•  

助け合い

経理、労務、総務のことでわからないこと、利用者同士で助け合いを目的とした掲示板です。ルールを守ってご利用くださいませ。

子会社から購入の固定資産の未実現利益について

質問 回答受付中

子会社から購入の固定資産の未実現利益について

2008/01/09 17:48

AS400

おはつ

回答数:1

編集

子会社から売却益を上乗せして機械装置を購入しました。

その際に、連結財務諸表を作成するにあったって、連結の調整の仕訳を
作成しようと思うのですが、以下の点が不明なため、みなさんのお力をお借りしたいと思います。


減価償却費の計算にあったって、当社(親会社)では中古資産の購入ということで、耐用年数を2年で計算しています。

子会社では、耐用年数4年で計算していました。

連結の調整をする際に、未実現利益を控除した金額で減価償却費を計算すると思うのですが。その際、未実現利益を控除した耐用年数2年で計算するのか、4年で計算するのかで悩んでいます。

(個人的には、2年で計算するのではと思っています。)

どうか、お力をお貸しください。

子会社から売却益を上乗せして機械装置を購入しました。

その際に、連結財務諸表を作成するにあったって、連結の調整の仕訳
作成しようと思うのですが、以下の点が不明なため、みなさんのお力をお借りしたいと思います。


減価償却費の計算にあったって、当社(親会社)では中古資産の購入ということで、耐用年数を2年で計算しています。

子会社では、耐用年数4年で計算していました。

連結の調整をする際に、未実現利益を控除した金額で減価償却費を計算すると思うのですが。その際、未実現利益を控除した耐用年数2年で計算するのか、4年で計算するのかで悩んでいます。

(個人的には、2年で計算するのではと思っています。)

どうか、お力をお貸しください。

この質問に回答
回答一覧
並び順:
表示:
1件〜1件 (全1件)
| 1 |

1. Re: 子会社から購入の固定資産の未実現利益について

2008/01/10 17:13

DISKY

すごい常連さん

編集

子会社取得原価400の機械装置を残存価額10%、耐用年数4年で2年半償却した後、親会社に200で販売した場合(親会社による子会社の支配割合80%とします)

(子会社側)
減価償却費     45/機械装置     400
減価償却累計額 180  固定資産売却益  25
現金        200

(親会社側)
機械装置      200/現金        200

残り半年分の減価償却
減価償却費     45/減価償却累計額  45

となります。
親会社と子会社を連結グループとし、ひとつの企業体であると考えた場合、その機械装置は企業グループの中を移動しただけですので子会社が計上している売却益は消去する必要があります。また親会社が所有している機械装置の取得原価を子会社が除去した機械装置の取得原価に戻してあげなくてはいけません。
そこでこの機械装置の移転に関する当期の親会社・子会社双方の全ての仕訳を一旦取り消します。

機械装置      400/減価償却費.     45
固定資産売却益  25  減価償却累計額  180 
                機械装置      200
減価償却累計額  45  減価償却費      45

ここで改めて当期計上すべき減価償却費(取得原価400、耐用年数4年で計算したもの)を計上します。

減価償却費     90/減価償却累計額   90

これらをまとめると連結修正仕訳は次のようになります。
機械装置      200/減価償却累計額  225
固定資産売却益  25 

ここまでの仕訳(子会社の仕訳・親会社の仕訳・連結修正仕訳)を合算すると、機械設備400、減価償却累計額270、減価償却費90だけが残ると思います。

ちなみにここまでの流れを見ていだければ分かっていただけると思いますが、連結決算上の耐用年数は当初の「4年」となります。

さて、これで終了ではありません。消去した未実現利益ですが、これはもともと子会社が計上していたものですから子会社の利益だったものです。親会社による支配が80%であるとするならば、残り20%は親会社以外のもの(少数株主)からの支配です。つまり消去した利益のうち20%は少数株主のものですから、消去してはマズいということになります。
そこでこの分を振り替えます。(未実現利益25x20%=5)

少数株主損益     5/少数株主持分     5

ここでは税効果は考慮していませんし、私自身直接連結会計を手がけているわけではありませんので(上記は簿記で学んだ内容を思い起こしながら書きました)思い違いをしている部分もあるかも知れません(頼りなくてすみません)。あくまで「連結グループを一つの企業として考えた場合どういう処理であるべきか」を考えながら修正してゆけばいいと思います。


#なお「子会社」ではなく「関連会社」であった場合はまた処理が違うこととなります。


分かりにくいところもあるかもしれませんが、取り急ぎなのですみません。

子会社取得原価400の機械装置を残存価額10%、耐用年数4年で2年半償却した後、親会社に200で販売した場合(親会社による子会社の支配割合80%とします)

(子会社側)
減価償却費     45/機械装置     400
減価償却累計額 180  固定資産売却益  25
現金        200

(親会社側)
機械装置      200/現金        200

残り半年分の減価償却
減価償却費     45/減価償却累計額  45

となります。
親会社と子会社を連結グループとし、ひとつの企業体であると考えた場合、その機械装置は企業グループの中を移動しただけですので子会社が計上している売却益は消去する必要があります。また親会社が所有している機械装置の取得原価を子会社が除去した機械装置の取得原価に戻してあげなくてはいけません。
そこでこの機械装置の移転に関する当期の親会社・子会社双方の全ての仕訳を一旦取り消します。

機械装置      400/減価償却費.     45
固定資産売却益  25  減価償却累計額  180 
                機械装置      200
減価償却累計額  45  減価償却費      45

ここで改めて当期計上すべき減価償却費(取得原価400、耐用年数4年で計算したもの)を計上します。

減価償却費     90/減価償却累計額   90

これらをまとめると連結修正仕訳は次のようになります。
機械装置      200/減価償却累計額  225
固定資産売却益  25 

ここまでの仕訳(子会社の仕訳・親会社の仕訳・連結修正仕訳)を合算すると、機械設備400、減価償却累計額270、減価償却費90だけが残ると思います。

ちなみにここまでの流れを見ていだければ分かっていただけると思いますが、連結決算上の耐用年数は当初の「4年」となります。

さて、これで終了ではありません。消去した未実現利益ですが、これはもともと子会社が計上していたものですから子会社の利益だったものです。親会社による支配が80%であるとするならば、残り20%は親会社以外のもの(少数株主)からの支配です。つまり消去した利益のうち20%は少数株主のものですから、消去してはマズいということになります。
そこでこの分を振り替えます。(未実現利益25x20%=5)

少数株主損益     5/少数株主持分     5

ここでは税効果は考慮していませんし、私自身直接連結会計を手がけているわけではありませんので(上記は簿記で学んだ内容を思い起こしながら書きました)思い違いをしている部分もあるかも知れません(頼りなくてすみません)。あくまで「連結グループを一つの企業として考えた場合どういう処理であるべきか」を考えながら修正してゆけばいいと思います。


#なお「子会社」ではなく「関連会社」であった場合はまた処理が違うこととなります。


分かりにくいところもあるかもしれませんが、取り急ぎなのですみません。

返信

1件〜1件 (全1件)
| 1 |
役に立った

0人がこのQ&Aが役に立ったと投票しています