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助け合い

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ソフトウェアの前受金

質問 回答受付中

ソフトウェアの前受金

2006/02/17 12:17

小桃

すごい常連さん

回答数:28

編集

いつもお世話になっております。小桃と申します。本日もよろしくお願いいたします。

以前、こちらで教えていただき「前受金」として処理していたものについてなんですが、

請け負った作業は、「某会社内でのニュースボード新規作成」です。A社の新規営業所にもニュースボードを追加したいとの依頼でした。
作業に必要な、ソフト(市販されている)やデザイン料、製作、導入などの費用をすでに請求しています。

ニュースボード導入に必要なソフトを弊社が仕入れ、A社に販売(?)するのですが、この仕入費用として先にソフト代が入金されていて、この代金を「前受金」としてあります。

ソフトの購入はすでにしており、導入の準備を進めていたのですが・・・。
本日、A社より「ニュースボードの件は、保留にしてほしい。」と言われました。

そこで質問なのですが、
1)このまま決算まで保留になってしまった場合、ソフト代金は今 期の仕入として処理したままでよいのでしょうか?
 また、前受金もそのまま決算書に残しておくのでしょうか?

2)仮に決算前に、保留から中止になった場合、前受金はすでにソ フトを仕入れているので、ソフトをA社に送り「売上」に振り 返ればよいのでしょうか?

乱文かつ説明が下手で申し訳ありませんが、ご教授のほどよろしくお願いいたします。

いつもお世話になっております。小桃と申します。本日もよろしくお願いいたします。

以前、こちらで教えていただき「前受金」として処理していたものについてなんですが、

請け負った作業は、「某会社内でのニュースボード新規作成」です。A社の新規営業所にもニュースボードを追加したいとの依頼でした。
作業に必要な、ソフト(市販されている)やデザイン料、製作、導入などの費用をすでに請求しています。

ニュースボード導入に必要なソフトを弊社が仕入れ、A社に販売(?)するのですが、この仕入費用として先にソフト代が入金されていて、この代金を「前受金」としてあります。

ソフトの購入はすでにしており、導入の準備を進めていたのですが・・・。
本日、A社より「ニュースボードの件は、保留にしてほしい。」と言われました。

そこで質問なのですが、
1)このまま決算まで保留になってしまった場合、ソフト代金は今 期の仕入として処理したままでよいのでしょうか?
 また、前受金もそのまま決算書に残しておくのでしょうか?

2)仮に決算前に、保留から中止になった場合、前受金はすでにソ フトを仕入れているので、ソフトをA社に送り「売上」に振り 返ればよいのでしょうか?

乱文かつ説明が下手で申し訳ありませんが、ご教授のほどよろしくお願いいたします。

この質問に回答
回答

Re: ソフトウェアの前受金

2006/03/08 22:13

おけ

さらにすごい常連さん

編集

う〜ん、ちょっと論点が多すぎて、困ってしまいました。
ソフトウェアの会計処理・税務処理は、
やろうと思えば厚手の書籍にもなるくらいのボリュームがあって、
現にそんな本も出ているため、
この掲示板に書き切ることはほぼ不可能です・・・。

なもんで、概要で勘弁してもらえればいいなぁ。

まず、ソフトを売り上げるまでの手順としては、
注文を受けて・もしくは社内でこれを作ろうという話が出て、
仕様を詰めて、
設計して、
プログラム組んで、
試してみて・問題あれば直してさらに試してみて、
納入する・もしくは買ってもらう、
といったような流れかと思います。
(納入先での検収やらマスターの複製やらもありますが、
 こまかく分岐し過ぎるととっ散らかってしまうので
 省略しました。)

これを業務的・簿記的な発想から見ると、おおまかには
営業段階(販売費)
 → 製造段階(製造費用・製品製造原価)
  → 販売段階(売上・売上原価)
といった流れになりますよね。

そうすると例えば、
ソフト作りのために外部からソフトを買ってきた場合も、
一部を外注した場合も、
どちらも製造段階の話ですから、製造費用となるわけです。
そしてこうした製造費用は、製品として完成したら製品製造原価へ移してやり、
さらに売り上げたときに売上原価へ移してやることになります。

ただ、移してやるといっても、
ソフト仕入はいくら、外注費はいくら、賃金給料はいくら、福利厚生費はいくら
などとひとつずつ移動させていたら、キリがありません。
ちゅうか、負担ばかり多くて、やってられません。

そこで、移動してやるとき、あるいは移動させなくても翌期などに持ち越すときに、
これらをひとつにまとめる勘定科目として、
「仕掛品」やら「製品」やらを用意しておくわけです。

いわば、整理整頓のために箱詰めするようなものです。

箱の種類としては色々なものがあるのですが、一例としては、
作っている途中なら「仕掛品」、
完成形になったら「製品」
といったものがあります。

製造費用は借方科目ですから、これを貸方へ持っていって借方に箱を置けば、
箱詰めが出来ることになります。
製品 ×××/給料(製造) ×××
        福利厚生費(製造) ×××
        外注費(製造) ×××
        原材料 ×××
といった具合ですわ。

で、売り上げたら、これらを売上原価へ移すことになります。
ただ、簿記上は、期末時に売上原価の計算をするように教えられますから、
それに倣うのならば、実際に売上原価へ移すのは期末になってからの話となります。

売上計上のタイミングとしては、
検収基準、納品基準、出荷基準などが考えられます。
例えば、下請法適用の場合には、
入金が納品日から数えて何日となりますから、
売上も納品基準とするのが考えやすいでしょうネ。

注意点としては、製品マスターを作って複製して販売する場合には、
製品マスターは固定資産計上しなければならないため、
「ソフトウェア」勘定に箱詰めし、
売上に応じて最長3年で減価償却をする点ですね。

詳しいことは、例えば「製造原価とは」「仕掛品 仕訳」などのことばで
ネット検索をしてみると、何かしらのものに行き当たるかと思います。

う〜ん、ちょっと論点が多すぎて、困ってしまいました。
ソフトウェアの会計処理・税務処理は、
やろうと思えば厚手の書籍にもなるくらいのボリュームがあって、
現にそんな本も出ているため、
この掲示板に書き切ることはほぼ不可能です・・・。

なもんで、概要で勘弁してもらえればいいなぁ。

まず、ソフトを売り上げるまでの手順としては、
注文を受けて・もしくは社内でこれを作ろうという話が出て、
仕様を詰めて、
設計して、
プログラム組んで、
試してみて・問題あれば直してさらに試してみて、
納入する・もしくは買ってもらう、
といったような流れかと思います。
(納入先での検収やらマスターの複製やらもありますが、
 こまかく分岐し過ぎるととっ散らかってしまうので
 省略しました。)

これを業務的・簿記的な発想から見ると、おおまかには
営業段階(販売費)
 → 製造段階(製造費用・製品製造原価)
  → 販売段階(売上・売上原価)
といった流れになりますよね。

そうすると例えば、
ソフト作りのために外部からソフトを買ってきた場合も、
一部を外注した場合も、
どちらも製造段階の話ですから、製造費用となるわけです。
そしてこうした製造費用は、製品として完成したら製品製造原価へ移してやり、
さらに売り上げたときに売上原価へ移してやることになります。

ただ、移してやるといっても、
ソフト仕入はいくら、外注費はいくら、賃金給料はいくら、福利厚生費はいくら
などとひとつずつ移動させていたら、キリがありません。
ちゅうか、負担ばかり多くて、やってられません。

そこで、移動してやるとき、あるいは移動させなくても翌期などに持ち越すときに、
これらをひとつにまとめる勘定科目として、
仕掛品」やら「製品」やらを用意しておくわけです。

いわば、整理整頓のために箱詰めするようなものです。

箱の種類としては色々なものがあるのですが、一例としては、
作っている途中なら「仕掛品」、
完成形になったら「製品
といったものがあります。

製造費用は借方科目ですから、これを貸方へ持っていって借方に箱を置けば、
箱詰めが出来ることになります。
製品 ×××/給料(製造) ×××
        福利厚生費(製造) ×××
        外注費(製造) ×××
        原材料 ×××
といった具合ですわ。

で、売り上げたら、これらを売上原価へ移すことになります。
ただ、簿記上は、期末時に売上原価の計算をするように教えられますから、
それに倣うのならば、実際に売上原価へ移すのは期末になってからの話となります。

売上計上のタイミングとしては、
検収基準納品基準、出荷基準などが考えられます。
例えば、下請法適用の場合には、
入金が納品日から数えて何日となりますから、
売上も納品基準とするのが考えやすいでしょうネ。

注意点としては、製品マスターを作って複製して販売する場合には、
製品マスターは固定資産計上しなければならないため、
ソフトウェア」勘定に箱詰めし、
売上に応じて最長3年で減価償却をする点ですね。

詳しいことは、例えば「製造原価とは」「仕掛品 仕訳」などのことばで
ネット検索をしてみると、何かしらのものに行き当たるかと思います。

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回答一覧
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No. タイトル 投稿者 投稿日時
0 小桃 2006/02/17 12:17
1 伊藤英明 2006/02/17 12:52
2 小桃 2006/02/17 15:25
3 伊藤英明 2006/02/17 16:25
4 小桃 2006/02/17 18:36
5 おけ 2006/02/20 21:15
6 おけ 2006/02/20 21:16
7 おけ 2006/02/20 21:17
8 小桃 2006/02/24 15:49
9 伊藤英明 2006/02/27 17:08
10 おけ 2006/02/28 00:54
11 小桃 2006/02/28 10:51
12 おけ 2006/03/05 22:07
13 小桃 2006/03/07 18:26
14
Re: ソフトウェアの前受金
おけ 2006/03/08 22:13
15 小桃 2006/03/27 18:39
16 小桃 2006/03/27 20:17
17 おけ 2006/03/29 00:12
18 小桃 2006/03/30 10:40
19 おけ 2006/03/31 23:30
20 小桃 2006/04/03 13:35
21 おけ 2006/04/09 23:01
22 小桃 2006/04/11 10:21
23 おけ 2006/04/15 23:54
24 小桃 2006/04/17 12:43
25 伊藤英明 2006/04/17 17:31
26 小桃 2006/04/17 18:05
27 伊藤英明 2006/04/18 09:44
28 小桃 2006/04/18 09:47