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詳細な解説のあとに蛇足のようで恐縮ですが・・・
経理でよく聞くことの一つに、節税するために、費用で落とせるものは少しでも費用で処理しようという話があります。利益を減らせば、税金が減るからですね。
ところが、長期で使用する建物とか機械などは、一発で経費とはならず、使用期間にわたって少しずつ費用化します。減価償却費です。
先端企業では、商品の進歩のサイクルが早く、次の設備投資を早くできるように、できるだけ短い期間で償却を済まそうとします。短い期間で償却するから、毎年の償却費は大きくなりますから利益が減って、税金も減ってしまう・・・
これでは、税務署は黙っているわけには行かないので、減価償却の方法を決めて、税法で決まったやり方で償却したら損金と認めるが、それ以上いくら償却しても経費とは認めないとしているのです。
したがって、税法の規定どおり償却していれば、会計と税務は一致しますから、繰延税金資産は発生しないはずです。
先ほどの先端企業では悠長に償却していたら置いていかれるので、税法上は損金にならないとわかっていてもあえて会計上は償却をすすめます。こういう場合は、会計上は費用としていますが、税務上は損金とはならず税金を支払ってしまいます。
でも、設備ですからこの先も償却は続きますし、いつかは陳腐化し廃棄されます。そうなれば、税法上も晴れて損金と認められます。ここで、会計と税務が初めて一致を見ることになり、以前に支払った税金が結果的に今期に回収できたというカタチになるということです。費用や損失が実現するという言い方をすることもあります。
ということで、償却限度超過額が発生している場合は、定率法にしたほうが早く回収できると言うことでしょう。
まあ、そんな恣意的な理由で定率法に変更することは現実的には問題かもしれませんが・・・
(結局、長老と同じ事を言っているだけで恥ずかしいですが)
詳細な解説のあとに蛇足のようで恐縮ですが・・・
経理でよく聞くことの一つに、節税するために、費用で落とせるものは少しでも費用で処理しようという話があります。利益を減らせば、税金が減るからですね。
ところが、長期で使用する建物とか機械などは、一発で経費とはならず、使用期間にわたって少しずつ費用化します。減価償却費です。
先端企業では、商品の進歩のサイクルが早く、次の設備投資を早くできるように、できるだけ短い期間で償却を済まそうとします。短い期間で償却するから、毎年の償却費は大きくなりますから利益が減って、税金も減ってしまう・・・
これでは、税務署は黙っているわけには行かないので、減価償却の方法を決めて、税法で決まったやり方で償却したら損金と認めるが、それ以上いくら償却しても経費とは認めないとしているのです。
したがって、税法の規定どおり償却していれば、会計と税務は一致しますから、繰延税金資産は発生しないはずです。
先ほどの先端企業では悠長に償却していたら置いていかれるので、税法上は損金にならないとわかっていてもあえて会計上は償却をすすめます。こういう場合は、会計上は費用としていますが、税務上は損金とはならず税金を支払ってしまいます。
でも、設備ですからこの先も償却は続きますし、いつかは陳腐化し廃棄されます。そうなれば、税法上も晴れて損金と認められます。ここで、会計と税務が初めて一致を見ることになり、以前に支払った税金が結果的に今期に回収できたというカタチになるということです。費用や損失が実現するという言い方をすることもあります。
ということで、償却限度超過額が発生している場合は、定率法にしたほうが早く回収できると言うことでしょう。
まあ、そんな恣意的な理由で定率法に変更することは現実的には問題かもしれませんが・・・
(結局、長老と同じ事を言っているだけで恥ずかしいですが)
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