報酬・料金等の源泉徴収は限定列挙？｜助け合い掲示板

報酬・料金等の源泉徴収は限定列挙？

2006/06/23 09:40

さらにすごい常連さん

回答数：2

報酬・料金等に対する源泉徴収の解説

http://www.nta.go.jp/category/pamph/gensen/4135/05/01.htm

について、

Ⅰ.次のように理解してよろしいか？

(1)
　源泉徴収を必要とされる場合は限定列挙であるから、類似の事例であっても適用されない。その場合は受領した側が独自に確定申告するのであって、支払った側は特に何もしなくてもよい。

(2)
　したがって地鎮祭等で依頼した神職に対する支払いは、源泉徴収しなくてよい。

(3)プロスポーツ選手の報酬について上記解説ではわざわざ種目を限定列挙しているのであるから、挙げられている種目以外の選手については源泉徴収しなくてよい。

Ⅱ.上記Ⅰ.(3)が正しいとすると、大きく「プロスポーツ」とくくらず、種目を限定したり、種目によって徴収額を変える政策的意味はどこにあるのでしょうか？

1. Re: 報酬・料金等の源泉徴収は限定列挙？

2006/06/23 23:10

かめへん

神の領域

編集

(1)限定列挙とは言っても、内容によっては幅が広いものもあります。
弁護士等の資格に基づく分については、資格そのものの限定列挙ですが、例えば「デザインの報酬」といった場合は、それなりの幅があり、ケースバイケースと思います。

もちろん、いずれにも該当しなければ、例え相手が個人であっても源泉徴収の必要はありませんので、支払う側としては、これに関しては何も必要ありませんし、問題ない事となります。

(2)確かに「地鎮祭等で依頼した神職に対する支払い」は、普通に考えれば、いずれにも該当しませんので、源泉徴収する必要はないものと思います。

(3)その通りです。

プロスポーツ選手の報酬に関しては、新しいプロスポーツができるたびに改正により付け加えられてきたようで、平成５年のＪリーグ発足時に、「プロサッカー選手」「プロテニス選手」「自動車レーサー」が新たに付け加えられたようです。
個人的な推測ですが、この条文ができた当初は、今とは違い、プロスポーツというものが、一部にしかなく、そこからスタートした条文のため、順次付け加えていく形になっているのでは、と思います。
（一番歴史が古い部類のものは、「職業野球の選手」といまどき使わない単語を使っているぐらいですし）

下記サイトも、ご参考にされて下さい。
http://www.torikai.gr.jp/memo/shotoku/1-18.html