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個人名義のクレジットカード払いについて

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個人名義のクレジットカード払いについて

2013/01/31 12:12

leo1975

おはつ

回答数:3

編集

今年開業した夫の個人事務所の経理を担当しています。
経理経験は、ごくわずかしかなく、いろいろ調べながら、
暗中模索の日々です・・。

夫が個人名義のクレジットカードで、備品などを
購入することが多いです。
個人名義の通帳から引き落としになるため、事業主借の
科目で仕訳してきました。
でも、この「事業主借」は増えすぎると、税務署の
つっこまれるポイントになるとききます。
では、他にどう処理するのが適切なのでしょうか?
「事業主借」として入れてきましたが、「短期借入金」
としたほうが心証が良いのでしょうか?
そもそも、事業主が個人負担したクレジットカード払いを
負担しているのは、会社勤めをしている私の
お給料からです。

「短期借入金」って金融機関での借り入れなどに使う科目なのでは
ないのでしょうか?
税務署に聞くわけにもいかず、どうすればよいのか、
困り果てています・・。
どなたか教えてください。

leo

今年開業した夫の個人事務所の経理を担当しています。
経理経験は、ごくわずかしかなく、いろいろ調べながら、
暗中模索の日々です・・。

夫が個人名義のクレジットカードで、備品などを
購入することが多いです。
個人名義の通帳から引き落としになるため、事業主借
科目で仕訳してきました。
でも、この「事業主借」は増えすぎると、税務署の
つっこまれるポイントになるとききます。
では、他にどう処理するのが適切なのでしょうか?
「事業主借」として入れてきましたが、「短期借入金
としたほうが心証が良いのでしょうか?
そもそも、事業主が個人負担したクレジットカード払いを
負担しているのは、会社勤めをしている私の
お給料からです。

短期借入金」って金融機関での借り入れなどに使う科目なのでは
ないのでしょうか?
税務署に聞くわけにもいかず、どうすればよいのか、
困り果てています・・。
どなたか教えてください。

leo

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| 1 |

1. Re: 個人名義のクレジットカード払いについて

2013/01/31 19:25

H2A

常連さん

編集

自分も同じ個人事業主の立場なので、特別経理に詳しいわけではありませんが。

個人のクレジットカードでの支払いは「事業主借」でいいように思います。また、事業用の通帳・財布からではない現金の場合も「事業主借」でいいかと。「事業主借」に補助科目を作ってクレジットカードと現金を分けても管理しやすいかもしれません(クレジットカード分は決算で現金に振替える)。「短気借入金」はおっしゃる通り、金融機関での借り入れなどの場合だと自分も理解しています。

「事業主借」が多いのはよくないというのは自分も小耳に挟んだことがありますけど、どういう理屈なんでしょうかね。そもそも本当なのかどうかも定かでないですが、仕訳の数なのか全体の額なのか。確定申告書では個々の仕訳は不明なので後者なのかな。しかし確定申告書の貸借対照表の「事業主借」欄の額が大きくても、立ち上げ当初から事業収入がバンバン入ってこないのは当たり前だし、法人のように資本金を用意するわけではないので、個々の仕訳はともかく、個人からの持ち出しは「事業主借」以外にないと自分も思います。「事業主借」の額が大きいなら、初期投資が大きかったとか収入が見込み通りいかなかったとか開発に専念していたとかでしょうから、「本年中における特殊事情」に事業の状況を書き添えておけばいいのではないでしょうか。税務署員さんが確定申告書を見て、腑に落ちれば問題ないんじゃないかと。

なお、「事業主借」と「事業主貸」は期末で締めて(翌期には)元入金の科目に集計するので、次の期首には「事業主借」と「事業主貸」は必ず0からはじまります(提出用の貸借対照表でも斜線が引いてある)。「元入金」欄の書き方については今調べているところで、複数の説明を見かけるのですが、期首と期末の金額が同じで(決算書の書き方にそう書いてある)、翌期首で変えるのが正しいようです。なので、事業用通帳に「元入金」的なものを入れる場合でも、その仕訳は「事業主借」になりますね。

ところで、自分は個人事業の開始にあたって、『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。』という本を読みました。自分なりにまとめると、仕組みや制度をきちんと把握して上手に利用しようねってことと(税理士さんのお仕事の本質もそこ)、税額が変わらないなら経理の仕訳名目が多少違ってても問題ではない(デタラメでいいという意味ではない)とうことですかね。仕訳は、目立ち過ぎないこと、ころころ変わり過ぎないこと、がポイントとか。いんちきしてなければ恐れる必要はないし、税務調査があってもお互いに主張しあうところからスタートだと。すべてハイハイと聞くのではなく、きちんと主張すべきと。自分で経理されてる方は、一度読むと、全体が見えるし気持ちも楽になる本だと思いました。

それともう一つ。税務署は直接足を運ばなくても、一般的な事柄なら電話で問い合わせできますよ。全国どこでも同じかどうかはわかりませんが、最近は一般的の問い合わせは個々の税務署ではなくて、都道府県下で集約された相談センターみたいなところにつながるようになっているかと。特に名乗る必要もありません(転送が必要な際に苗字を聞かれることや、折り返しが必要な際に電話番号を聞かれることはあります。抵抗があるなら適当に理由を付けて掛け直すことにすればOK)。また、税務職員さんの説明も人によって違うことは珍しくないし、間違っていることもたまにあるので、そのまま鵜呑みにせず、自分で裏を取って、疑問に思うときには再度同じ人または違う人に聞いてみるのがよいです。

自分も同じ個人事業主の立場なので、特別経理に詳しいわけではありませんが。

個人のクレジットカードでの支払いは「事業主借」でいいように思います。また、事業用の通帳・財布からではない現金の場合も「事業主借」でいいかと。「事業主借」に補助科目を作ってクレジットカードと現金を分けても管理しやすいかもしれません(クレジットカード分は決算で現金に振替える)。「短気借入金」はおっしゃる通り、金融機関での借り入れなどの場合だと自分も理解しています。

「事業主借」が多いのはよくないというのは自分も小耳に挟んだことがありますけど、どういう理屈なんでしょうかね。そもそも本当なのかどうかも定かでないですが、仕訳の数なのか全体の額なのか。確定申告書では個々の仕訳は不明なので後者なのかな。しかし確定申告書の貸借対照表の「事業主借」欄の額が大きくても、立ち上げ当初から事業収入がバンバン入ってこないのは当たり前だし、法人のように資本金を用意するわけではないので、個々の仕訳はともかく、個人からの持ち出しは「事業主借」以外にないと自分も思います。「事業主借」の額が大きいなら、初期投資が大きかったとか収入が見込み通りいかなかったとか開発に専念していたとかでしょうから、「本年中における特殊事情」に事業の状況を書き添えておけばいいのではないでしょうか。税務署員さんが確定申告書を見て、腑に落ちれば問題ないんじゃないかと。

なお、「事業主借」と「事業主貸」は期末で締めて(翌期には)元入金の科目に集計するので、次の期首には「事業主借」と「事業主貸」は必ず0からはじまります(提出用の貸借対照表でも斜線が引いてある)。「元入金」欄の書き方については今調べているところで、複数の説明を見かけるのですが、期首と期末の金額が同じで(決算書の書き方にそう書いてある)、翌期首で変えるのが正しいようです。なので、事業用通帳に「元入金」的なものを入れる場合でも、その仕訳は「事業主借」になりますね。

ところで、自分は個人事業の開始にあたって、『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。』という本を読みました。自分なりにまとめると、仕組みや制度をきちんと把握して上手に利用しようねってことと(税理士さんのお仕事の本質もそこ)、税額が変わらないなら経理の仕訳名目が多少違ってても問題ではない(デタラメでいいという意味ではない)とうことですかね。仕訳は、目立ち過ぎないこと、ころころ変わり過ぎないこと、がポイントとか。いんちきしてなければ恐れる必要はないし、税務調査があってもお互いに主張しあうところからスタートだと。すべてハイハイと聞くのではなく、きちんと主張すべきと。自分で経理されてる方は、一度読むと、全体が見えるし気持ちも楽になる本だと思いました。

それともう一つ。税務署は直接足を運ばなくても、一般的な事柄なら電話で問い合わせできますよ。全国どこでも同じかどうかはわかりませんが、最近は一般的の問い合わせは個々の税務署ではなくて、都道府県下で集約された相談センターみたいなところにつながるようになっているかと。特に名乗る必要もありません(転送が必要な際に苗字を聞かれることや、折り返しが必要な際に電話番号を聞かれることはあります。抵抗があるなら適当に理由を付けて掛け直すことにすればOK)。また、税務職員さんの説明も人によって違うことは珍しくないし、間違っていることもたまにあるので、そのまま鵜呑みにせず、自分で裏を取って、疑問に思うときには再度同じ人または違う人に聞いてみるのがよいです。

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2. Re: 個人名義のクレジットカード払いについて

2013/02/01 09:53

leo1975

おはつ

編集

H2A様、ご親切に詳しいご説明を頂き、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、立ち上げたばかりで大した収入はないのに、
経費ばかりをソフトに入力している状態で、日々不安でした。
でも、このように「事業主借」に入れている状態で問題ないと
わかって少し安心しました。

>なお、「事業主借」と「事業主貸」は期末で締めて(翌期には) 元入金の科目に集計するので、次の期首には「事業主借」と「事 業主貸」は必ず0からはじまります(提出用の貸借対照表でも斜 線が引いてある)。

このあたりが、私が理解していないところのように思います。
私も一冊本を読むべきかという気がしてきました。
時期も迫っていますが・・
でも、重大な手がかりを頂けた気がします!

税務署の相談センター、私も何度か電話をしたことがあります。
このような内容でも相談できるんですね。
困ったときは、電話してみることにします。

夫は、「経理がスムーズになるように営業形態をかえるなんて
おかしい」などと言って、事業用のクレジットカードを
作ってもらうことすら難しく、個人のものと分ける経理処理が
わからないことだらけで、不安が募っておりました。

ありがとうございました。
がんばります!

H2A様、ご親切に詳しいご説明を頂き、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、立ち上げたばかりで大した収入はないのに、
経費ばかりをソフトに入力している状態で、日々不安でした。
でも、このように「事業主借」に入れている状態で問題ないと
わかって少し安心しました。

>なお、「事業主借」と「事業主貸」は期末で締めて(翌期には) 元入金の科目に集計するので、次の期首には「事業主借」と「事 業主貸」は必ず0からはじまります(提出用の貸借対照表でも斜 線が引いてある)。

このあたりが、私が理解していないところのように思います。
私も一冊本を読むべきかという気がしてきました。
時期も迫っていますが・・
でも、重大な手がかりを頂けた気がします!

税務署の相談センター、私も何度か電話をしたことがあります。
このような内容でも相談できるんですね。
困ったときは、電話してみることにします。

夫は、「経理がスムーズになるように営業形態をかえるなんて
おかしい」などと言って、事業用のクレジットカードを
作ってもらうことすら難しく、個人のものと分ける経理処理が
わからないことだらけで、不安が募っておりました。

ありがとうございました。
がんばります!

返信

3. Re: 個人名義のクレジットカード払いについて

2013/02/01 15:06

H2A

常連さん

編集

補足を少し。

少し検索してみたところ、税務署が気にするのは「多額の事業主借の元手は何処から?」って部分のようですね。なのでそこにやましいことがなければ問題ない気がしました。未申告の隠れた収入があるとかでなく、額も事業内容と状況から想像しうる範囲なら。

先にご紹介した本は全体を掴むいい本ですが、簿記の基本については「A&A会計」というMac用の経理ソフトの初回ロット特典としてついてきた市販本『初めての人の簿記 入門塾』を(かなり以前ですが)読みました。これもわかりやすい本でした。どちらも読み切るのにそう時間はかかりませんでした。ご夫婦だと扶養控除とか将来的に青色専従者給与とかで節税面で違ってくると思うので、先にご紹介したような本を今のうちに読まれておくとよさそうです。

業種はわかりませんが、たぶん青色申告の届けは出されていますよね。赤字のときは事業の先行きについては心配も必要でしょうが、所得税はかからないので申告についてはどんと構えていいんじゃないかと思います。めんどくさくて頭から汗が出ますけど。ただ、家事案分の比率は利用状況が変わらないのに毎年コロコロ変えるのはよくないので、開業年にきちっと決めておくべきですね。それと、青色申告なら「純損失の繰越控除」は3年まで繰り越せますが、損失申告用の申告書第四表を出す必要があるのをお忘れなく(純損失の繰越が残る限り、単年黒字になった年も出す必要がある)。意地悪なことに、税務署から送られてくる一式にこの書類もその手引きも入っていませんので、ご注意を。

また、クレジットカードですが、一般には個人事業用のものだけに使う専用のカードを用意するのがよいと言われますね(カードとしてはあくまでも個人のカードです)。ただこれも利用する額や頻度次第だと思います。自分は額も頻度も少ないので今のところ分けていません。引き落としも個人の生活用の銀行口座の一つからです。通常は個々に納品書兼領収書を貰うので、事業用の分だけ分けてそれで管理しています。仕訳も、個々の領収書の日付で「事業主借」で起こします(事業の売り上げのお金があるなら、定期的にまとめて清算します)。もし事業用だけに使う専用のカードを持って、かつ事業用の銀行口座から引き落とすようにする場合などはちょっと仕訳が変わります。自宅兼事務所の家賃や光熱費については個人の生活用の銀行口座からの引き落としにしていますが、これは案分したものを各月末か年末に「事業主借」で仕訳を起こすのがわかりやすいかなと思ってます。

ついでに銀行口座については、売り上げが発生するまでには個人事業専用のをつくった方がいいですね。また無利息口座にしておくと、利息の扱いの分だけほんのちょっと面倒が減っていいかなと思ってます。ちなみに大手銀行は個人事業用途の口座に関しては扱いがひどいところが多いので(ネットバンキングが法人扱いで利用料が高いなど)、自分は避けています。自分はまだ必要な状況にないので未開設ですが、ゆうちょ銀行(総合口座と振替口座)とジャパンネット銀行に個人事業用の口座をぼちぼちつくる予定です。

全般に自分が意識しているのは、複雑にならないようにシンプルに扱うという点ですかね。出入りが多かったり減価償却資産があったり棚卸しが必要だったりするとややこしいかもしれませんが、幸い自分の場合は無関係ですから。

補足を少し。

少し検索してみたところ、税務署が気にするのは「多額の事業主借の元手は何処から?」って部分のようですね。なのでそこにやましいことがなければ問題ない気がしました。未申告の隠れた収入があるとかでなく、額も事業内容と状況から想像しうる範囲なら。

先にご紹介した本は全体を掴むいい本ですが、簿記の基本については「A&A会計」というMac用の経理ソフトの初回ロット特典としてついてきた市販本『初めての人の簿記 入門塾』を(かなり以前ですが)読みました。これもわかりやすい本でした。どちらも読み切るのにそう時間はかかりませんでした。ご夫婦だと扶養控除とか将来的に青色専従者給与とかで節税面で違ってくると思うので、先にご紹介したような本を今のうちに読まれておくとよさそうです。

業種はわかりませんが、たぶん青色申告の届けは出されていますよね。赤字のときは事業の先行きについては心配も必要でしょうが、所得税はかからないので申告についてはどんと構えていいんじゃないかと思います。めんどくさくて頭から汗が出ますけど。ただ、家事案分の比率は利用状況が変わらないのに毎年コロコロ変えるのはよくないので、開業年にきちっと決めておくべきですね。それと、青色申告なら「純損失の繰越控除」は3年まで繰り越せますが、損失申告用の申告書第四表を出す必要があるのをお忘れなく(純損失の繰越が残る限り、単年黒字になった年も出す必要がある)。意地悪なことに、税務署から送られてくる一式にこの書類もその手引きも入っていませんので、ご注意を。

また、クレジットカードですが、一般には個人事業用のものだけに使う専用のカードを用意するのがよいと言われますね(カードとしてはあくまでも個人のカードです)。ただこれも利用する額や頻度次第だと思います。自分は額も頻度も少ないので今のところ分けていません。引き落としも個人の生活用の銀行口座の一つからです。通常は個々に納品書兼領収書を貰うので、事業用の分だけ分けてそれで管理しています。仕訳も、個々の領収書の日付で「事業主借」で起こします(事業の売り上げのお金があるなら、定期的にまとめて清算します)。もし事業用だけに使う専用のカードを持って、かつ事業用の銀行口座から引き落とすようにする場合などはちょっと仕訳が変わります。自宅兼事務所の家賃や光熱費については個人の生活用の銀行口座からの引き落としにしていますが、これは案分したものを各月末か年末に「事業主借」で仕訳を起こすのがわかりやすいかなと思ってます。

ついでに銀行口座については、売り上げが発生するまでには個人事業専用のをつくった方がいいですね。また無利息口座にしておくと、利息の扱いの分だけほんのちょっと面倒が減っていいかなと思ってます。ちなみに大手銀行は個人事業用途の口座に関しては扱いがひどいところが多いので(ネットバンキングが法人扱いで利用料が高いなど)、自分は避けています。自分はまだ必要な状況にないので未開設ですが、ゆうちょ銀行(総合口座と振替口座)とジャパンネット銀行に個人事業用の口座をぼちぼちつくる予定です。

全般に自分が意識しているのは、複雑にならないようにシンプルに扱うという点ですかね。出入りが多かったり減価償却資産があったり棚卸しが必要だったりするとややこしいかもしれませんが、幸い自分の場合は無関係ですから。

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