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個別貸倒引当金計上時の消費税の処理

質問 回答受付中

個別貸倒引当金計上時の消費税の処理

2007/04/17 23:43

designer

ちょい参加

回答数:10

編集

いつもお世話様です

大変お恥ずかしいのですが、個別貸倒引当金計上時の消費税の処理を教えて下さい

100を掛で売り上げたものとします
(借方)売掛金105(貸方)売上100
           仮受消費税5
これがそのまま貸し倒れた場合
(借方)貸倒損失100(貸方)売掛金105
   仮受金5
となると思います。

ここで貸し倒れる前に100%貸引を設定していたものとします
このときの仕訳が問題です
A(借方)貸倒引当繰入105(貸し方)貸倒引当金105
でいいのでしょうか
この後貸倒れた場合には
(借方)貸倒引当金105(貸し方)貸し引き戻入益105
(借方)貸倒損失100(貸し方)売掛金105
   仮受消費税5
となると、戻入益105-貸倒損失100=5の利益が生じることになります。

それとも
B(借方)貸倒引当金繰入100(貸方)貸倒引当金105
     仮受消費税5
として、その後貸し倒れた場合には
(借方)貸倒引当金105(貸し方)貸引戻入益105
(借方)貸倒引当金105(貸し方)売掛金105
とするのでしょうか?
この場合には貸し引きを繰り入れる際の損失がAの場合に比べ5少なくなることで合計ではAと同様の損益となります。

どちらが正しいのでしょうか?またその根拠をお教えいただけると幸いです
誠に申し訳ありませんがよろしくお願い致します

いつもお世話様です

大変お恥ずかしいのですが、個別貸倒引当金計上時の消費税の処理を教えて下さい

100を掛で売り上げたものとします
(借方)売掛金105(貸方)売上100
           仮受消費税5
これがそのまま貸し倒れた場合
(借方)貸倒損失100(貸方)売掛金105
   仮受金5
となると思います。

ここで貸し倒れる前に100%貸引を設定していたものとします
このときの仕訳が問題です
A(借方)貸倒引当繰入105(貸し方)貸倒引当金105
でいいのでしょうか
この後貸倒れた場合には
(借方)貸倒引当金105(貸し方)貸し引き戻入益105
(借方)貸倒損失100(貸し方)売掛金105
   仮受消費税5
となると、戻入益105-貸倒損失100=5の利益が生じることになります。

それとも
B(借方)貸倒引当金繰入100(貸方)貸倒引当金105
     仮受消費税5
として、その後貸し倒れた場合には
(借方)貸倒引当金105(貸し方)貸引戻入益105
(借方)貸倒引当金105(貸し方)売掛金105
とするのでしょうか?
この場合には貸し引きを繰り入れる際の損失がAの場合に比べ5少なくなることで合計ではAと同様の損益となります。

どちらが正しいのでしょうか?またその根拠をお教えいただけると幸いです
誠に申し訳ありませんがよろしくお願い致します

この質問に回答
回答一覧
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1. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理

2007/04/18 18:56

predator

常連さん

編集

貸倒引当金と貸倒損失についての考え方としては、

貸倒引当金は、債権回収が出来ないことを予想してそのために引き当てておく金額であり、決算時等に洗替法により繰入・戻入を計上するものです。
消費税の処理については、引当金の繰入・戻入の計上は内部処理的なものであり課税関係は生じません。なので、Bの仕訳のように繰入の段階で課税処理することは無いと思います。

貸倒損失は、金銭債権について貸倒の事実が生じたときに損失計上するものです。
消費税の処理は、課税売上の貸倒であれば、発生した課税期間の売上に係る消費税額から控除できます。(消費税法第39条1)

以上のことから、処理の仕方としてはAの仕訳が合っていると思います。

PS もし誤りや言葉不足な部分がありましたら、どなたか訂正お願いします。

貸倒引当金貸倒損失についての考え方としては、

貸倒引当金は、債権回収が出来ないことを予想してそのために引き当てておく金額であり、決算時等に洗替法により繰入・戻入を計上するものです。
消費税の処理については、引当金の繰入・戻入の計上は内部処理的なものであり課税関係は生じません。なので、Bの仕訳のように繰入の段階で課税処理することは無いと思います。

貸倒損失は、金銭債権について貸倒の事実が生じたときに損失計上するものです。
消費税の処理は、課税売上の貸倒であれば、発生した課税期間の売上に係る消費税額から控除できます。(消費税法第39条1)

以上のことから、処理の仕方としてはAの仕訳が合っていると思います。

PS もし誤りや言葉不足な部分がありましたら、どなたか訂正お願いします。

返信

2. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理

2007/04/18 21:04

designer

ちょい参加

編集

predatorさん

大変よくわかりました。ありがとうございました
ただ、貸倒引当金の戻し入れ時に益が生じることになりますが
これは皆さんどのように勘定処理していますでしょうか
この益は繰入の過大と考えて貸し引き繰入の戻しいれとするのが
合理的でしょうか

よろしくお願いします

predatorさん

大変よくわかりました。ありがとうございました
ただ、貸倒引当金の戻し入れ時に益が生じることになりますが
これは皆さんどのように勘定処理していますでしょうか
この益は繰入の過大と考えて貸し引き繰入の戻しいれとするのが
合理的でしょうか

よろしくお願いします

返信

3. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理

2007/04/19 10:28

predator

常連さん

編集

>ただ、貸倒引当金の戻し入れ時に益が生じることになりますが
>これは皆さんどのように勘定処理していますでしょうか

戻入時に益が生じるということですが、それは最初の質問の消費税のことでしょうか?
確かに、消費税の分だけ益が出ていますが、それは消費税において清算されますので最終的な損益は変わらないと思いますよ。

そうではなくて、単純に戻入益のことであれば、
税務において貸倒引当金の計上は、毎決算ごとにその時点での金銭債権から引当金の限度額を計算します。計上した引当金は翌期に取り崩し全額益金の戻し入れるとなっています。(洗替方式)
戻し入れによる益は、繰入の過大ではなくて、前期に計上したものを一旦戻すと考えたほうがいいと思います。

勘定科目としては、貸倒引当金戻入で営業外収益の部又は特別利益の部になると思います。

>ただ、貸倒引当金の戻し入れ時に益が生じることになりますが
>これは皆さんどのように勘定処理していますでしょうか

戻入時に益が生じるということですが、それは最初の質問の消費税のことでしょうか?
確かに、消費税の分だけ益が出ていますが、それは消費税において清算されますので最終的な損益は変わらないと思いますよ。

そうではなくて、単純に戻入益のことであれば、
税務において貸倒引当金の計上は、毎決算ごとにその時点での金銭債権から引当金の限度額を計算します。計上した引当金は翌期に取り崩し全額益金の戻し入れるとなっています。(洗替方式)
戻し入れによる益は、繰入の過大ではなくて、前期に計上したものを一旦戻すと考えたほうがいいと思います。

勘定科目としては、貸倒引当金戻入で営業外収益の部又は特別利益の部になると思います。

返信

4. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理-差益5について

2007/04/19 15:29

kei8

すごい常連さん

編集

>100を掛で売り上げたものとします
(借方)売掛金105(貸方)売上100
           仮受消費税5
これがそのまま貸し倒れた場合
(借方)貸倒損失100(貸方)売掛金105
   仮受金5
となると思います。

ここで貸し倒れる前に100%貸引を設定していたものとします
このときの仕訳が問題です



(借方)貸倒引当繰入105(貸し方)貸倒引当金105
でいいのでしょうか

この後貸倒れた場合には
(借方)貸倒引当金105(貸し方)貸し引き戻入益105
(借方)貸倒損失100(貸し方)売掛金105
   仮受消費税5

となると、戻入益105-貸倒損失100=5の利益が生じることになります。


回答:
 次のような処理になると考えます。
(1)引当金設定時
貸倒引当金繰入額/貸倒引当金 100

(2)貸倒発生時
(借方)
貸倒引当金 100
仮受消費税   5
(貸方)
売掛金   105


解説:
 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的ではないかと思います。

  (注)1年間の取引がこの取引だけであれば、消費税5は還付されます。


>ただ、貸倒引当金の戻し入れ時に益が生じることになりますが
これは皆さんどのように勘定処理していますでしょうか

回答:
 私の回答の処理をすれば、差益は生じません。貸倒れ発生により利益が生ずる処理は、一般的には誤りだと思います。


 普通、売掛金に貸倒率を乗じて引当金の繰入額を計算していますが、ご質問のような極端なケースを考えると、一般に行われている方法は、厳密な意味では非合理ではないかと思います。

(売掛金X100÷105)x貸倒率(以下、①という) と計算すべきところを

売掛金x貸倒率(以下、②という)と計算しているということかと思います。

上記の①と②の関係は、
(100÷105)x①=② であり、

一般に使う、売掛金総額に乗ずる貸倒率(②)は、①の1.05倍となるが、もともと貸倒率はそれほど精緻に計算されるものではないので、①x1.05倍を見積もって貸倒率としても問題にされないということではないかと考えています。

 ところが、ご質問のような極端なケースでは、貸倒率として①ではなく②を使うことの不合理性が表に出てくることが、差益5の原因かと考えます。
以上

>100を掛で売り上げたものとします
(借方)売掛金105(貸方)売上100
           仮受消費税5
これがそのまま貸し倒れた場合
(借方)貸倒損失100(貸方)売掛金105
   仮受金5
となると思います。

ここで貸し倒れる前に100%貸引を設定していたものとします
このときの仕訳が問題です



(借方)貸倒引当繰入105(貸し方)貸倒引当金105
でいいのでしょうか

この後貸倒れた場合には
(借方)貸倒引当金105(貸し方)貸し引き戻入益105
(借方)貸倒損失100(貸し方)売掛金105
   仮受消費税5

となると、戻入益105-貸倒損失100=5の利益が生じることになります。


回答:
 次のような処理になると考えます。
(1)引当金設定時
貸倒引当金繰入額/貸倒引当金 100

(2)貸倒発生時
(借方)
貸倒引当金 100
仮受消費税   5
(貸方)
売掛金   105


解説:
 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的ではないかと思います。

  (注)1年間の取引がこの取引だけであれば、消費税5は還付されます。


>ただ、貸倒引当金の戻し入れ時に益が生じることになりますが
これは皆さんどのように勘定処理していますでしょうか

回答:
 私の回答の処理をすれば、差益は生じません。貸倒れ発生により利益が生ずる処理は、一般的には誤りだと思います。


 普通、売掛金に貸倒率を乗じて引当金の繰入額を計算していますが、ご質問のような極端なケースを考えると、一般に行われている方法は、厳密な意味では非合理ではないかと思います。

売掛金X100÷105)x貸倒率(以下、①という) と計算すべきところを

売掛金x貸倒率(以下、②という)と計算しているということかと思います。

上記の①と②の関係は、
(100÷105)x①=② であり、

一般に使う、売掛金総額に乗ずる貸倒率(②)は、①の1.05倍となるが、もともと貸倒率はそれほど精緻に計算されるものではないので、①x1.05倍を見積もって貸倒率としても問題にされないということではないかと考えています。

 ところが、ご質問のような極端なケースでは、貸倒率として①ではなく②を使うことの不合理性が表に出てくることが、差益5の原因かと考えます。
以上

返信

5. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理-差益5について

2007/04/19 22:18

designer

ちょい参加

編集

predatorさん

戻しいれ全体のことではなく、kei8さんのおっしゃる差益5の部分の妥当性についてお聞きしたかったのです。言葉が足りずに失礼しました。

kei8さん

なるほど。確かに貸し倒れれば還付を受けられますので消費税文は最初から貸引を繰り入れないというのが合理的かもしれませんね。ただ、この処理を行っているところは多いでしょうか?得意先から回収すべき額としてはあくまで消費税5を含む105全額であり、消費税分を除いて貸し引きを設定するというのは少し抵抗があります。会計士にもつっこまれる気がします。

でも私はkei8さんの処理が合理的だと思いますので個別貸引きを設定する際には消費税を除く額を設定するようにしたいと思います。

predatorさん

戻しいれ全体のことではなく、kei8さんのおっしゃる差益5の部分の妥当性についてお聞きしたかったのです。言葉が足りずに失礼しました。

kei8さん

なるほど。確かに貸し倒れれば還付を受けられますので消費税文は最初から貸引を繰り入れないというのが合理的かもしれませんね。ただ、この処理を行っているところは多いでしょうか?得意先から回収すべき額としてはあくまで消費税5を含む105全額であり、消費税分を除いて貸し引きを設定するというのは少し抵抗があります。会計士にもつっこまれる気がします。

でも私はkei8さんの処理が合理的だと思いますので個別貸引きを設定する際には消費税を除く額を設定するようにしたいと思います。

返信

6. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理-差益5について

2007/04/20 14:56

kei8

すごい常連さん

編集

Ⅰ.
>得意先から回収すべき額としてはあくまで消費税5を含む105全額であり、消費税分を除いて貸し引きを設定するというのは少し抵抗があります。会計士にもつっこまれる気がします。

コメント:
 会計士に突っ込まれることはありえないと思います。


<解説>
一般的な貸倒引当金の設定方法
①過去の貸倒率
貸倒損失      200
貸倒となった売掛金 210

貸倒率=200÷210

 参考:過去の処理
(借方)
貸倒損失  200
仮受消費税  10
(貸方)
売掛金   210


②引当金繰入額の計算
105X(200(税抜き)÷210(税込)=100

 この一般的な設定方法も、私の先の回答と同じような考え方を採っています。(税抜き)と(税込)の箇所に注意を向けてください。


 ご質問のケースも同じように考えれば、
105x(100÷105)=100と計算し、この100を繰入額とするものであり、

100x100%=100ではない。つまり、あくまで105を設定対象債権と考えている点に留意する必要があります。ご納得いただけますでしょうか?


Ⅱ.
 先の返信は、以下のように訂正します。
訂正箇所と理由(後半部分の記載に誤りがあるため、後半部分を削除しました。)

返信の骨子には変更はありません。昨日誤りに気付いたのですが、時間がなくて訂正できませんでした。designerさんの再度の投稿にお答えするのに際し、合わせて訂正しました。


<変更後>
回答:
 次のような処理になると考えます。
(1)引当金設定時
貸倒引当金繰入額/貸倒引当金 100

(2)貸倒発生時
(借方)
貸倒引当金 100
仮受消費税   5
(貸方)
売掛金   105


解説:
 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的ではないかと思います。

  (注)1年間の取引がこの取引だけであれば、消費税5は還付されます。


>ただ、貸倒引当金の戻し入れ時に益が生じることになりますが
これは皆さんどのように勘定処理していますでしょうか

回答:
 私の回答の処理をすれば、差益は生じません。貸倒れ発生により利益が生ずる処理は、一般的には誤りだと思います。

以上



Ⅰ.
>得意先から回収すべき額としてはあくまで消費税5を含む105全額であり、消費税分を除いて貸し引きを設定するというのは少し抵抗があります。会計士にもつっこまれる気がします。

コメント:
 会計士に突っ込まれることはありえないと思います。


<解説>
一般的な貸倒引当金の設定方法
①過去の貸倒率
貸倒損失      200
貸倒となった売掛金 210

貸倒率=200÷210

 参考:過去の処理
(借方)
貸倒損失  200
仮受消費税  10
(貸方)
売掛金   210


②引当金繰入額の計算
105X(200(税抜き)÷210(税込)=100

 この一般的な設定方法も、私の先の回答と同じような考え方を採っています。(税抜き)と(税込)の箇所に注意を向けてください。


 ご質問のケースも同じように考えれば、
105x(100÷105)=100と計算し、この100を繰入額とするものであり、

100x100%=100ではない。つまり、あくまで105を設定対象債権と考えている点に留意する必要があります。ご納得いただけますでしょうか?


Ⅱ.
 先の返信は、以下のように訂正します。
訂正箇所と理由(後半部分の記載に誤りがあるため、後半部分を削除しました。)

返信の骨子には変更はありません。昨日誤りに気付いたのですが、時間がなくて訂正できませんでした。designerさんの再度の投稿にお答えするのに際し、合わせて訂正しました。


<変更後>
回答:
 次のような処理になると考えます。
(1)引当金設定時
貸倒引当金繰入額/貸倒引当金 100

(2)貸倒発生時
(借方)
貸倒引当金 100
仮受消費税   5
(貸方)
売掛金   105


解説:
 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的ではないかと思います。

  (注)1年間の取引がこの取引だけであれば、消費税5は還付されます。


>ただ、貸倒引当金の戻し入れ時に益が生じることになりますが
これは皆さんどのように勘定処理していますでしょうか

回答:
 私の回答の処理をすれば、差益は生じません。貸倒れ発生により利益が生ずる処理は、一般的には誤りだと思います。

以上



返信

7. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理-差益5について

2007/04/20 16:23

predator

常連さん

編集

kei8さん

私も意見してみたものの、頭の中がごちゃごちゃしていましたが、詳しい説明のおかげで理解することができました。大変勉強になります。

ただ、kei8さんの一般的な引当金の設定方法自体は問題ないと思うのですが、最初にdesignerさんが仰ってるのは個別評価による引当金の計上だと思う(私の勘違いかもしれませんが)ので、kei8さんの繰入額の設定方法とは違ってくると思うのですが...
設定方法は違いますが、個別評価による設定でも結果として繰入額は100になるかなと思うのですが、どうでしょうか?

もう一つ、気になった点があります。

>100x100%=100ではない。つまり、あくまで105
>を設定対象債権と考えている点に留意する必要がありま
>す。ご納得いただけますでしょうか?

>解説:
> 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には
>貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので
>(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、
>引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的で
>はないかと思います。

前者では105が設定対象債権と仰ってるのですが、後者では消費税相当分の5は設定対象債権からはずすのが合理的となっています。これは結局のところ、引当金の設定対象債権に消費税分は含めないのでしょうか?

ちょっと気になってしまい質問しました。理解力が無くて申し訳ないのですが、御教示お願いします。

kei8さん

私も意見してみたものの、頭の中がごちゃごちゃしていましたが、詳しい説明のおかげで理解することができました。大変勉強になります。

ただ、kei8さんの一般的な引当金の設定方法自体は問題ないと思うのですが、最初にdesignerさんが仰ってるのは個別評価による引当金の計上だと思う(私の勘違いかもしれませんが)ので、kei8さんの繰入額の設定方法とは違ってくると思うのですが...
設定方法は違いますが、個別評価による設定でも結果として繰入額は100になるかなと思うのですが、どうでしょうか?

もう一つ、気になった点があります。

>100x100%=100ではない。つまり、あくまで105
>を設定対象債権と考えている点に留意する必要がありま
>す。ご納得いただけますでしょうか?

>解説:
> 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には
>貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので
>(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、
>引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的で
>はないかと思います。

前者では105が設定対象債権と仰ってるのですが、後者では消費税相当分の5は設定対象債権からはずすのが合理的となっています。これは結局のところ、引当金の設定対象債権に消費税分は含めないのでしょうか?

ちょっと気になってしまい質問しました。理解力が無くて申し訳ないのですが、御教示お願いします。

返信

8. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理-差益5について

2007/04/20 17:19

kei8

すごい常連さん

編集

>もう一つ、気になった点があります。

>100x100%=100ではない。つまり、あくまで105
>を設定対象債権と考えている点に留意する必要がありま
>す。ご納得いただけますでしょうか?

>解説:
> 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には
>貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので
>(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、
>引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的で
>はないかと思います。

前者では105が設定対象債権と仰ってるのですが、後者では消費税相当分の5は設定対象債権からはずすのが合理的となっています。これは結局のところ、引当金の設定対象債権に消費税分は含めないのでしょうか?

ちょっと気になってしまい質問しました。理解力が無くて申し訳ないのですが、御教示お願いします。


返信:
 predatorさん、ご指摘ありがとうございました。

(正)
>100x100%=100ではない。つまり、あくまで105
>を設定対象債権と考えている点に留意する必要がありま
>す。ご納得いただけますでしょうか?


(誤り)
>解説:
> 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には
>貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので
>(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、
>引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的で
>はないかと思います。

 繰入額の計算は105x(100÷105)=100であり、
消費税5も含めて設定対象債権は総額の105と考えることが適切と思います。

修正の際の見直しが不十分で、たいへん失礼しました。

>もう一つ、気になった点があります。

>100x100%=100ではない。つまり、あくまで105
>を設定対象債権と考えている点に留意する必要がありま
>す。ご納得いただけますでしょうか?

>解説:
> 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には
>貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので
>(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、
>引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的で
>はないかと思います。

前者では105が設定対象債権と仰ってるのですが、後者では消費税相当分の5は設定対象債権からはずすのが合理的となっています。これは結局のところ、引当金の設定対象債権に消費税分は含めないのでしょうか?

ちょっと気になってしまい質問しました。理解力が無くて申し訳ないのですが、御教示お願いします。


返信:
 predatorさん、ご指摘ありがとうございました。

(正)
>100x100%=100ではない。つまり、あくまで105
>を設定対象債権と考えている点に留意する必要がありま
>す。ご納得いただけますでしょうか?


(誤り)
>解説:
> 売掛金105のうち、消費税相当分の5は、一般的には
>貸倒発生年度の消費税の申告で必ず回収できるので
>(貸倒時の借方に仮受消費税5が計上されます)、
>引当金の設定対象債権額からはずすことが合理的で
>はないかと思います。

 繰入額の計算は105x(100÷105)=100であり、
消費税5も含めて設定対象債権は総額の105と考えることが適切と思います。

修正の際の見直しが不十分で、たいへん失礼しました。

返信

9. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理-差益5について

2007/04/20 17:37

kei8

すごい常連さん

編集

>ただ、kei8さんの一般的な引当金の設定方法自体は問題ないと思うのですが、最初にdesignerさんが仰ってるのは個別評価による引当金の計上だと思う(私の勘違いかもしれませんが)ので、kei8さんの繰入額の設定方法とは違ってくると思うのですが...
設定方法は違いますが、個別評価による設定でも結果として繰入額は100になるかなと思うのですが、どうでしょうか?

返答:
イ.
 一般的な場合でも、繰入額は次のように計算し税抜きになっており、

債権額(税込)x(過去の貸倒損失(税抜き)÷貸倒損失に対応する債権額(税込))=繰入額(税抜き)

ロ.
 個別評価の場合も同様に考えればよいというのが私の考えです。
債権額105(税込)x(貸倒見込額100(税抜き)÷貸倒見込みに対応する債権額105(税込))=繰入額100(税抜き)

(105-5)x100%=100と計算しても同じ結果になります。しかし、一般的な場合とは計算のロジックが異なっています。同じように考えられる(=税込額を対象額としているという点で)以上、素直に同じように考えればよいと思っています。
                                     以上

>ただ、kei8さんの一般的な引当金の設定方法自体は問題ないと思うのですが、最初にdesignerさんが仰ってるのは個別評価による引当金の計上だと思う(私の勘違いかもしれませんが)ので、kei8さんの繰入額の設定方法とは違ってくると思うのですが...
設定方法は違いますが、個別評価による設定でも結果として繰入額は100になるかなと思うのですが、どうでしょうか?

返答:
イ.
 一般的な場合でも、繰入額は次のように計算し税抜きになっており、

債権額(税込)x(過去の貸倒損失(税抜き)÷貸倒損失に対応する債権額(税込))=繰入額(税抜き)

ロ.
 個別評価の場合も同様に考えればよいというのが私の考えです。
債権額105(税込)x(貸倒見込額100(税抜き)÷貸倒見込みに対応する債権額105(税込))=繰入額100(税抜き)

(105-5)x100%=100と計算しても同じ結果になります。しかし、一般的な場合とは計算のロジックが異なっています。同じように考えられる(=税込額を対象額としているという点で)以上、素直に同じように考えればよいと思っています。
                                     以上

返信

10. Re: 個別貸倒引当金計上時の消費税の処理-差益5について

2007/04/20 19:58

predator

常連さん

編集

kei8さん、変な質問すいませんでした。

私もいろいろ調べてみたのですが、kei8さんの一括評価における貸倒実績の計算は簡単に説明するために書いたものでしょうか?

貸倒実績率の計算式

 (前3年以内各事業年度の貸倒損失の額+個別評価分の引当金繰入額-戻入額)×12÷各事業年度の月数の合計÷前3年以内各事業年度の一括評価金銭債権帳簿価額の合計額÷各事業年度の数

上記のような計算式を法人税の本でみつけました。この計算式ではkei8さんの過去の実績率の計算とは違ってくると思うのですが、私の勘違いでしょうか?

また、kei8さんの引当金の繰入の説明だと税抜きで繰入になるということですが、

 一括評価に係る引当金の繰入額の計算=

  期末の一括評価金銭債権帳簿価額×貸倒実績率or法定繰入率

という計算式で限度額を求めると本に書いてありました。これは帳簿価額(税込み)に率をかけているので、引当金の設定が税抜きになるということではないと思います。御説明された文章がたまたま税抜きのようになっただけのような気がしたのですが、おかしいでしょうか?

個別評価に係る繰入額の計算も、債務者の債務超過の状態が長期間(おおむね1年以上)継続し、かつ好転の見通しがないこと等の条件がある場合

 対象金銭債権-取立て等の見込み金額=回収不能額

となるようです。私はこれを読んで、対象金銭債権105、取立て見込み額5だと思い繰入額は100だと考えました。また、個別評価の場合はいろいろな状況に応じた繰入額の計算があるようです。
個別評価の場合も同様に考えるとのことですが、法人税の本を読んでみて感じたのは、個別評価と一括評価では繰入額は別の考え方のようでした。

いろいろと書いてしまいましたが、私が間違っていましたらご指摘ください。本当に何度もすいません。

kei8さん、変な質問すいませんでした。

私もいろいろ調べてみたのですが、kei8さんの一括評価における貸倒実績の計算は簡単に説明するために書いたものでしょうか?

貸倒実績率の計算式

 (前3年以内各事業年度の貸倒損失の額+個別評価分の引当金繰入額-戻入額)×12÷各事業年度の月数の合計÷前3年以内各事業年度の一括評価金銭債権帳簿価額の合計額÷各事業年度の数

上記のような計算式を法人税の本でみつけました。この計算式ではkei8さんの過去の実績率の計算とは違ってくると思うのですが、私の勘違いでしょうか?

また、kei8さんの引当金の繰入の説明だと税抜きで繰入になるということですが、

 一括評価に係る引当金の繰入額の計算=

  期末の一括評価金銭債権帳簿価額×貸倒実績率or法定繰入率

という計算式で限度額を求めると本に書いてありました。これは帳簿価額(税込み)に率をかけているので、引当金の設定が税抜きになるということではないと思います。御説明された文章がたまたま税抜きのようになっただけのような気がしたのですが、おかしいでしょうか?

個別評価に係る繰入額の計算も、債務者の債務超過の状態が長期間(おおむね1年以上)継続し、かつ好転の見通しがないこと等の条件がある場合

 対象金銭債権-取立て等の見込み金額=回収不能額

となるようです。私はこれを読んで、対象金銭債権105、取立て見込み額5だと思い繰入額は100だと考えました。また、個別評価の場合はいろいろな状況に応じた繰入額の計算があるようです。
個別評価の場合も同様に考えるとのことですが、法人税の本を読んでみて感じたのは、個別評価と一括評価では繰入額は別の考え方のようでした。

いろいろと書いてしまいましたが、私が間違っていましたらご指摘ください。本当に何度もすいません。

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