう変更したことに伴い、
「前期に費用計上済みの未使用薬品について調査し、今期の決算
で、その未使用薬品を今期の期首商品棚卸高に振替計上する」と
いうことでしょうか。

そのような意味であれば、お書きのような会計処理が考えられま
す。

ただ余分なことですが：
今回の監査が内部監査か監査役監査かわかりませんが、御社はそ
のような立派な監査組織をもつ規模の大きな企業とお見受けしま
す。
そのような企業ですと、過去の各年度の実際の薬品在庫額も大き
く、所得、法人税額を相当過少に申告する結果となっていたので
はないかと懸念されます。

今回の監査の指摘に対する会計処理については、顧問税理士さ
んの指導をよく受けられて対処してください。
8-)

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