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長期平準定期保険について

質問 回答受付中

長期平準定期保険について

2006/09/09 23:35

えっじ

常連さん

回答数:3

編集

こんばんは。 定期保険で質問があります。

 保険証書には、保険の種類に「定期保険」としか、記入されていなくても、長期平準定期保険の判定を行った場合に、該当するときは、全額を損金経理するのではなく、「長期平準定期保険」として経理処理しなくてはならないのでしょうか?
 ご教授よろしくおねがいいたします。

こんばんは。 定期保険で質問があります。

 保険証書には、保険の種類に「定期保険」としか、記入されていなくても、長期平準定期保険の判定を行った場合に、該当するときは、全額を損金経理するのではなく、「長期平準定期保険」として経理処理しなくてはならないのでしょうか?
 ご教授よろしくおねがいいたします。

この質問に回答
回答

Re: 長期平準定期保険について

2006/09/11 09:16

konta

すごい常連さん

編集

生命保険は色々な種類があり商品名も様々で
分かりにくいですね。ejji さんが疑問に思われた
ケースもよく混同しやすいケースです。
表示がなくても判定して該当なら長期平準定期
保険で処理された方が安全です。
契約書類や証券、その後の通知書類をよく見ると
どこかにそのような表示がありますし、保険会社に
確認すれば該当するか教えてくれますが
生命保険は体系付けて憶えると間違いも少なく
なりますので少しまとめてみます。
間違いもあるかもしれませんので識者の方の
フォローも期待しつつ書き込み開始。。。

保険の種類は特約などを外せば
死亡保険金を担保する保険で基本は保険料は損金
・定期保険
・終身保険
貯蓄性の保険商品である保険で保険積立金として
資産計上を要する
・個人年金保険
・養老保険
のようなタイプに分類されます。

さて定期保険と長期平準定期保険ですが
O_Kさんがあげられた逓増定期保険も含め
後者2契約も定期の表示があるように契約期間が
定められた定期保険であり終身ではないわけです。
ですから定期保険の表示で間違いではないです。

余計な表示はなにか?というとタイプごとの
保険料の払い方が違うので払い込みの形態によって
分かりやすく追加表示していると考えてください。
本来の定期保険は年間の支払保険料と1年分の保障
期間が対応しており、貯蓄性もないので全額損金と
なります。
しかし保険会社は契約者の都合や利便性を考え
本音を言うと節税対策も考慮し、様々な保険料の
支払タイプを定期保険に設定しました。
・通常の月払
期間対応しているので保険料は支払時に損金
・通常の年払
期間対応しているので保険料は支払時に損金
・一時払い
支払時全額前払費用として資産計上して
1年分を毎期損金に振替
・長期平準タイプ
保険期間を長めに取り契約期間後半の保険料を
収入が安定している若年のうちに負担しておく為に
前倒しして支払い、契約期間内の支払保険料が
同じ(平準)になるようにしたもの。
支払保険料が期間対応していないので
前払費用として資産計上が必要となる。
中途解約すると前払費用分が返金される。
この返金を利用して必要資金の貯蓄とする企業が
多いです。
・逓増タイプ
毎年契約した増加率(逓増率)に従い保障する
保険金額を引き上げていくが期間中の保険料は
一定とするタイプ。
個人的には資産計上が必要なのではと感じますが
現行では保険料支払時は全額損金、
中途解約時に返還保険料を全額益金で処理出来ます。
作為的に契約後5年後くらいに中途解約すると
払込保険料の8割以上が返金されるような契約にして
法人の節税対策、役員退職金対策等に利用されています。
配当金の処理は無視しましたので生命保険関連を
仕訳するときはこちらの資産計上もお忘れなくw

長文失礼しました;;

生命保険は色々な種類があり商品名も様々で
分かりにくいですね。ejji さんが疑問に思われた
ケースもよく混同しやすいケースです。
表示がなくても判定して該当なら長期平準定期
保険で処理された方が安全です。
契約書類や証券、その後の通知書類をよく見ると
どこかにそのような表示がありますし、保険会社に
確認すれば該当するか教えてくれますが
生命保険は体系付けて憶えると間違いも少なく
なりますので少しまとめてみます。
間違いもあるかもしれませんので識者の方の
フォローも期待しつつ書き込み開始。。。

保険の種類は特約などを外せば
死亡保険金を担保する保険で基本は保険料は損金
・定期保険
・終身保険
貯蓄性の保険商品である保険で保険積立金として
資産計上を要する
・個人年金保険
養老保険
のようなタイプに分類されます。

さて定期保険と長期平準定期保険ですが
O_Kさんがあげられた逓増定期保険も含め
後者2契約も定期の表示があるように契約期間が
定められた定期保険であり終身ではないわけです。
ですから定期保険の表示で間違いではないです。

余計な表示はなにか?というとタイプごとの
保険料の払い方が違うので払い込みの形態によって
分かりやすく追加表示していると考えてください。
本来の定期保険は年間の支払保険料と1年分の保障
期間が対応しており、貯蓄性もないので全額損金と
なります。
しかし保険会社は契約者の都合や利便性を考え
本音を言うと節税対策も考慮し、様々な保険料の
支払タイプを定期保険に設定しました。
・通常の月払
期間対応しているので保険料は支払時に損金
・通常の年払
期間対応しているので保険料は支払時に損金
・一時払い
支払時全額前払費用として資産計上して
1年分を毎期損金に振替
・長期平準タイプ
保険期間を長めに取り契約期間後半の保険料を
収入が安定している若年のうちに負担しておく為に
前倒しして支払い、契約期間内の支払保険料
同じ(平準)になるようにしたもの。
支払保険料が期間対応していないので
前払費用として資産計上が必要となる。
中途解約すると前払費用分が返金される。
この返金を利用して必要資金の貯蓄とする企業が
多いです。
・逓増タイプ
毎年契約した増加率(逓増率)に従い保障する
保険金額を引き上げていくが期間中の保険料は
一定とするタイプ。
個人的には資産計上が必要なのではと感じますが
現行では保険料支払時は全額損金、
中途解約時に返還保険料を全額益金で処理出来ます。
作為的に契約後5年後くらいに中途解約すると
払込保険料の8割以上が返金されるような契約にして
法人の節税対策、役員退職金対策等に利用されています。
配当金の処理は無視しましたので生命保険関連を
仕訳するときはこちらの資産計上もお忘れなくw

長文失礼しました;;

返信

回答一覧
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No. タイトル 投稿者 投稿日時
0 えっじ 2006/09/09 23:35
1 おけ 2006/09/11 04:13
2
Re: 長期平準定期保険について
konta 2006/09/11 09:16
3 えっじ 2006/09/13 08:26