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グループ法人税制について
2010/06/08 13:52
いつもお世話になっております。
22年度税制改正において、22年10月1日以降に100%子会社を清算した場合、
子会社株式にかかる整理損は計上できず、資本金等の減少となるようですが、
100%外国子会社の清算でもこの税制は適用されるのでしょうか？
外国子会社はアメリカにあります。
ご教示のほどよろしくお願いします。
いつもお世話になっております。
22年度税制改正において、22年10月1日以降に100%子会社を清算した場合、
子会社株式にかかる整理損は計上できず、資本金等の減少となるようですが、
100%外国子会社の清算でもこの税制は適用されるのでしょうか？
外国子会社はアメリカにあります。
ご教示のほどよろしくお願いします。
1. Re: グループ法人税制について
2010/06/08 22:37
日本の法人税法は、日本国内の法人についてだけ適用されます。
外国子会社については適用されません。
今回の改正は、「国内子会社の解散＝組織再編の一環」という位置づけで、完全支配関係にある法人間において、発行元法人が自己株を買い取った場合に、売却側が税務上は譲渡損益を計上せずに資本金等の額を加減算するということと平仄をあわせたものとなっています。
日本の法人税法は、日本国内の法人についてだけ適用されます。
外国子会社については適用されません。
今回の改正は、「国内子会社の解散＝組織再編の一環」という位置づけで、完全支配関係にある法人間において、発行元法人が自己株を買い取った場合に、売却側が税務上は譲渡損益を計上せずに資本金等の額を加減算するということと平仄をあわせたものとなっています。
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2. Re: グループ法人税制について
2010/06/09 09:27
ご回答いただきありがとうございます。
内国法人のみの適用なのですね。
アメリカの繰越欠損金制度を調べて、それを引き継ぐ
のだろうかなどと色々悩みました・・
それであれば22年10月1日以降も子会社株式消滅損を
計上できるので、税効果の取り崩しもしなくてよさそうですね。
ありがとうございました。
ご回答いただきありがとうございます。
内国法人のみの適用なのですね。
アメリカの繰越欠損金制度を調べて、それを引き継ぐ
のだろうかなどと色々悩みました・・
それであれば22年10月1日以降も子会社株式消滅損を
計上できるので、税効果の取り崩しもしなくてよさそうですね。
ありがとうございました。
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4. Re: グループ法人税制について
2010/06/10 16:08
今回の改正（グループ法人税制）は、
� �100％グループ内の法人間の資産の譲渡取引等
�◆�100％グループ内の法人間の寄附
�� 100％グループ内の法人間の現物分配
�ぁ�100％グループ内の法人からの受取配当等の益金不算入（負債利子控除）
�ァ�100％グループ内の法人の株式の発行法人への譲渡に係る損益
�Α‖臻／佑�100％子法人等に対する中小企業向け特例措置の適用の見直し
�А＼胸蚕蠧晴歙任稜兒濺�
�─］�結納税制度
等に係る取引が対象となっており、法人税の支払い方法には影響がないものと認識しております。
今回の改正（グループ法人税制）は、
� �100％グループ内の法人間の資産の譲渡取引等
�◆�100％グループ内の法人間の寄附
�� 100％グループ内の法人間の現物分配
�ぁ�100％グループ内の法人からの受取配当等の益金不算入（負債利子控除）
�ァ�100％グループ内の法人の株式の発行法人への譲渡に係る損益
�Α‖臻／佑�100％子法人等に対する中小企業向け特例措置の適用の見直し
�А＼胸蚕蠧晴歙任稜兒濺�
�─］�結納税制度
等に係る取引が対象となっており、法人税の支払い方法には影響がないものと認識しております。
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7. Re: グループ法人税制について
2010/06/11 21:17
連結納税の場合は、グループ全体の法人税を親会社がまとめて国に納付します。
各子会社は、所得に応じた負担額を親会社に支払います。赤字の子会社は赤字に応じた額を親会社から受け取ります。
親会社が黒字1,000、子会社１が赤字500、子会社２が黒字300だとすると、グループ全体だと差引き黒字８００です。
法人税率30％とすると、親会社は８００×30％＝２４０を国に納付します。子会社1は500×30％＝150を親会社から受け取ります。子会社2は90を親会社に支払います。
これで親会社は240＋150−90＝300の法人税（黒字1,000×30％）を負担したことになります。
連結納税の場合は、グループ全体の法人税を親会社がまとめて国に納付します。
各子会社は、所得に応じた負担額を親会社に支払います。赤字の子会社は赤字に応じた額を親会社から受け取ります。
親会社が黒字1,000、子会社１が赤字500、子会社２が黒字300だとすると、グループ全体だと差引き黒字８００です。
法人税率30％とすると、親会社は８００×30％＝２４０を国に納付します。子会社1は500×30％＝150を親会社から受け取ります。子会社2は90を親会社に支払います。
これで親会社は240＋150−90＝300の法人税（黒字1,000×30％）を負担したことになります。
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8. Re: グループ法人税制について
2010/06/12 17:45
なるほどですね。グループでみれば同じだ。私は240だけ税金を払い、60節税できると思っていました。
これをやるメリットはグループ経営といった見地からすれば弱い子会社を助けてあげることになるのでしょうか。事務的には負担がかかるのがデメリットですか。
仕訳としては
親が
法人税/現金 対国
子会社から
現金/法人税 黒字の子会社
法人税/現金 赤字の子会社
と思いますが、
子会社としてはどういう仕訳をするのでしょうか。
なるほどですね。グループでみれば同じだ。私は240だけ税金を払い、60節税できると思っていました。
これをやるメリットはグループ経営といった見地からすれば弱い子会社を助けてあげることになるのでしょうか。事務的には負担がかかるのがデメリットですか。
仕訳としては
親が
法人税/現金 対国
子会社から
現金/法人税 黒字の子会社
法人税/現金 赤字の子会社
と思いますが、
子会社としてはどういう仕訳をするのでしょうか。
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9. Re: グループ法人税制について
2010/06/12 22:43
グループで見た場合、単体納税であれば法人税は
親会社 ３００、 子会社１ ０、子会社２ ９０ で
合計３９０を納付しなければなりません。
これに対し連結納税であれば全部で２４０、グループ全体では子会社１の赤字分１５０を納めないですむのです。
仕訳としては次のようになります。
（親会社）
法人税等 ／ 未払法人税等 ２４０
未収入金 ／ 法人税等 ９０
法人税等 ／ 未払金 １５０
（子会社１）
未収入金 ／ 法人税等 １５０
（子会社２）
法人税等 ／ 未払金 ９０
各子会社の税金の負担額（法人税個別帰属額）は、必ず決済すべきことが法人税法に規定されています。
グループで見た場合、単体納税であれば法人税は
親会社 ３００、 子会社１ ０、子会社２ ９０ で
合計３９０を納付しなければなりません。
これに対し連結納税であれば全部で２４０、グループ全体では子会社１の赤字分１５０を納めないですむのです。
仕訳としては次のようになります。
（親会社）
法人税等 ／ 未払法人税等 ２４０
未収入金 ／ 法人税等 ９０
法人税等 ／ 未払金 １５０
（子会社１）
未収入金 ／ 法人税等 １５０
（子会社２）
法人税等 ／ 未払金 ９０
各子会社の税金の負担額（法人税個別帰属額）は、必ず決済すべきことが法人税法に規定されています。
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10. Re: グループ法人税制について
2010/06/13 07:32
途中からすみません。
大変面白く読ませていただいているのですが、Gachinkoさんの話は、最初の外国子会社の話とは違って、国内子会社との話ですよね？
たぶんそうだろうとは思うのですが、読んでいてちょっぴり混乱してきたもので。（笑）
↓了解しました。わざわざありがとうございます。（私もスッキリしました。）
途中からすみません。
大変面白く読ませていただいているのですが、Gachinkoさんの話は、最初の外国子会社の話とは違って、国内子会社との話ですよね？
たぶんそうだろうとは思うのですが、読んでいてちょっぴり混乱してきたもので。（笑）
↓了解しました。わざわざありがとうございます。（私もスッキリしました。）
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