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　10年前に購入した工具器具備品を１部、除却しようとし、減価償却累計額（定率法）について再計算をしていたら、6年前の減価償却費の計上が間違えていて、4万円少なく計上してしまいました。この場合の仕訳は、「臨時減価償却費」で宜しいのでしょうか。

　10年前に購入した工具器具備品を１部、除却しようとし、減価償却累計額（定率法）について再計算をしていたら、6年前の減価償却費の計上が間違えていて、4万円少なく計上してしまいました。この場合の仕訳は、「臨時減価償却費」で宜しいのでしょうか。

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過去の減価償却の未計上額について、会計上は償却しておくほうがよいと思います。その場合は「過去減価償却償却不足額」といった勘定になると思います(なければ適当なものを使用、あるいは作成すればいいと思います)。臨時減価償却費は商品の過度の陳腐化など、それまで予測できなかった事項に対して使用するものであったと思います。ちなみに過去の償却不足を計上する場合、過去損益項目ですから特別損失になると思います。

また税務上は過去に計上されなかった減価償却費はさかのぼって損金とすることができませんから、現在の簿価から償却率に応じて算出された金額のみが損金となり、過去分の追加計上分については別途調整が必要となります。この差額は除去時(売却時)に損益として認識されますから、そのときには損金になると思います。

過去の減価償却の未計上額について、会計上は償却しておくほうがよいと思います。その場合は「過去減価償却償却不足額」といった勘定になると思います(なければ適当なものを使用、あるいは作成すればいいと思います)。臨時減価償却費は商品の過度の陳腐化など、それまで予測できなかった事項に対して使用するものであったと思います。ちなみに過去の償却不足を計上する場合、過去損益項目ですから特別損失になると思います。

また税務上は過去に計上されなかった減価償却費はさかのぼって損金とすることができませんから、現在の簿価から償却率に応じて算出された金額のみが損金となり、過去分の追加計上分については別途調整が必要となります。この差額は除去時(売却時)に損益として認識されますから、そのときには損金になると思います。

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