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「事業主借」の扱いについて

質問 回答受付中

「事業主借」の扱いについて

2015/07/06 21:01

pachira

おはつ

回答数:7

編集

超初心者の個人事業主です。

普段、個人用の財布から購入した事務用品等を「事業主借」の科目で処理しています。
「個人的なお金で支払いを立て替えている」という意味だと理解しています。

立て替えている以上、いつかは返すものだと思うのですが、その方法について質問です。

例えば、平成27年度の総額で10万円の事業主借があった場合、10万円を戻す処理といいうのは必要なのでしょうか。
どのような方法でされるべきでしょうか。


よろしくお願いいたします。

超初心者の個人事業主です。

普段、個人用の財布から購入した事務用品等を「事業主借」の科目で処理しています。
「個人的なお金で支払いを立て替えている」という意味だと理解しています。

立て替えている以上、いつかは返すものだと思うのですが、その方法について質問です。

例えば、平成27年度の総額で10万円の事業主借があった場合、10万円を戻す処理といいうのは必要なのでしょうか。
どのような方法でされるべきでしょうか。


よろしくお願いいたします。

お礼

2015/07/08 09:28

編集

ご回答くださった皆様、ありがとうございました。

皆様のおかげで理解がかなり進みました。

まだまだ勉強不足なので知識を増やして慣れていきたいと思います!
この質問に回答
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1件〜6件 (全6件)
| 1 |

1. Re:Re:Re:「事業主借」の扱いについて

2015/07/07 23:09

efu

すごい常連さん

編集

H2Aさん、フォローありがとうございます。
もともと個人事業の経理は詳しくはありませんので、法人の経理と同じように期末処理として行われるものと思っていました。期初の処理になるのですね。

H2Aさん、フォローありがとうございます。
もともと個人事業の経理は詳しくはありませんので、法人の経理と同じように期末処理として行われるものと思っていました。期初の処理になるのですね。

返信

2. Re:「事業主借」の扱いについて

2015/07/07 23:04

H2A

常連さん

編集

事業の財布と生活の財布を物理的に完全に分けるのは難しいですし、
個人事業の経理をきちんと理解して、論理的に分けることが重要です。
でなければ経理作業が出来ません。
経理ソフトの経理マニュアルとか、日商簿記3級の参考書などを読まれるのをオススメします。
(無理に試験を受ける必要はありません)

財布というか預金口座も事業用のものを分けた方がいいと言われますし、その通りですが、
案分するものとかがあるので完全には分けることができません。
だから余計に論理をきちんと理解する必要があります。

自分の場合、個人事業開始当初に収入より支出が先だったので、
今のところ支出はすべて事業主借で立てています。
この残高は事業収入で適宜返済していく方向で考えています。
生活費の支払いを事業資金から事業主貸で直接払うとややこしいのでしません。
現金を引き出して事業主借を逆仕訳するか、
事業主貸で仕訳して期末(というか翌期首)で計算で自動清算するか。
自分としては前者の方が分かりやすいのですが、
以前よろしくないという意見も貰ったので、悩み中です。
まあその如何によって申告上何か変わってくるということは無いはず。

事業の財布と生活の財布を物理的に完全に分けるのは難しいですし、
個人事業の経理をきちんと理解して、論理的に分けることが重要です。
でなければ経理作業が出来ません。
経理ソフトの経理マニュアルとか、日商簿記3級の参考書などを読まれるのをオススメします。
(無理に試験を受ける必要はありません)

財布というか預金口座も事業用のものを分けた方がいいと言われますし、その通りですが、
案分するものとかがあるので完全には分けることができません。
だから余計に論理をきちんと理解する必要があります。

自分の場合、個人事業開始当初に収入より支出が先だったので、
今のところ支出はすべて事業主借で立てています。
この残高は事業収入で適宜返済していく方向で考えています。
生活費の支払いを事業資金から事業主貸で直接払うとややこしいのでしません。
現金を引き出して事業主借を逆仕訳するか、
事業主貸仕訳して期末(というか翌期首)で計算で自動清算するか。
自分としては前者の方が分かりやすいのですが、
以前よろしくないという意見も貰ったので、悩み中です。
まあその如何によって申告上何か変わってくるということは無いはず。

返信

3. Re:Re:「事業主借」の扱いについて

2015/07/07 22:36

H2A

常連さん

編集

「元入金」勘定を期中で使っていじるのは誤りですよ。
「青色申告決算書の書き方」に、「元入金」は期首と期末で同じ金額になる、と書いてあります。
元入金は計算によって算出され、期首でのみ(前年から)変化します。

当期首元入金=前期末元入金+前期の青色申告特別控除前の所得金額+前期末事業主借―前期末事業主貸
当期末元入金+当期の青色申告特別控除前の所得金額+当期末事業主借―当期末事業主貸=翌期首元入金

元入金」勘定を期中で使っていじるのは誤りですよ。
青色申告決算書の書き方」に、「元入金」は期首と期末で同じ金額になる、と書いてあります。
元入金は計算によって算出され、期首でのみ(前年から)変化します。

当期首元入金=前期末元入金+前期の青色申告特別控除前の所得金額+前期末事業主借―前期末事業主貸
当期末元入金+当期の青色申告特別控除前の所得金額+当期末事業主借―当期末事業主貸=翌期首元入金

返信

4. Re:Re:Re:「事業主借」の扱いについて

2015/07/07 20:18

efu

すごい常連さん

編集

個人事業の場合、事業用のお金も個人用のお金も同じ事業主のお金です。
そこですべてのお金の出し入れを個人の財布からしているか、個人の財布と事業用の財布を分けているかによって処理が変わります。

一番分かり易いのは個人の財布と事業用の財布を分けている場合です。
事業主から借りるのは事業の財布の現金が不足して事業主の財布から補充してもらうとき(事業用の消耗品などを事業主に立替えてもらう場合も同じ)だけでしょう。

事業用の現金が不足したため事業主から補充してもらったとき、
現金/事業主借

事業用の消耗品の購入を事業主に立替えてもらったとき、
消耗品費/事業主借

逆に事業主の個人的な費用事業用の現金で支払ったとき
事業主貸/現金

このように財布を分けている場合は事業主借・事業主貸を使う条件が限定されます。
売上が事業用の財布に入金した場合は
現金/売上
となって事業主貸は発生しません(売上金が事業主個人の財布に入記した時は事業主貸になります)。

ところが財布を分けていない場合は常に事業主借・事業主貸が発生することになります。
消耗品を購入したとき、
消耗品費/事業主借
事業用の現金を事業主から補充してもらった、
現金/事業主借
※個人的な支出や入金は何も仕訳はしません。


ご質問の
>売上があって得た現金は、「事業の現金」から「個人の現金」へと振替をする仕訳が必要になるのでしょうか。
は上記のように財布を分けている場合は事業用の財布に入金ですから個人の現金に振替える必要はありませんが、財布を分けていない場合は事業としての入金が個人の財布に入ったということで、事業主貸が発生することになります。
事業主貸/売上
※個人の現金に振替えるのではありません。事業主個人に貸した状態であると理解しましょう。

そして最終的に元入金の加減を行うことで事業用の財布と個人の財布とを調整することになります。
個人事業においては事業用の財布も最終的には個人の財布であるということです。

個人事業の場合、事業用のお金も個人用のお金も同じ事業主のお金です。
そこですべてのお金の出し入れを個人の財布からしているか、個人の財布と事業用の財布を分けているかによって処理が変わります。

一番分かり易いのは個人の財布と事業用の財布を分けている場合です。
事業主から借りるのは事業の財布の現金が不足して事業主の財布から補充してもらうとき(事業用の消耗品などを事業主に立替えてもらう場合も同じ)だけでしょう。

事業用の現金が不足したため事業主から補充してもらったとき、
現金/事業主借

事業用の消耗品の購入を事業主に立替えてもらったとき、
消耗品費/事業主借

逆に事業主の個人的な費用事業用の現金で支払ったとき
事業主貸現金

このように財布を分けている場合は事業主借事業主貸を使う条件が限定されます。
売上が事業用の財布に入金した場合は
現金/売上
となって事業主貸は発生しません(売上金が事業主個人の財布に入記した時は事業主貸になります)。

ところが財布を分けていない場合は常に事業主借事業主貸が発生することになります。
消耗品を購入したとき、
消耗品費/事業主借
事業用の現金を事業主から補充してもらった、
現金/事業主借
※個人的な支出や入金は何も仕訳はしません。


ご質問の
>売上があって得た現金は、「事業の現金」から「個人の現金」へと振替をする仕訳が必要になるのでしょうか。
は上記のように財布を分けている場合は事業用の財布に入金ですから個人の現金に振替える必要はありませんが、財布を分けていない場合は事業としての入金が個人の財布に入ったということで、事業主貸が発生することになります。
事業主貸/売上
※個人の現金に振替えるのではありません。事業主個人に貸した状態であると理解しましょう。

そして最終的に元入金の加減を行うことで事業用の財布と個人の財布とを調整することになります。
個人事業においては事業用の財布も最終的には個人の財布であるということです。

返信

5. Re:Re:「事業主借」の扱いについて

2015/07/07 17:56

pachira

おはつ

編集

とても分かりやすい説明で疑問がひとつすっきりしました!
ありがとうございます(^^)

ついでと言ってはなんですが、もうひとつよろしいでしょうか。


最初の投稿に書いたとおり、「事業主借」で個人のお金から事務用品等を購入する過程ですが、
時間をさかのぼって考えると、その個人のお金も、自分の事業での売上から得たお金です。

ということは、売上があったて得た現金は、「事業の現金」から「個人の現金」へと振替をする仕訳が必要になるのでしょうか。

初心者すぎて申し訳ありません。

とても分かりやすい説明で疑問がひとつすっきりしました!
ありがとうございます(^^)

ついでと言ってはなんですが、もうひとつよろしいでしょうか。


最初の投稿に書いたとおり、「事業主借」で個人のお金から事務用品等を購入する過程ですが、
時間をさかのぼって考えると、その個人のお金も、自分の事業での売上から得たお金です。

ということは、売上があったて得た現金は、「事業の現金」から「個人の現金」へと振替をする仕訳が必要になるのでしょうか。

初心者すぎて申し訳ありません。

返信

6. Re:「事業主借」の扱いについて

2015/07/06 22:30

efu

すごい常連さん

編集

個人事業の経理にはあまり詳しくはありませんので、分かる範囲でお答えします。

結論から言えば返す必要はありません(返しても構いませんが・・・)。
事業主借は決算時に元入金に組み入れます。元入金も元々が個人のお金ですよね。ですから借りたお金を元入金にプラスしておけばよいのです。

逆に事業主の個人的な支出を事業資金から用立てることがあります。この時は「事業主貸」という勘定科目を使います。決算時に事業主貸だけが残っているときは逆に元入金を減らします。すなわち元入金から返してもらう形になります。

決算時に事業主借と事業主貸がどちらもある場合はその差を計算して(事業主借と事業主貸を相殺する)、事業主借の方が多ければ差額分を元入金に組み入れ、事業主貸の方が多ければ元入金を減らす、ということになります。

期末処理
事業主借だけがある場合
事業主借100,000/元入金100,000

事業主貸だけが残っている場合
元入金100,000/事業主貸100,000

事業主借10万と事業主貸5万がある場合
事業主借100,000/元入金100,000
元入金50,000/事業主貸50,000
※上記の仕訳の結果元入金が差額の5万円増えることになります。

個人事業の経理にはあまり詳しくはありませんので、分かる範囲でお答えします。

結論から言えば返す必要はありません(返しても構いませんが・・・)。
事業主借は決算時に元入金に組み入れます。元入金も元々が個人のお金ですよね。ですから借りたお金を元入金にプラスしておけばよいのです。

逆に事業主の個人的な支出を事業資金から用立てることがあります。この時は「事業主貸」という勘定科目を使います。決算時に事業主貸だけが残っているときは逆に元入金を減らします。すなわち元入金から返してもらう形になります。

決算時に事業主借と事業主貸がどちらもある場合はその差を計算して(事業主借と事業主貸を相殺する)、事業主借の方が多ければ差額分を元入金に組み入れ、事業主貸の方が多ければ元入金を減らす、ということになります。

期末処理
事業主借だけがある場合
事業主借100,000/元入金100,000

事業主貸だけが残っている場合
元入金100,000/事業主貸100,000

事業主借10万と事業主貸5万がある場合
事業主借100,000/元入金100,000
元入金50,000/事業主貸50,000
※上記の仕訳の結果元入金が差額の5万円増えることになります。

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