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リースと減価償却について

質問 回答受付中

リースと減価償却について

2005/10/18 21:33

さと

おはつ

回答数:6

編集

質問します。
固定資産となるものをリースで購入したら、リース料は全額費用(経費)になりますが、税務上「実質的に借入」と判定されるものは、リースと認められないので減価償却計算の対象となると聞きました。
「実質的に借入」と判定されるとはどういう事なのでしょうか?
教えてください。経理初心者なので、分かりやすくご説明頂ければと
思ってます。よろしくお願いします。

質問します。
固定資産となるものをリースで購入したら、リース料は全額費用(経費)になりますが、税務上「実質的に借入」と判定されるものは、リースと認められないので減価償却計算の対象となると聞きました。
「実質的に借入」と判定されるとはどういう事なのでしょうか?
教えてください。経理初心者なので、分かりやすくご説明頂ければと
思ってます。よろしくお願いします。

この質問に回答
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1件〜6件 (全6件)
| 1 |

1. Re: リースと減価償却について

2005/10/19 09:54

おはつ

編集

詳しい規則などはわかりませんが、
まずリースとは物件を借り入れ、契約満了後
物件はリース会社へ返却することです。
つまり、リース期間中の物件所有権はリース会社に
あります。
契約終了後は、リース期間の延長か廃棄か買取を選択します。

ここで、リースを契約満了の際に、物件を買い上げる
目的で契約するといけないのだと思います。
あきらかにそこでしか使用できない何十年も稼動する機械
なんかは、契約満了時に延長、もしくは買取を選択します
よね?
そこでしか使用できない機械をリース会社は引き取っても
使用できないのですから廃棄することになります。
つまり、物件を担保として借入をした、ということに
なりませんか?

説明が下手で申し訳ないのですが、ご参考までに。

詳しい規則などはわかりませんが、
まずリースとは物件を借り入れ、契約満了後
物件はリース会社へ返却することです。
つまり、リース期間中の物件所有権はリース会社に
あります。
契約終了後は、リース期間の延長か廃棄か買取を選択します。

ここで、リースを契約満了の際に、物件を買い上げる
目的で契約するといけないのだと思います。
あきらかにそこでしか使用できない何十年も稼動する機械
なんかは、契約満了時に延長、もしくは買取を選択します
よね?
そこでしか使用できない機械をリース会社は引き取っても
使用できないのですから廃棄することになります。
つまり、物件を担保として借入をした、ということに
なりませんか?

説明が下手で申し訳ないのですが、ご参考までに。

返信

2. Re: リースと減価償却について

2005/10/19 22:27

さと

おはつ

編集

YuChoさま

ご丁寧な説明いただきありがとうございました。
リースで「実質的に借入」と判定される…については、理解できました。しかし、リース物件に対する減価償却のしくみが全く分からなく
なってしまいました。認識不足、勉強不足のようなので、出直して
きたいと思います。
また、質問するかと思いますがその時もよろしくお願いします。

YuChoさま

ご丁寧な説明いただきありがとうございました。
リースで「実質的に借入」と判定される…については、理解できました。しかし、リース物件に対する減価償却のしくみが全く分からなく
なってしまいました。認識不足、勉強不足のようなので、出直して
きたいと思います。
また、質問するかと思いますがその時もよろしくお願いします。

返信

3. Re: リースと減価償却について

2005/10/20 22:56

yujinode

ちょい参加

編集

 会計では、中途解約ができないもので、その物件の経済的効果(利用して収益を獲得するプラスの効果と物件を利用することに伴うコストやリスクといったマイナスの効果)のほとんどが移転するリースをファイナンスリースと呼んで、資産計上することが原則となっています。ただし、日本の場合は、ファイナンスリースであっても、経済的効果のすべてが移転しない、所謂、所有権移転外ファイナンスリースは賃貸借処理が認められています。
 一方、税務においても、これに近い規定になっています。例えば、リース期間の終了時点で所有権が移転するまたは割安な購入ができる権利が付与されているようなものの他に、物件自体が特別仕様であるものやリース期間と法定耐用年数が異なる場合、資産を取得したと判断します。
 いずれも、リースという法的には、物件の所有権は貸手にあるものであっても、それが、自己資金(借り入れて購入を含む)で調達した場合の物件と相違がないとすれば、会計上も税務上も不合理であるということから、このような扱いになっています。

 会計では、中途解約ができないもので、その物件の経済的効果(利用して収益を獲得するプラスの効果と物件を利用することに伴うコストやリスクといったマイナスの効果)のほとんどが移転するリースをファイナンスリースと呼んで、資産計上することが原則となっています。ただし、日本の場合は、ファイナンスリースであっても、経済的効果のすべてが移転しない、所謂、所有権移転外ファイナンスリースは賃貸借処理が認められています。
 一方、税務においても、これに近い規定になっています。例えば、リース期間の終了時点で所有権が移転するまたは割安な購入ができる権利が付与されているようなものの他に、物件自体が特別仕様であるものやリース期間と法定耐用年数が異なる場合、資産を取得したと判断します。
 いずれも、リースという法的には、物件の所有権は貸手にあるものであっても、それが、自己資金(借り入れて購入を含む)で調達した場合の物件と相違がないとすれば、会計上も税務上も不合理であるということから、このような扱いになっています。

返信

4. Re: リースと減価償却について

2005/10/21 18:27

hirunosannpo

常連さん

編集

いわゆるセールアンドリースバックが実質的に借入と判定される可能性があります。

いわゆるセールアンドリースバックが実質的に借入と判定される可能性があります。

返信

5. Re: リースと減価償却について

2005/10/22 19:25

Kuro

常連さん

編集

こんばんは。

リース取引は、次の2つとみなされることがあります。
・実質的に購入取引
・実質的に借入取引

「実質的に購入取引」とは、リースで借りているけれども、
リース期間が終わったら、それを引き取ることになって
いたりする場合には、リースしていると言っても、割賦で
購入しているのと同じでしょう、となり、実質的に購入
取引となります。

この場合には、リース取引ではなく、購入したものとして
処理することになりますので、減価償却が必要となりますね。

「実質的に借入取引」とは、おっしゃるとおり、セール&
リースバックの際に検討されることになります。

このセール&リースバックとは、自分が持っている資産を
一旦売却し、それを再度借り受けるというものです。

例えば、自分が持っている不動産を銀行に一旦売却して
売却代金を受け取ります。ただ、それでは、住むところが
無くなってしまいますので、その同じ不動産を銀行から
賃借(リース)します。

この場合に、本当に売り切っていればいいのですが、再度
買い戻すという条件がある場合などには、実質的に不動産を
担保にしてお金を借りているのと同じ事になります。

この場合には、売却取引と賃借取引を否定して、資金の
貸借取引としてみなし、処理することになります。

この場合には、売らなかったことになりますので、引き続き
今まで通りに減価償却し、それとは別に、借入金を計上する
などの処理が必要になります。

こんばんは。

リース取引は、次の2つとみなされることがあります。
・実質的に購入取引
・実質的に借入取引

「実質的に購入取引」とは、リースで借りているけれども、
リース期間が終わったら、それを引き取ることになって
いたりする場合には、リースしていると言っても、割賦で
購入しているのと同じでしょう、となり、実質的に購入
取引となります。

この場合には、リース取引ではなく、購入したものとして
処理することになりますので、減価償却が必要となりますね。

「実質的に借入取引」とは、おっしゃるとおり、セール&
リースバックの際に検討されることになります。

このセール&リースバックとは、自分が持っている資産を
一旦売却し、それを再度借り受けるというものです。

例えば、自分が持っている不動産を銀行に一旦売却して
売却代金を受け取ります。ただ、それでは、住むところが
無くなってしまいますので、その同じ不動産を銀行から
賃借(リース)します。

この場合に、本当に売り切っていればいいのですが、再度
買い戻すという条件がある場合などには、実質的に不動産を
担保にしてお金を借りているのと同じ事になります。

この場合には、売却取引と賃借取引を否定して、資金の
貸借取引としてみなし、処理することになります。

この場合には、売らなかったことになりますので、引き続き
今まで通りに減価償却し、それとは別に、借入金を計上する
などの処理が必要になります。

返信

6. Re: リースと減価償却について

2005/10/23 02:08

おけ

さらにすごい常連さん

編集

ちょっとだけ補足をしますと、
> 実質的に購入取引
というのは「売買取引とみなされるリース取引」のことであり、
> 実質的に借入取引
というのは「金融取引とみなされるリース取引」のことですネ。

YuChoさんやyujinodeさんお書きのものは、
いずれも「売買取引とみなされるリース取引」ですよん。

そうそう、セール・アンド・リースバック取引の代表例としては、
日産自動車が本社ビルをリース会社に売却して、
そのリース会社からそっくりそのままビルをリースしてもらった
事例がありますネ。

こうすることで、固定資産勘定が身軽になります。

ちょっとだけ補足をしますと、
> 実質的に購入取引
というのは「売買取引とみなされるリース取引」のことであり、
> 実質的に借入取引
というのは「金融取引とみなされるリース取引」のことですネ。

YuChoさんやyujinodeさんお書きのものは、
いずれも「売買取引とみなされるリース取引」ですよん。

そうそう、セール・アンド・リースバック取引の代表例としては、
日産自動車が本社ビルをリース会社に売却して、
そのリース会社からそっくりそのままビルをリースしてもらった
事例がありますネ。

こうすることで、固定資産勘定が身軽になります。

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