特別寡婦控除要件の子｜助け合い掲示板

特別寡婦控除要件の子

2006/03/03 22:03

おはつ

回答数：2

＜特定の寡婦＞
　寡婦に該当する方が次の三つのすべての条件を満たすときは、寡婦控除２７万円に８万円を加算した３５万円とする特例があります。
①夫と死別し又は離婚した後結婚していない人や夫の生死が明らかでない一定の人
②扶養親族である子供がいる人
③合計所得金額が５００万円以下であること。

　昨年まで老年者控除を受けていた母が今年の確定申告で寡婦控除を受けます。私の息子は母の扶養親族となっているため、母の申告で扶養控除38万円を受けさせようと思っております。そこで、上記②の「扶養親族である子供」に私の息子（母からみた場合に孫にあたる）は該当しないのでしょうか。つまり母の申告で特定の寡婦控除の適用はできないでしょうか。
　根拠条文等も教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。

1. Re: 特別寡婦控除要件の子

2006/03/03 22:57

かめへん

神の領域

編集

要件に書かれている通り、「子供」でなければ適用はありません。

下記国税庁のタックスアンサーを見て頂ければわかりますが、寡婦控除（一般）の要件の（1）で「扶養親族がいる人」とありますので、一般の寡婦控除については、必ずしも子供でなくても、孫や兄弟でも控除は可能なのですが、特定の寡婦になると「扶養親族である子供がいる人」となりますので、子供に限定されてしまいますので、残念ながらお孫さんでは不可、という事になります。
http://www.taxanswer.nta.go.jp/1170.htm

これと似たもので、男性が受ける寡夫控除の要件についても、下記サイトの通り、「子供」と限定されていますので、孫は不可、という事になり、女性であれば孫でも寡婦控除が受けられるのに、男性になると、孫では寡夫控除は受けられない、という事になります。
ですから、男性は普通の寡夫控除（と言っても特定の寡夫、というのはありませんが）が孫では受けられないのに、女性なら特定の寡婦まで受けられる、となれば、なおさら不公平ですよね。
http://www.taxanswer.nta.go.jp/1172.htm

根拠条文については、一般の寡婦控除（又は寡夫控除）については、所得税法上で定めていますのが、特定の寡婦については、租税特別措置法上で定められており、以下の分となります。

（寡婦控除の特例）
第四十一条の十七　居住者が、所得税法第二条第一項第三十号イに掲げる者（同項第三十四号に規定する扶養親族である子を有するものに限る。）に該当し、かつ、同項第三十号の合計所得金額が五百万円以下である場合には、同法第八十一条第二項に規定する寡婦控除の額は、同条第一項の規定にかかわらず、同項に規定する金額に八万円を加算した額とする。
（第２項省略）

ＰＳ.マル囲み数字は、機種依存文字ですので、文字化け等の原因になるそうですので、次回からはご使用されない方が良いかと思います (^ー^)
http://apex.wind.co.jp/tetsuro/izonmoji/