編集

こんにちは。

仕訳について一般的には、

取締役会による取崩決議時
役員退職積立金　×××/役員退職積立金取崩　×××

支払った時
役員退職金　×××/普通預金　×××
　　　　　　　　　　　 　　　　　源泉他　　×××

決算時
役員退職積立金取崩　×××/（繰越）利益剰余金　×××

または、

株主総会の決議時
役員退職積立金　×××/（繰越）利益剰余金　×××

支払った時は、上記と同じです。

＞損益計算書上はどこに表記すればいいんでしょうか？

特別損失かとも思いますが、額が小さければ営業外でもいいかなと思います。

表示については、直接退職金に触れてはいませんが↓があります。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S38/S38F03401000059.html#1000000000003000000004002000000000000000000000000000000000000000000000000000000

こんにちは。

仕訳について一般的には、

取締役会による取崩決議時
役員退職積立金　×××/役員退職積立金取崩　×××

支払った時
役員退職金　×××/普通預金　×××
　　　　　　　　　　　 　　　　　源泉他　　×××

決算時
役員退職積立金取崩　×××/（繰越）利益剰余金　×××

または、

株主総会の決議時
役員退職積立金　×××/（繰越）利益剰余金　×××

支払った時は、上記と同じです。

＞損益計算書上はどこに表記すればいいんでしょうか？

特別損失かとも思いますが、額が小さければ営業外でもいいかなと思います。

表示については、直接退職金に触れてはいませんが↓があります。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S38/S38F03401000059.html#1000000000003000000004002000000000000000000000000000000000000000000000000000000

返信

編集

ご返答ありがとうございます。


copapaさんは書きました：

決算時
役員退職積立金取崩　×××/（繰越）利益剰余金　×××



これがよく分からないんですが、決算時の決算書に「役員退職積立金取崩」の勘定科目があるとマズイんでしょうか？

役員退職金(特別損失)/役員退職積立金取崩(特別利益)

の仕訳だけ入れたらいいものとばかり思っていたんですが･･･。

ご返答ありがとうございます。


copapaさんは書きました：

決算時
役員退職積立金取崩　×××/（繰越）利益剰余金　×××



これがよく分からないんですが、決算時の決算書に「役員退職積立金取崩」の勘定科目があるとマズイんでしょうか？

役員退職金(特別損失)/役員退職積立金取崩(特別利益)

の仕訳だけ入れたらいいものとばかり思っていたんですが･･･。

返信

編集

>これがよく分からないんですが、決算時の決算書に「役員退職積立金取崩」の勘定科目があるとマズイんでしょうか？

未処分利益から役員退職積立金を積み立てたということは、役員退職積立金自体が資本勘定でありますから、その取崩を再度利益とすると当該期に獲得した利益を膨らませる結果になり、当該期の適正な獲得利益が測定出来なくなるんです。

参考に、利益処分時代の計算書類の表示の仕方を記しておきますね。

−利益処分計算書−
１．当期未処分利益　　　　　　　　××
２．任意積立金取崩額
　　　役員退職積立金取崩　××　　××
３．利益処分額　　　　　　　　（１＋２）
４．（以下省略）

なんて感じで、損益計算書で計算せずに、利益処分計算書で計算していきます。

今は利益処分計算書は廃止されていますが、イメージを掴んでいただきたく書きました。

>これがよく分からないんですが、決算時の決算書に「役員退職積立金取崩」の勘定科目があるとマズイんでしょうか？

未処分利益から役員退職積立金を積み立てたということは、役員退職積立金自体が資本勘定でありますから、その取崩を再度利益とすると当該期に獲得した利益を膨らませる結果になり、当該期の適正な獲得利益が測定出来なくなるんです。

参考に、利益処分時代の計算書類の表示の仕方を記しておきますね。

−利益処分計算書−
１．当期未処分利益　　　　　　　　××
２．任意積立金取崩額
　　　役員退職積立金取崩　××　　××
３．利益処分額　　　　　　　　（１＋２）
４．（以下省略）

なんて感じで、損益計算書で計算せずに、利益処分計算書で計算していきます。

今は利益処分計算書は廃止されていますが、イメージを掴んでいただきたく書きました。

返信

編集

分かりやすい内容でよく理解できました。
ありがとうございました。

ただ、決算書類は既に税理士の方の手元にあり、法人税の計算を
してもらっている最中です。

繰越利益剰余金が変わっても法人税の計算には支障ないんでしょ
うか？

※役員退職金/退職積立金取崩　の仕訳だけ入れれば、特別利益
と特別損失でプラマイ０だから後でも問題ないか、と思ってい
たんですが･･･。

分かりやすい内容でよく理解できました。
ありがとうございました。

ただ、決算書類は既に税理士の方の手元にあり、法人税の計算を
してもらっている最中です。

繰越利益剰余金が変わっても法人税の計算には支障ないんでしょ
うか？

※役員退職金/退職積立金取崩　の仕訳だけ入れれば、特別利益
と特別損失でプラマイ０だから後でも問題ないか、と思ってい
たんですが･･･。

返信

編集

>繰越利益剰余金が変わっても法人税の計算には支障ないんでしょ
うか？

役員退職金が法人税法上で損金算入要件をクリアしていれば、会社の所得金額が減り、その結果税額が少なく計算されます。

利益処分型での積立金ですから、過去において損金経理をして別表で加算をするという引当金方式とは異なり、当期純利益をプラマイ０にしますと、税法上は納税額が増えてしまうという不利な取扱になります。

この辺り、資本会計や税務の取扱が絡んできますので、顧問税理士さんに直接ご教示いただければ、理解は更に深まると思いますよ。

>繰越利益剰余金が変わっても法人税の計算には支障ないんでしょ
うか？

役員退職金が法人税法上で損金算入要件をクリアしていれば、会社の所得金額が減り、その結果税額が少なく計算されます。

利益処分型での積立金ですから、過去において損金経理をして別表で加算をするという引当金方式とは異なり、当期純利益をプラマイ０にしますと、税法上は納税額が増えてしまうという不利な取扱になります。

この辺り、資本会計や税務の取扱が絡んできますので、顧問税理士さんに直接ご教示いただければ、理解は更に深まると思いますよ。

返信