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繰延税金資産と負債の区別

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繰延税金資産と負債の区別

2008/01/10 18:26

ti-ko

すごい常連さん

回答数:2

編集

Pは親会社 Sは子会社

1.対象は建物
  前期   当期
外部→→→P→→→S
  3000   5000

残存価額10%
耐用年数5年
実効税率50%

2.
外部→→→P→→→S
  3000   5000  ←売上高
Pは個別財務諸表上、Sに対する売掛金に対して貸倒引当金180
を計上している(法人税法上損金に該当)

実効税率50%

1.当期末の減価償却費に関する仕訳

建物 360 減価償却費 360
法人税等調整額 180 繰延税金資産 180

2.貸倒引当金の調整と税効果会計

貸倒引当金 180 貸倒引当金繰入 180
法人税等調整額 90 繰延税金資産 90

質問:

同じ貸方にあるにもかかわらず、1が資産で2が負債である理由
をおしえてください。



Pは親会社 Sは子会社

1.対象は建物
  前期   当期
外部→→→P→→→S
  3000   5000

残存価額10%
耐用年数5年
実効税率50%

2.
外部→→→P→→→S
  3000   5000  ←売上高
Pは個別財務諸表上、Sに対する売掛金に対して貸倒引当金180
を計上している(法人税法上損金に該当)

実効税率50%

1.当期末の減価償却費に関する仕訳

建物 360 減価償却費 360
法人税等調整額 180 繰延税金資産 180

2.貸倒引当金の調整と税効果会計

貸倒引当金 180 貸倒引当金繰入 180
法人税等調整額 90 繰延税金資産 90

質問:

同じ貸方にあるにもかかわらず、1が資産で2が負債である理由
をおしえてください。



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Re: 繰延税金資産と負債の区別

2008/01/12 01:11

Aufheben

おはつ

編集

減価償却の連結修正仕訳に繰延税金資産が使われるのは、その減価償却の消去仕訳を未実現利益の実現と考えるからです。

ti-koさんの投稿には抜けていますが、この余分な減価償却360を消去する前に、P社がS社に建物を売却したときの売却益2000が消去されているはずです。いわゆる未実現利益の消去仕訳です。
このときに同時に2000×50%=1000だけ繰延税金資産が借方計上されていることを忘れないでください。

減価償却360の消去による連結利益の増加は、上記の未実現利益が減価償却期間を通じて実現されているのだと考えるので、最初に計上した繰延税金資産1000を期間的に取り崩す必要があるのです。
最終的には建物を除却したとき(簿価が0になったとき)に当初の未実現利益が最終的に実現するので、同時にこれに伴う繰延税金資産も完全になくなります。
これが繰延税金資産180が貸方計上される理由です。

減価償却の連結修正仕訳に繰延税金資産が使われるのは、その減価償却の消去仕訳を未実現利益の実現と考えるからです。

ti-koさんの投稿には抜けていますが、この余分な減価償却360を消去する前に、P社がS社に建物を売却したときの売却益2000が消去されているはずです。いわゆる未実現利益の消去仕訳です。
このときに同時に2000×50%=1000だけ繰延税金資産が借方計上されていることを忘れないでください。

減価償却360の消去による連結利益の増加は、上記の未実現利益が減価償却期間を通じて実現されているのだと考えるので、最初に計上した繰延税金資産1000を期間的に取り崩す必要があるのです。
最終的には建物を除却したとき(簿価が0になったとき)に当初の未実現利益が最終的に実現するので、同時にこれに伴う繰延税金資産も完全になくなります。
これが繰延税金資産180が貸方計上される理由です。

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1. Re: 繰延税金資産と負債の区別

2008/01/11 09:41

DISKY

すごい常連さん

編集

お書きの文章からでは、1.2.どちらとも貸方「繰延税金負債」になるような気がしますが・・・

実務的な内容ではなく、簿記の勉強での質問であればこちらで質問されるほうがいいような気がします。

http://www.mezase-bokizeirishi.jp/

お書きの文章からでは、1.2.どちらとも貸方「繰延税金負債」になるような気がしますが・・・

実務的な内容ではなく、簿記の勉強での質問であればこちらで質問されるほうがいいような気がします。

http://www.mezase-bokizeirishi.jp/

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2. Re: 繰延税金資産と負債の区別

2008/01/12 01:11

Aufheben

おはつ

編集

減価償却の連結修正仕訳に繰延税金資産が使われるのは、その減価償却の消去仕訳を未実現利益の実現と考えるからです。

ti-koさんの投稿には抜けていますが、この余分な減価償却360を消去する前に、P社がS社に建物を売却したときの売却益2000が消去されているはずです。いわゆる未実現利益の消去仕訳です。
このときに同時に2000×50%=1000だけ繰延税金資産が借方計上されていることを忘れないでください。

減価償却360の消去による連結利益の増加は、上記の未実現利益が減価償却期間を通じて実現されているのだと考えるので、最初に計上した繰延税金資産1000を期間的に取り崩す必要があるのです。
最終的には建物を除却したとき(簿価が0になったとき)に当初の未実現利益が最終的に実現するので、同時にこれに伴う繰延税金資産も完全になくなります。
これが繰延税金資産180が貸方計上される理由です。

減価償却の連結修正仕訳に繰延税金資産が使われるのは、その減価償却の消去仕訳を未実現利益の実現と考えるからです。

ti-koさんの投稿には抜けていますが、この余分な減価償却360を消去する前に、P社がS社に建物を売却したときの売却益2000が消去されているはずです。いわゆる未実現利益の消去仕訳です。
このときに同時に2000×50%=1000だけ繰延税金資産が借方計上されていることを忘れないでください。

減価償却360の消去による連結利益の増加は、上記の未実現利益が減価償却期間を通じて実現されているのだと考えるので、最初に計上した繰延税金資産1000を期間的に取り崩す必要があるのです。
最終的には建物を除却したとき(簿価が0になったとき)に当初の未実現利益が最終的に実現するので、同時にこれに伴う繰延税金資産も完全になくなります。
これが繰延税金資産180が貸方計上される理由です。

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