●定義
会社の純資産額が法定資本の額を超えている場合、この超えた分を
剰余金という。
剰余金=純資産額−法定資本。
●コメント
剰余金の具体的な内容は「
企業会計原則」と商法の「計算書類規則」とでは異なります。これは、法定資本の解釈の差によるものです。
企業会計原則では法定資本を資本金と解し、このため剰余金は純資産から資本金を差し引いたものつまり
法定準備金や
任意積立金、当期未処分利益などを指します。
これに対して、計算書類規則では、法定資本を資本金、および法定準備金の合計と解釈します。剰余金は、
企業会計原則に比べてグッと狭くなり、
任意積立金、当期未処分利益だけとなります。