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無償でいただいた物品の仕入仕訳は?

質問 回答受付中

無償でいただいた物品の仕入仕訳は?

2007/01/25 22:45

WANI-KUN

ちょい参加

回答数:6

編集

いつも大変に参考させていただいています。

中古車の販売をしておりますが、
たまに、修理が高くて直せないとか、
乗らないでほっといて不動車になった、という理由で、
そのまま無償で車両を譲り受けるケースがあります。

実情として、自前で修理すれば部品代しかかからないので、
その後、修理して販売が可能な状態であれば、
後日に部品を仕入れて加修をし、
販売車両として取り扱っています。

ここで質問なのですが、
車両を仕入帳に記載する「時期」と、その「仕入金額」はどうすれば良いのでしょうか?

パソコン経理ソフトを使用しているのですが、
そもそも「0円の仕入」なんていう伝票が起こせないもので・・・。

ちなみにこれまでは、
最初の補修部品を仕入れたタイミングで、
その価額を仕入金額として起票するようにしています。

よろしくお願いします!

いつも大変に参考させていただいています。

中古車の販売をしておりますが、
たまに、修理が高くて直せないとか、
乗らないでほっといて不動車になった、という理由で、
そのまま無償で車両を譲り受けるケースがあります。

実情として、自前で修理すれば部品代しかかからないので、
その後、修理して販売が可能な状態であれば、
後日に部品を仕入れて加修をし、
販売車両として取り扱っています。

ここで質問なのですが、
車両を仕入帳に記載する「時期」と、その「仕入金額」はどうすれば良いのでしょうか?

パソコン経理ソフトを使用しているのですが、
そもそも「0円の仕入」なんていう伝票が起こせないもので・・・。

ちなみにこれまでは、
最初の補修部品を仕入れたタイミングで、
その価額を仕入金額として起票するようにしています。

よろしくお願いします!

この質問に回答
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1件〜6件 (全6件)
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1. Re: 無償でいただいた物品の仕入仕訳は?

2007/01/26 18:39

しかしか

さらにすごい常連さん

編集

中古自動車(商品)をタダでもらった場合の処理としては、2つの方法が考えられます。

1.もらった時には、何もしない。
2.もらった時には、適正な時価で商品仕入とする。

<例>
中古自動車を無償で譲り受けた。
受け取った時点での適正な時価は、おおむね100と推定される。
この中古自動車を改修し、現金120で販売した。


1.もらった時には、何もしない。
この場合、会社の仕訳としては、
 現金120 / 売上120
という仕訳しか生じません。
これにより、会社の利益に与える影響は、
 収益:(売上)120
のみとなり、会社の利益に与える影響は、プラス120です。


2.もらった時には、適正な時価で商品仕入とする。
この場合、中古自動車を受け取った時の仕訳は、
 仕入100 / 受贈益(又は雑収入)100
となります。

また、売上げ時には、
 現金120 / 売上120
と仕訳されます。

この結果、会社の利益に与える影響としては、
 収益:(売上)120+(受贈益又は雑収入)100=220
 費用:(仕入)100
 収益−費用=120
となり、会社の利益に与える影響は、プラス120です。


と、いうわけで、会社の利益に与える影響はどちらでも同じなので、利益に対する税金も同じになります。
よって、お好きな方法でよいでしょう。

一応、両者の違いを考えてみると、
「1.もらった時には、何もしない。」は仕訳が簡単であり、譲り受け時の適正な時価を見積もる手間も省けるので、処理が楽ですね。

しかし、短所としては、売上げに対応する仕入(売上原価)がないので、損益計算書における売上総利益や営業利益が正しく算定されていないという欠点があります。
(経常利益や当期純利益は同じになります。)

また、決算時に売れ残っていた場合、棚卸資産として貸借対照表に計上されないので、その中古自動車は簿外資産となってしまい、健全な会計処理とはいえない問題点もあります。

結論としては、中古車を無償でもらうことがごくまれにしかなく、金額的にもあまりたいしたことがないようでしたら、簡単な「1.もらった時には、何もしない。」方法でOKでしょう。

反対に、その中古自動車の金額(時価)が巨額になるようでしたら、厳密な処理である「2.もらった時には、適正な時価で商品仕入とする。」方法のほうがあとあと間違いがないでしょう。

中古自動車(商品)をタダでもらった場合の処理としては、2つの方法が考えられます。

1.もらった時には、何もしない。
2.もらった時には、適正な時価で商品仕入とする。

<例>
中古自動車を無償で譲り受けた。
受け取った時点での適正な時価は、おおむね100と推定される。
この中古自動車を改修し、現金120で販売した。


1.もらった時には、何もしない。
この場合、会社の仕訳としては、
 現金120 / 売上120
という仕訳しか生じません。
これにより、会社の利益に与える影響は、
 収益:(売上)120
のみとなり、会社の利益に与える影響は、プラス120です。


2.もらった時には、適正な時価で商品仕入とする。
この場合、中古自動車を受け取った時の仕訳は、
 仕入100 / 受贈益(又は雑収入)100
となります。

また、売上げ時には、
 現金120 / 売上120
仕訳されます。

この結果、会社の利益に与える影響としては、
 収益:(売上)120+(受贈益又は雑収入)100=220
 費用:(仕入)100
 収益−費用=120
となり、会社の利益に与える影響は、プラス120です。


と、いうわけで、会社の利益に与える影響はどちらでも同じなので、利益に対する税金も同じになります。
よって、お好きな方法でよいでしょう。

一応、両者の違いを考えてみると、
「1.もらった時には、何もしない。」は仕訳が簡単であり、譲り受け時の適正な時価を見積もる手間も省けるので、処理が楽ですね。

しかし、短所としては、売上げに対応する仕入(売上原価)がないので、損益計算書における売上総利益や営業利益が正しく算定されていないという欠点があります。
(経常利益や当期純利益は同じになります。)

また、決算時に売れ残っていた場合、棚卸資産として貸借対照表に計上されないので、その中古自動車は簿外資産となってしまい、健全な会計処理とはいえない問題点もあります。

結論としては、中古車を無償でもらうことがごくまれにしかなく、金額的にもあまりたいしたことがないようでしたら、簡単な「1.もらった時には、何もしない。」方法でOKでしょう。

反対に、その中古自動車の金額(時価)が巨額になるようでしたら、厳密な処理である「2.もらった時には、適正な時価で商品仕入とする。」方法のほうがあとあと間違いがないでしょう。

返信

2. Re: 無償でいただいた物品の仕入仕訳は?

2007/01/26 19:26

ron

すごい常連さん

編集

そういう経緯でもらったのであれば、その車両の価値はもともとゼロだったのでしょうから、仕入の仕訳は不要と思いますよ。
ただし、後で棚卸や、車両管理のために必要であれば、関係からゼロで仕訳をして摘要欄にそのことを書いておくのもいいと思いますよ。
基本的に一般の会計ソフトでしたらゼロでの仕訳も出来るはずですよ。

そういう経緯でもらったのであれば、その車両の価値はもともとゼロだったのでしょうから、仕入の仕訳は不要と思いますよ。
ただし、後で棚卸や、車両管理のために必要であれば、関係からゼロで仕訳をして摘要欄にそのことを書いておくのもいいと思いますよ。
基本的に一般の会計ソフトでしたらゼロでの仕訳も出来るはずですよ。

返信

3. Re: 無償でいただいた物品の仕入仕訳は?

2007/01/26 22:26

WANI-KUN

ちょい参加

編集

sika-sika さま
さっそくのご返答ありがとうございます!

>1.もらった時には、何もしない。
>2.もらった時には、適正な時価で商品仕入とする。

取引数はごく少量なので、
「もらった時には何もしない」的な経理をしてましたが、
ご指摘の通り、決算期の棚卸時に簿外扱いになってしまうので、
とってもとっても気になっておりました。

もちろん販売時に売上を真面目に計上しているので、
なんら後ろめたいコトは無いのですが、
将来的に税務調査があった時に「裏金つくりの温床?」とか、
変に勘ぐられるのも嫌だなぁと思っていました。

> 仕入100 / 受贈益(又は雑収入)100

おおっ、こうすれば良かったのか! 納得。
「仕入」っていっても、
別に現金が出てったわけじゃないですものね。
考えてみれば「下取車」の場合も同様でした。
 現金1500 / 売上2500 :車両売上
 仕入1000        :下取車

しかしながら「適正な時価」といっても、
譲り受けた時点での価値は、壊れているので本当にタダ同然なんです。
まさか価額1円とか10円なんてのも、どんなものかと。

でも私には 2.の方法が向いているかなぁ・・・。
よく考えて見ます。

sika-sika さま
さっそくのご返答ありがとうございます!

>1.もらった時には、何もしない。
>2.もらった時には、適正な時価で商品仕入とする。

取引数はごく少量なので、
「もらった時には何もしない」的な経理をしてましたが、
ご指摘の通り、決算期の棚卸時に簿外扱いになってしまうので、
とってもとっても気になっておりました。

もちろん販売時に売上を真面目に計上しているので、
なんら後ろめたいコトは無いのですが、
将来的に税務調査があった時に「裏金つくりの温床?」とか、
変に勘ぐられるのも嫌だなぁと思っていました。

> 仕入100 / 受贈益(又は雑収入)100

おおっ、こうすれば良かったのか! 納得。
「仕入」っていっても、
別に現金が出てったわけじゃないですものね。
考えてみれば「下取車」の場合も同様でした。
 現金1500 / 売上2500 :車両売上
 仕入1000        :下取車

しかしながら「適正な時価」といっても、
譲り受けた時点での価値は、壊れているので本当にタダ同然なんです。
まさか価額1円とか10円なんてのも、どんなものかと。

でも私には 2.の方法が向いているかなぁ・・・。
よく考えて見ます。

返信

4. Re: 無償でいただいた物品の仕入仕訳は?

2007/01/26 22:29

WANI-KUN

ちょい参加

編集

ronさま
ご返答ありがとうございます!!

>基本的に一般の会計ソフトでしたらゼロでの仕訳も・・

元々、私もそうしたかったのですが。
残念ながら私のソフトは仕様上できないようです。
「金額が記入されていません」
とエラーメッセージが出て起票ができませんでした。
(旧ユニシンクのかんたんシリーズ)

ronさま
ご返答ありがとうございます!!

>基本的に一般の会計ソフトでしたらゼロでの仕訳も・・

元々、私もそうしたかったのですが。
残念ながら私のソフトは仕様上できないようです。
「金額が記入されていません」
とエラーメッセージが出て起票ができませんでした。
(旧ユニシンクのかんたんシリーズ)

返信

5. Re: 無償でいただいた物品の仕入仕訳は?

2007/01/26 23:10

しかしか

さらにすごい常連さん

編集

そうなんですよね〜。
「適正な時価」っていっても、実際問題どうやっていくらに見積もればいいのかは難しいところです。

まあ、商品として売買する価値がないと相手側は考えているから、タダでくれるわけですから、その意味では無価値(0円)でしょう。

しかし、こちら側は価値があると判断しているから受け取っているわけで、そういう意味では無価値とはいえないわけです。

ま、部品取り用に考えた場合の価値(部品代)程度に考えて見積もればいいんじゃないかなと思います。
まあ、高級外車でもない限り、通常はたいした金額にはならないでしょう。

また、実務的な対応としては、1.番の方法と2.番の方法の組み合わせというやりかたもあります。

たとえば、期中処理としては、「1.もらった時には、何もしない。」方法で処理します。

そして、決算の段階で、まだ売れ残っているものがあれば、それだけ仕訳して帳簿に載せるのです。

期末時点において、無償で引き取ったがまだ売れていない自動車が30あったとします。

この場合の仕訳は、
 仕入30 / 雑収入30
と受け入れ仕訳します。

しかし期末棚卸商品なので、
 繰越商品(又は商品)30 / 仕入(又は期末商品棚卸高)30
と決算仕訳します。

これで棚卸資産(商品)として貸借対照表に計上されますから、全く問題はありません。

そうなんですよね〜。
「適正な時価」っていっても、実際問題どうやっていくらに見積もればいいのかは難しいところです。

まあ、商品として売買する価値がないと相手側は考えているから、タダでくれるわけですから、その意味では無価値(0円)でしょう。

しかし、こちら側は価値があると判断しているから受け取っているわけで、そういう意味では無価値とはいえないわけです。

ま、部品取り用に考えた場合の価値(部品代)程度に考えて見積もればいいんじゃないかなと思います。
まあ、高級外車でもない限り、通常はたいした金額にはならないでしょう。

また、実務的な対応としては、1.番の方法と2.番の方法の組み合わせというやりかたもあります。

たとえば、期中処理としては、「1.もらった時には、何もしない。」方法で処理します。

そして、決算の段階で、まだ売れ残っているものがあれば、それだけ仕訳して帳簿に載せるのです。

期末時点において、無償で引き取ったがまだ売れていない自動車が30あったとします。

この場合の仕訳は、
 仕入30 / 雑収入30
と受け入れ仕訳します。

しかし期末棚卸商品なので、
 繰越商品(又は商品)30 / 仕入(又は期末商品棚卸高)30
決算仕訳します。

これで棚卸資産(商品)として貸借対照表に計上されますから、全く問題はありません。

返信

6. Re: 無償でいただいた物品の仕入仕訳は?

2007/01/28 21:25

WANI-KUN

ちょい参加

編集

再度、ありがとうございます。

お話の「組み合わせパターン」みたいに、
期末に整理をして仕入商品として計上する方法が、
とても実務的で取り入れやすい手法に思えます。

参考にして頑張ります。
ありがとうございました!

再度、ありがとうございます。

お話の「組み合わせパターン」みたいに、
期末に整理をして仕入商品として計上する方法が、
とても実務的で取り入れやすい手法に思えます。

参考にして頑張ります。
ありがとうございました!

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