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1. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/12 08:01
零細企業では、労働力が少ない、お金もないという場合が多く、経営者と従業員が互いに無理をしながら、妥協しながらやっているケースが多いと思います。
そういう状況では、不満分子の主張する「不満」の内容次第だと思いますが、労働時間、休日、残業代などの問題では、従業員の主張に正当性がある場合が多いのではないかと思います。
もちろん法律違反は許されないことですが、明日にも会社がつぶれそうだとなれば、朝とか夜とか、日曜日だとか言っていられなくなります。経営者が良く説明し、信頼関係を築き、従業員もなんとか乗り切ろうという気持ちになっていれば、多少のことは我慢して、いきなり外部団体への加入を考えることはないと思います。
しかし、努力の甲斐なく不満を抱き、会社が聞く耳を持たず、それが限界となれば、外部団体への加入は止めることができません。
今後どういう事態が想定されるか・・・
法律やルールを守ってほしいという、極めて正当な申し入れがあるものと思われます。当然の権利としての会社側との交渉が開始されることになると思います。
過激な団体は、街宣車を横付けして大声で会社の不正を追及したりすることもありますが、零細企業のたった一人の従業員からどれだけの活動費が取れるかにもよると思います、タダでは働かないと思います。
また、マスコミも弱者の味方ではなく、視聴率が稼げるか、発行部数が増えるかで動きますから、単なる零細企業のもめごとでは、ニュース価値はなく、動かないことが多いと思います。
零細企業では、労働力が少ない、お金もないという場合が多く、経営者と従業員が互いに無理をしながら、妥協しながらやっているケースが多いと思います。
そういう状況では、不満分子の主張する「不満」の内容次第だと思いますが、労働時間、休日、残業代などの問題では、従業員の主張に正当性がある場合が多いのではないかと思います。
もちろん法律違反は許されないことですが、明日にも会社がつぶれそうだとなれば、朝とか夜とか、日曜日だとか言っていられなくなります。経営者が良く説明し、信頼関係を築き、従業員もなんとか乗り切ろうという気持ちになっていれば、多少のことは我慢して、いきなり外部団体への加入を考えることはないと思います。
しかし、努力の甲斐なく不満を抱き、会社が聞く耳を持たず、それが限界となれば、外部団体への加入は止めることができません。
今後どういう事態が想定されるか・・・
法律やルールを守ってほしいという、極めて正当な申し入れがあるものと思われます。当然の権利としての会社側との交渉が開始されることになると思います。
過激な団体は、街宣車を横付けして大声で会社の不正を追及したりすることもありますが、零細企業のたった一人の従業員からどれだけの活動費が取れるかにもよると思います、タダでは働かないと思います。
また、マスコミも弱者の味方ではなく、視聴率が稼げるか、発行部数が増えるかで動きますから、単なる零細企業のもめごとでは、ニュース価値はなく、動かないことが多いと思います。
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2. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/12 12:08
PTAさん、早速のご指導ありがとうございます。
>当然の権利としての会社側との交渉が開始されることになると思います。
というくだりですが、「会社側との交渉」の相手は、当該部外団体なのでしょうか。会社はそんな団体と交渉する義務はあるのでしょうか。もしあるとして、その法的根拠を教えていただけませんでしょうか(まったく無知なもので、すみません・・・)。
PTAさん、早速のご指導ありがとうございます。
>当然の権利としての会社側との交渉が開始されることになると思います。
というくだりですが、「会社側との交渉」の相手は、当該部外団体なのでしょうか。会社はそんな団体と交渉する義務はあるのでしょうか。もしあるとして、その法的根拠を教えていただけませんでしょうか(まったく無知なもので、すみません・・・)。
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3. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/12 12:57
団体交渉を拒否することは、労働組合法第7条の不当労働行為に当たります。
こちらを参考にしてください。
解雇した労働者の相談を受けた社外の労働組合が解雇撤回を求める団体交渉を申し込んできたがどうすればよいか。
http://www.office-shinagawa.com/dankou.pdf
団体交渉を拒否することは、労働組合法第7条の不当労働行為に当たります。
こちらを参考にしてください。
解雇した労働者の相談を受けた社外の労働組合が解雇撤回を求める団体交渉を申し込んできたがどうすればよいか。
http://www.office-shinagawa.com/dankou.pdf
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6. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/12 15:44
個人的には逆に働いている人が外部の組合に入りたくなるような現状が不名誉な状況であると思いますが・・・。
社員の方も法律や社会常識に違反していると思うからこそ外部の組合に入るという予想外の行動に出たのかと思いますし。
外部の組合に入り団体交渉に入らないまでも、その社員の方が労働基準監督署などに相談に行かれたらまずい状況(残業代つかないとか休日が法定み満たないとか)がもし万が一あるのであれば、その方を不満分子として悪者扱いするのではなく、よく話し合いをして解決できる不満は解決した方がお互いのために良いのではないかと思います。
(御社が法律にのっとって労働管理をしている会社で、その従業員の方が一方的に常識外の要求を外部組合を通してしようとしているという話でしたら申し訳ありません)
個人的には逆に働いている人が外部の組合に入りたくなるような現状が不名誉な状況であると思いますが・・・。
社員の方も法律や社会常識に違反していると思うからこそ外部の組合に入るという予想外の行動に出たのかと思いますし。
外部の組合に入り団体交渉に入らないまでも、その社員の方が労働基準監督署などに相談に行かれたらまずい状況(残業代つかないとか休日が法定み満たないとか)がもし万が一あるのであれば、その方を不満分子として悪者扱いするのではなく、よく話し合いをして解決できる不満は解決した方がお互いのために良いのではないかと思います。
(御社が法律にのっとって労働管理をしている会社で、その従業員の方が一方的に常識外の要求を外部組合を通してしようとしているという話でしたら申し訳ありません)
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7. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/12 16:47
8. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/13 07:58
法律や道義上のルールを完璧に守れている企業および従業員は皆無に近い思います。
就業開始時間より少し早めに来て準備するのが常識とされていますが、仕事をしたら立派な勤務時間です。個人が適当にたばこを吸うため、缶コーヒーを買うために勝手に離席したり、私語したりするのは、厳密に言えば不就労に当たるかもしれません。細かいことを言えばきりがないと思います。
お互いに多少のことは容認し妥協しながら、もっと大きな目標を見据えるのが、良い悪いは別にして日本的経営と呼ばれるものではないかと思います。
最初から自分のことだけを考えて、何もかもぶち壊してやるという人間なら許せませんが、不満分子と呼ばれる人たちの多くは、会社と妥協しながら、今の世の中、これも仕方がないと頑張ってきた人が我慢の限界にきたものと想像します。
多くの企業は、コンプライアンス重視と言いながら、本音は、有給休暇を使いきった人と一度も休まず働いた人が給料賞与に差がつけられないのは釈然としないと思っているかもしれません。それでもコンプライアンスを叫ぶのは、これを遵守しなければ、不祥事となり世間から糾弾され、存続の危機に陥るからです。真の道徳心というより世間が怖いからやっている部分が大きいと感じるのは言いすぎでしょうか。
内部告発の担当部署を社内に設ける企業が多いですが、これは不祥事が外部に出る前に社内で処理したいという意味もあります。
当社でも、内部告発ホットラインに通報があった場合は、よく知らせてくれたと感謝されます。
本当は、そのようなホットラインを使う前に職場での労使関係がうまくいっていて、現場で解決できればベストなのでしょうね。
みんなに苦労、無理を強いていることはよく承知している、しかし、会社も大変な状況で経営者はもっと厳しく、負担もより多くしており、何とか協力してほしい・・・などと普段から意思疎通を良くして、ねぎらいながら、経営者も負担を分かち合うなどしているなら零細企業なら分かり合える部分もあるのかなと・・・甘いかもしれませんが。無いよりはベターかと。
そういう意味で、
外部団体に従業員が加入したことが恥ではなく、
「逆に」という表現が適切かどうかは別として、
その前に、外部団体に加入したい、加入しないとらちが明かないと従業員に思わせる職場環境に問題があると真摯に受け止めるべきではないかという・・・・
そういう意味の表現であると解釈しました。
長々とすみません。
法律や道義上のルールを完璧に守れている企業および従業員は皆無に近い思います。
就業開始時間より少し早めに来て準備するのが常識とされていますが、仕事をしたら立派な勤務時間です。個人が適当にたばこを吸うため、缶コーヒーを買うために勝手に離席したり、私語したりするのは、厳密に言えば不就労に当たるかもしれません。細かいことを言えばきりがないと思います。
お互いに多少のことは容認し妥協しながら、もっと大きな目標を見据えるのが、良い悪いは別にして日本的経営と呼ばれるものではないかと思います。
最初から自分のことだけを考えて、何もかもぶち壊してやるという人間なら許せませんが、不満分子と呼ばれる人たちの多くは、会社と妥協しながら、今の世の中、これも仕方がないと頑張ってきた人が我慢の限界にきたものと想像します。
多くの企業は、コンプライアンス重視と言いながら、本音は、有給休暇を使いきった人と一度も休まず働いた人が給料賞与に差がつけられないのは釈然としないと思っているかもしれません。それでもコンプライアンスを叫ぶのは、これを遵守しなければ、不祥事となり世間から糾弾され、存続の危機に陥るからです。真の道徳心というより世間が怖いからやっている部分が大きいと感じるのは言いすぎでしょうか。
内部告発の担当部署を社内に設ける企業が多いですが、これは不祥事が外部に出る前に社内で処理したいという意味もあります。
当社でも、内部告発ホットラインに通報があった場合は、よく知らせてくれたと感謝されます。
本当は、そのようなホットラインを使う前に職場での労使関係がうまくいっていて、現場で解決できればベストなのでしょうね。
みんなに苦労、無理を強いていることはよく承知している、しかし、会社も大変な状況で経営者はもっと厳しく、負担もより多くしており、何とか協力してほしい・・・などと普段から意思疎通を良くして、ねぎらいながら、経営者も負担を分かち合うなどしているなら零細企業なら分かり合える部分もあるのかなと・・・甘いかもしれませんが。無いよりはベターかと。
そういう意味で、
外部団体に従業員が加入したことが恥ではなく、
「逆に」という表現が適切かどうかは別として、
その前に、外部団体に加入したい、加入しないとらちが明かないと従業員に思わせる職場環境に問題があると真摯に受け止めるべきではないかという・・・・
そういう意味の表現であると解釈しました。
長々とすみません。
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9. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/13 10:50
過去、在職中に労働組合が出来てしまった会社の人事担当をやっていました。経験論です。
まず、外部団体に御社社員が駆け込んだ場合、外部団体はその社員に対して企業内で組合を結成する指導を行ないます。組合結成の意思が固まった時点で、外部団体はその組合の上部組織として位置付けをし、団体交渉に同席し、交渉のイニシアチブととりながら組合員のフォローを行なうという形をとります。つまり組合が結成されたら外部団体ではなく、社員の意思で、社内で労働組合ができたということになり、外部団体はあくまでもその組合の「支援」をするという図式です。
組合が出来ると、本来外部団体に相談にいった内容を超えた様々な要求をもって団体交渉開催を迫ります。私が担当者だった頃は、実に30項目ぐらい要求されました(苦笑)。ただし、その大半は後々対応すればどうにでもなる内容でしたが・・・(笑)。したがって過度の要求があった場合は、組合側の本来の要求についての解決交渉に的を絞って、残りの要求は、あくまでも「応じられない」という強い姿勢で臨むとよいと思います。
また、一度組合ができると一人でも組合員が社内に在籍している限り、組合は解散させられません。組合加入を考えている社員に対して直接「入るな」とはいえなくなります(いずれも不当労働行為にあたります)。経営者や人事担当にとっては「目の上のたんこぶ」的存在になりますが、上手に付き合っていくしか方法はありません。
いずれにしても労働問題は、経営者と社員、上司と部下との人間関係によって起こることですから、日頃の意思疎通をしっかりと行なっていくことが組合結成防止の一番のポイントです。
なお外部団体経由で組合に加入すると、当然組合費を徴収されることになりますが、団体交渉で解決した金銭の一部を「カンパ」と称して外部団体が搾取(ここではあえてこの言葉を使います)することも多いので、組合に駆け込んでもメリットはあまりないと私自身考えています。
もし、御社内でそのような動きがあった場合は、その中心人物と話し合いの機会を設けて、社内解決に努力することが肝要です。「組合を作る」と言われたら「それは駄目だ」とは決して言わないように。「それは君たちの良心に任せるけど、今ここで解決が可能なことであれば解決を図りたい」と言ってくださいね。
多少質問の趣旨に逸れたかもしれませんが、以上経験論でしたm(_ _)m
過去、在職中に労働組合が出来てしまった会社の人事担当をやっていました。経験論です。
まず、外部団体に御社社員が駆け込んだ場合、外部団体はその社員に対して企業内で組合を結成する指導を行ないます。組合結成の意思が固まった時点で、外部団体はその組合の上部組織として位置付けをし、団体交渉に同席し、交渉のイニシアチブととりながら組合員のフォローを行なうという形をとります。つまり組合が結成されたら外部団体ではなく、社員の意思で、社内で労働組合ができたということになり、外部団体はあくまでもその組合の「支援」をするという図式です。
組合が出来ると、本来外部団体に相談にいった内容を超えた様々な要求をもって団体交渉開催を迫ります。私が担当者だった頃は、実に30項目ぐらい要求されました(苦笑)。ただし、その大半は後々対応すればどうにでもなる内容でしたが・・・(笑)。したがって過度の要求があった場合は、組合側の本来の要求についての解決交渉に的を絞って、残りの要求は、あくまでも「応じられない」という強い姿勢で臨むとよいと思います。
また、一度組合ができると一人でも組合員が社内に在籍している限り、組合は解散させられません。組合加入を考えている社員に対して直接「入るな」とはいえなくなります(いずれも不当労働行為にあたります)。経営者や人事担当にとっては「目の上のたんこぶ」的存在になりますが、上手に付き合っていくしか方法はありません。
いずれにしても労働問題は、経営者と社員、上司と部下との人間関係によって起こることですから、日頃の意思疎通をしっかりと行なっていくことが組合結成防止の一番のポイントです。
なお外部団体経由で組合に加入すると、当然組合費を徴収されることになりますが、団体交渉で解決した金銭の一部を「カンパ」と称して外部団体が搾取(ここではあえてこの言葉を使います)することも多いので、組合に駆け込んでもメリットはあまりないと私自身考えています。
もし、御社内でそのような動きがあった場合は、その中心人物と話し合いの機会を設けて、社内解決に努力することが肝要です。「組合を作る」と言われたら「それは駄目だ」とは決して言わないように。「それは君たちの良心に任せるけど、今ここで解決が可能なことであれば解決を図りたい」と言ってくださいね。
多少質問の趣旨に逸れたかもしれませんが、以上経験論でしたm(_ _)m
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10. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/13 14:00
>今後どういう事態(悪い意味での)が想定されるものなのでしょうか。
悪辣な違法行為がやりにくくなります。
>『社内の労働組合であるか否か』
労働組合とは、労働者が主体となつて自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体又はその連合団体をいいます。「部外の」だの「社内の」だのと言う概念がそもそもありません。
>"不名誉な話"ということになるのですかねぇ?。
そんな事はありません。もともと労働条件など労資関係の調整は、労働組合を直接の当事者とするのが原則ですから、労働組合は存在して当たり前であって、それでこそ正常な労資関係が構築され、資本主義体制維持に資するものです。日本国憲法、労働三法その他の法令もこれを当然の前提として組み立てられており、寧ろ労働組合がない方が不正常で不名誉な話です。
>今後どういう事態(悪い意味での)が想定されるものなのでしょうか。
悪辣な違法行為がやりにくくなります。
>『社内の労働組合であるか否か』
労働組合とは、労働者が主体となつて自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体又はその連合団体をいいます。「部外の」だの「社内の」だのと言う概念がそもそもありません。
>"不名誉な話"ということになるのですかねぇ?。
そんな事はありません。もともと労働条件など労資関係の調整は、労働組合を直接の当事者とするのが原則ですから、労働組合は存在して当たり前であって、それでこそ正常な労資関係が構築され、資本主義体制維持に資するものです。日本国憲法、労働三法その他の法令もこれを当然の前提として組み立てられており、寧ろ労働組合がない方が不正常で不名誉な話です。
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12. Re: 社員が外部の組合に入るケース
2008/05/14 09:47
yukim729さん、ありがとうございます。
>「部外の」だの「社内の」だのと言う概念がそもそもありません。
認識を新たにしました。
>寧ろ労働組合がない方が不正常で不名誉な話です。
労働組合があるのとないのでは、確かに「乙側」に対する経営者側の"気の引き締まり具合"が違ってくることは事実だと思います(そうであってはいけないのでしょうが、そこは人間の弱いところでして・・・)。
yukim729さん、ありがとうございます。
>「部外の」だの「社内の」だのと言う概念がそもそもありません。
認識を新たにしました。
>寧ろ労働組合がない方が不正常で不名誉な話です。
労働組合があるのとないのでは、確かに「乙側」に対する経営者側の"気の引き締まり具合"が違ってくることは事実だと思います(そうであってはいけないのでしょうが、そこは人間の弱いところでして・・・)。
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