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賞与引当金

質問 回答受付中

賞与引当金

2006/05/10 13:04

kemikemi

常連さん

回答数:8

編集

こんにちわ!

賞与引当金について、よく分かりません・・・
過去のスレッドを検索してみましたが、
なんだか難しくて、理解できませんでした・・・

まず・・・
賞与引当金については・・・
概算での1年間の賞与額(夏と冬の2回)を出して、
割る12ヶ月で毎月、費用として計上しています。

概算賞与額120,000円だとしたら、
120,000÷12=10,000

従業員賞与/賞与引当金 10,000

賞与を支払いしたら、

賞与引当金/普通預金 で仕訳しています。

賞与引当金に関しては、これだけしておけばいいのか、
何か奥が深そうで、分かりません・・・

賞与引当金と決算って、何か関わりがあるのでしょうか?
弊社は7月末決算です。
賞与は、4〜9月実績が12月、10〜3月実績が7月です。
賞与引当金の繰入(くりいれ?)と戻入(もどしいれ?)
とは何なんでしょうか?

あと、概算で処理しているため、
概算額より、実際支払う賞与額が
多かったり、少なかったりした場合の調整って、
どのようにするのでしょうか?

どうか、よろしくお願いいたします。

こんにちわ!

賞与引当金について、よく分かりません・・・
過去のスレッドを検索してみましたが、
なんだか難しくて、理解できませんでした・・・

まず・・・
賞与引当金については・・・
概算での1年間の賞与額(夏と冬の2回)を出して、
割る12ヶ月で毎月、費用として計上しています。

概算賞与額120,000円だとしたら、
120,000÷12=10,000

従業員賞与/賞与引当金 10,000

賞与を支払いしたら、

賞与引当金/普通預金 で仕訳しています。

賞与引当金に関しては、これだけしておけばいいのか、
何か奥が深そうで、分かりません・・・

賞与引当金決算って、何か関わりがあるのでしょうか?
弊社は7月末決算です。
賞与は、4〜9月実績が12月、10〜3月実績が7月です。
賞与引当金の繰入(くりいれ?)と戻入(もどしいれ?)
とは何なんでしょうか?

あと、概算で処理しているため、
概算額より、実際支払う賞与額が
多かったり、少なかったりした場合の調整って、
どのようにするのでしょうか?

どうか、よろしくお願いいたします。

この質問に回答
回答

Re: 賞与引当金

2006/05/14 19:56

おけ

さらにすごい常連さん

編集

うーんと、別々に記してみます。

まずは、DISKYさんのご投稿を受けて。

賞与引当金戻入は、ざっくらばんに記せば、
前期末決算日時点で引き当てていた額に比べて支払額(ないし支払予定額)が
少なくなってしまった場合の、調整科目ですね。
(厳密には、算定対象期間どうしの比較で多寡を判断することになりましょう。)

もっとも、特別利益区分としての「賞与引当金戻入」は、
区分の性質を考えると、何でもかんでも使うのは逆に避けたほうが
無難だと思うんですよね。

決算日時点では予測できなかった状況変動、
例えば予測不能な損失発生に伴う賞与支給額見直しですとか、
予測の範囲を超えた従業員の減少ですとか、
そういった場合に限って「賞与引当金戻入」を使うと、
特別利益区分の意味も失うことが無いかと。


なお、税務決算では、あー、前回間違っていましたが、
(覚えている限りでは勘違いしてたような気がしてます、)
翌期首に全額を戻し入れる(ないし翌期末に全額を戻し入れる)
いわゆる洗替方式にすべしという向きがありますけれども、
前回投稿で記したとおり、『指針』では差額補充方式を推奨しております。


次に、kemikemiさんのご投稿を受けて。

まず、賞与引当金を計上するときは、
「賞与引当金繰入」という科目を使うのが本来の姿でして、
つまりは賞与引当金と賞与引当金繰入とが期末決算書で同じ額
となっているのが、基本形です。
(製造原価報告書も作っていらっしゃるのでしたら、
 製造原価で計上した賞与引当金繰入と
 仕掛品などの棚卸資産に加算された賞与引当金繰入と
 販管費で計上した賞与引当金繰入との合計額が
 賞与引当金の計上額と同じ額というのが、基本形です。)
言い換えると、
賞与引当金と賞与引当金繰入とが1対1対応になっているということです。

そこで、この基本形をどこまで崩してOKか、を考えることになります。

おおざっぱには、小規模の同族会社なら決算書の1対1対応を
多少は崩してもまったく問題ないでしょうから、
前回投稿での「賞与引当金繰入」を「従業員賞与」に読み替えても
問題ないと思いますし、
さらに崩して今までどおりの仕訳でも問題ないでしょう。

奥が深いとお感じになったのは、基本パターンはややこしそうだというのが
感覚としてお分かりになり始めたからだと思いますヨ。

そうそう、月次決算は、毎月を締め日としてデータをまとめて
打ち出しているものの総称です。
期末決算書と同じくらいのレベルでやっているところもあれば、
残高試算表どまりのレベル、日々の仕訳をまとめただけのレベルまで、
会社ごとに様々だと思います。


最後に、t_i_3_4さんのご投稿を受けて。

賞与引当金と賞与引当金繰入とが1対1でないと意味が無いというのは、
前回投稿やkemimekiさんに対する返答として上に書き込んだもののとおりです。

となれば、お書きの仕訳はこの1対1対応を崩してしまうので、
小さな同族会社などの条件付きでない限り、あまりよくないといえます。

うーんと、別々に記してみます。

まずは、DISKYさんのご投稿を受けて。

賞与引当金戻入は、ざっくらばんに記せば、
前期末決算日時点で引き当てていた額に比べて支払額(ないし支払予定額)が
少なくなってしまった場合の、調整科目ですね。
(厳密には、算定対象期間どうしの比較で多寡を判断することになりましょう。)

もっとも、特別利益区分としての「賞与引当金戻入」は、
区分の性質を考えると、何でもかんでも使うのは逆に避けたほうが
無難だと思うんですよね。

決算日時点では予測できなかった状況変動、
例えば予測不能な損失発生に伴う賞与支給額見直しですとか、
予測の範囲を超えた従業員の減少ですとか、
そういった場合に限って「賞与引当金戻入」を使うと、
特別利益区分の意味も失うことが無いかと。


なお、税務決算では、あー、前回間違っていましたが、
(覚えている限りでは勘違いしてたような気がしてます、)
翌期首に全額を戻し入れる(ないし翌期末に全額を戻し入れる)
いわゆる洗替方式にすべしという向きがありますけれども、
前回投稿で記したとおり、『指針』では差額補充方式を推奨しております。


次に、kemikemiさんのご投稿を受けて。

まず、賞与引当金を計上するときは、
賞与引当金繰入」という科目を使うのが本来の姿でして、
つまりは賞与引当金賞与引当金繰入とが期末決算書で同じ額
となっているのが、基本形です。
製造原価報告書も作っていらっしゃるのでしたら、
 製造原価で計上した賞与引当金繰入と
 仕掛品などの棚卸資産に加算された賞与引当金繰入と
 販管費で計上した賞与引当金繰入との合計額が
 賞与引当金の計上額と同じ額というのが、基本形です。)
言い換えると、
賞与引当金賞与引当金繰入とが1対1対応になっているということです。

そこで、この基本形をどこまで崩してOKか、を考えることになります。

おおざっぱには、小規模の同族会社なら決算書の1対1対応を
多少は崩してもまったく問題ないでしょうから、
前回投稿での「賞与引当金繰入」を「従業員賞与」に読み替えても
問題ないと思いますし、
さらに崩して今までどおりの仕訳でも問題ないでしょう。

奥が深いとお感じになったのは、基本パターンはややこしそうだというのが
感覚としてお分かりになり始めたからだと思いますヨ。

そうそう、月次決算は、毎月を締め日としてデータをまとめて
打ち出しているものの総称です。
期末決算書と同じくらいのレベルでやっているところもあれば、
残高試算表どまりのレベル、日々の仕訳をまとめただけのレベルまで、
会社ごとに様々だと思います。


最後に、t_i_3_4さんのご投稿を受けて。

賞与引当金賞与引当金繰入とが1対1でないと意味が無いというのは、
前回投稿やkemimekiさんに対する返答として上に書き込んだもののとおりです。

となれば、お書きの仕訳はこの1対1対応を崩してしまうので、
小さな同族会社などの条件付きでない限り、あまりよくないといえます。

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No. タイトル 投稿者 投稿日時
0 kemikemi 2006/05/10 13:04
1 DISKY 2006/05/10 14:07
2 kemikemi 2006/05/11 13:10
3 kemikemi 2006/05/11 13:25
4 おけ 2006/05/12 05:48
5 DISKY 2006/05/12 10:06
6 kemikemi 2006/05/12 13:51
7 t_i_3_4 2006/05/12 14:09
8
Re: 賞与引当金
おけ 2006/05/14 19:56