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助け合い

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外貨

質問 回答受付中

外貨

2005/09/29 14:25

RIO

おはつ

回答数:17

編集

初めまして。商社で経理の仕事をしている者です。

弊社では輸入商品の代金を外貨預金から支払っているのですが、会計ソフトの単位は円なのでドルを円に換算する際にわからないことがあります。
前期は、レートを移動平均(と教えられたのですが、正解かは??)で計算していたのですが、今期からは前月末日の市場レートを翌月の基準にして計算しています。
預金残高が多かった時には全く気づかなかったのですが、残高が少なくなってきた時に、ドルの残高は普通にあるのに会計上では預金残(円)がマイナスになってしまいました。
毎月の外貨建のレートと市場レートの差が大きいことが原因か、とは思うのですが外貨について詳しくないのでよくわかりません。色々なサイトも見てみましたが、弊社と同じパターンの
ところがあるわけでもなく、どうすればいいのか困っています。

☆毎月のドル建 $10,000 レート:99.80

外貨預金 / 当座預金
998,000 998,000

☆仕入時 代金 $12,500 レート(前月末日):118.22

仕入高 / 外貨預金
1,477,750 1,477,750


このように仕訳を入れていたのですが、預金残高が少なくなってくると、ドルはまだあるのに外貨預金の残高が会計上ではマイナスになってしまうことがあります。

上手に説明ができていないかもしれませんが、アドバイスを宜しくお願い致します。

初めまして。商社で経理の仕事をしている者です。

弊社では輸入商品の代金を外貨預金から支払っているのですが、会計ソフトの単位は円なのでドルを円に換算する際にわからないことがあります。
前期は、レートを移動平均(と教えられたのですが、正解かは??)で計算していたのですが、今期からは前月末日の市場レートを翌月の基準にして計算しています。
預金残高が多かった時には全く気づかなかったのですが、残高が少なくなってきた時に、ドルの残高は普通にあるのに会計上では預金残(円)がマイナスになってしまいました。
毎月の外貨建のレートと市場レートの差が大きいことが原因か、とは思うのですが外貨について詳しくないのでよくわかりません。色々なサイトも見てみましたが、弊社と同じパターンの
ところがあるわけでもなく、どうすればいいのか困っています。

☆毎月のドル建 $10,000 レート:99.80

外貨預金 / 当座預金
998,000 998,000

☆仕入時 代金 $12,500 レート(前月末日):118.22

仕入高 / 外貨預金
1,477,750 1,477,750


このように仕訳を入れていたのですが、預金残高が少なくなってくると、ドルはまだあるのに外貨預金の残高が会計上ではマイナスになってしまうことがあります。

上手に説明ができていないかもしれませんが、アドバイスを宜しくお願い致します。

この質問に回答
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1件〜17件 (全17件)
| 1 |

1. たくさんのご意見ありがとうございました

2005/10/13 10:31

RIO

おはつ

編集

皆様、いろいろなご意見を書き込んでいただき、本当にありがとうございました。
皆様のご意見を参考に、税理士さんに相談してみます。
ありがとうございました。m(__)m

皆様、いろいろなご意見を書き込んでいただき、本当にありがとうございました。
皆様のご意見を参考に、税理士さんに相談してみます。
ありがとうございました。m(__)m

返信

2. Re: 投稿者です 異なる仕入レート計上の可能性

2005/10/06 09:14

kei8

すごい常連さん

編集

>ドルを買うときのレートですが、@99.67で2年間、といった契約をかわしているので、¥996,700で計上しているのですが、それは良かったでしょうか?当座が動くのでその通りの円で計上してきました。

 OKです。


>仕入は、前月末のレートで円換算して計上していました。

 為替予約か通貨オプション契約をされているものと思われますが、これらはデリバティブ取引であり、ヘッジ会計の知識が必要となります。

 為替予約がない場合には仕入計上はご質問の方法も1つの方法として認められています。

 為替予約等がある場合には99.67円での仕入計上の可能性も考えられます。ただし、この場合には諸条件の検討が必要です。

 ここで諸条件というのは、為替予約等と輸入仕入取引との結びつき(対応関係)、輸入契約が既に結ばれているか、そうでない場合であれば確実な取引か、為替予約等の年数(ご質問では2年間とありますので、この条件が特に問題になることはありませんが、たとえば5年といった長期のものであれば、ここでの他の条件に入ってきます)があげられます。

 為替予約等がある場合であっても、ご質問の方法も認められます(認められるというより、それが原則的な方法です)。

為替予約等がある場合には違う方法も認められる可能性があるということです。


 ヘッジ会計はかなり理解しづらいので、専門家にきちんと相談されるのがよろしいかと思います。無料のご相談では難しいでしょう。

 会社のご認識は99.67円での輸入ということであり、この輸入で為替差損益を考えていないのではないでしょうか?
                                    以上

>ドルを買うときのレートですが、@99.67で2年間、といった契約をかわしているので、¥996,700で計上しているのですが、それは良かったでしょうか?当座が動くのでその通りの円で計上してきました。

 OKです。


>仕入は、前月末のレートで円換算して計上していました。

 為替予約か通貨オプション契約をされているものと思われますが、これらはデリバティブ取引であり、ヘッジ会計の知識が必要となります。

 為替予約がない場合には仕入計上はご質問の方法も1つの方法として認められています。

 為替予約等がある場合には99.67円での仕入計上の可能性も考えられます。ただし、この場合には諸条件の検討が必要です。

 ここで諸条件というのは、為替予約等と輸入仕入取引との結びつき(対応関係)、輸入契約が既に結ばれているか、そうでない場合であれば確実な取引か、為替予約等の年数(ご質問では2年間とありますので、この条件が特に問題になることはありませんが、たとえば5年といった長期のものであれば、ここでの他の条件に入ってきます)があげられます。

 為替予約等がある場合であっても、ご質問の方法も認められます(認められるというより、それが原則的な方法です)。

為替予約等がある場合には違う方法も認められる可能性があるということです。


 ヘッジ会計はかなり理解しづらいので、専門家にきちんと相談されるのがよろしいかと思います。無料のご相談では難しいでしょう。

 会社のご認識は99.67円での輸入ということであり、この輸入で為替差損益を考えていないのではないでしょうか?
                                    以上

返信

3. Re: 投稿者です

2005/10/05 17:12

らん

さらにすごい常連さん

編集

こんにちは。

私も出遅れてしまったようで・・・、長いスレになっていたのですね。
RIOさん、上の再度の書き込みの件ですが、
私も含めて皆さんから多くのご意見を頂けた訳ですが、
このまま続けても考え方捉え方の違いによって収拾がつかないと思います。
そこで私が前のレスの最後に書きましたように、
ここはひとつ、税理士先生とご相談して頂くのが宜しいかと思います。

レスをお付け下さいました皆さまに、私からも御礼申し上げます。

こんにちは。

私も出遅れてしまったようで・・・、長いスレになっていたのですね。
RIOさん、上の再度の書き込みの件ですが、
私も含めて皆さんから多くのご意見を頂けた訳ですが、
このまま続けても考え方捉え方の違いによって収拾がつかないと思います。
そこで私が前のレスの最後に書きましたように、
ここはひとつ、税理士先生とご相談して頂くのが宜しいかと思います。

レスをお付け下さいました皆さまに、私からも御礼申し上げます。

返信

4. 投稿者です

2005/10/05 15:11

RIO

おはつ

編集

andersenさん、kei8さん、tonさん ありがとうございます。
掲示板を見るのが遅くなりました。

私はあまり詳しい会計学をわかっていないので理解に苦しむところもあったのですが、なんとなく見えてきたという感じです。

ドルを買うときのレートですが、@99.67で2年間、といった契約をかわしているので、¥996,700で計上しているのですが、それは良かったでしょうか?当座が動くのでその通りの円で計上してきました。
仕入は、前月末のレートで円換算して計上していました。ここでその都度為替差益を計上するか、残がマイナスになろうとも期末で一括換算するか、というように理解したのですが・・・?
それとも前年のように、移動平均で計算し、期末には差益を計上するほうが良いでしょうか?
移動平均が面倒だから前月末レートで換算することになったのですが・・。

andersenさん、kei8さん、tonさん ありがとうございます。
掲示板を見るのが遅くなりました。

私はあまり詳しい会計学をわかっていないので理解に苦しむところもあったのですが、なんとなく見えてきたという感じです。

ドルを買うときのレートですが、@99.67で2年間、といった契約をかわしているので、¥996,700で計上しているのですが、それは良かったでしょうか?当座が動くのでその通りの円で計上してきました。
仕入は、前月末のレートで円換算して計上していました。ここでその都度為替差益を計上するか、残がマイナスになろうとも期末で一括換算するか、というように理解したのですが・・・?
それとも前年のように、移動平均で計算し、期末には差益を計上するほうが良いでしょうか?
移動平均が面倒だから前月末レートで換算することになったのですが・・。

返信

5. Re: 外貨 マイナス残は収益のプラス 会計の問題

2005/10/05 13:34

andersen

ちょい参加

編集

KEI8さんのおっしゃっていることがわかりました。
原価云々、外貨基準云々と別次元に商品勘定でいう総記法的な処理方法があるだろうということですね。

でもこのような処理が一般的な実務ですか?
総記法を行っている会社を見たことがないのですが。
(比較的規模の大きな会社の経験が多く、そもそも外貨預金の処理にあまり注意を払っていなかったので気づいてないだけかもしれないですが)

それと、財務データを分析して営業マンの成績を評価するのではなく、成績評価にも使う営業部門のデータが財務部システムに降りてくるのですよね。(為替差損益だけで評価しろとは言ってません)
特に商社の営業部門では、取引ごとに支払時期・為替予約をつけるか、その成果を把握しているでしょうから、それをそのまま会計処理すればということです。
(RIOさんの会社は、会社が一括・定期に外貨ポジションを決めているようなので余計なお世話かもしれないと書きましたが)


KEI8さんのおっしゃっていることがわかりました。
原価云々、外貨基準云々と別次元に商品勘定でいう総記法的な処理方法があるだろうということですね。

でもこのような処理が一般的な実務ですか?
総記法を行っている会社を見たことがないのですが。
(比較的規模の大きな会社の経験が多く、そもそも外貨預金の処理にあまり注意を払っていなかったので気づいてないだけかもしれないですが)

それと、財務データを分析して営業マンの成績を評価するのではなく、成績評価にも使う営業部門のデータが財務部システムに降りてくるのですよね。(為替差損益だけで評価しろとは言ってません)
特に商社の営業部門では、取引ごとに支払時期・為替予約をつけるか、その成果を把握しているでしょうから、それをそのまま会計処理すればということです。
(RIOさんの会社は、会社が一括・定期に外貨ポジションを決めているようなので余計なお世話かもしれないと書きましたが)


返信

6. 個人的な考え方ですが

2005/10/05 11:06

ton

積極参加

編集

私的な考え方ですが

まず、なぜ外貨建ての場合レートを その日の相場だとか、平均だとかで計算するかです
海外から物を仕入れた場合代金を決済するまで円での支払いか確定していないためだと思います。
今回の場合銀行で外貨を購入するわけですから、銀行から外貨の計算書発行されるはずです。
社内レートを決めたとしても今回の場合第三者が証明する書類が存在するわけですから
当然この計算書に基づく仕分けを行うのが正しいように思います。

期末の問題です
税務的にはよくわかりませんが、換算方法を選択できるようになっていると思います
選択しない場合は、期末時換算法が適用されるはずですから、当然期末時のレートで換算し
差額を為替差損差益として計上する必要があると思います
つまり、帳簿の実態をどれだけ現状に近づけるかだと思います


で最初の質問に戻ると
外貨購入時 99.80円
外貨支払時 118.22円
として計算しているわけですから1ドルあたりの差額18.42円が為替差益として
計上されると思います
12,500ドル仕入れて外貨預金から12,500ドル支払うから外貨預金通帳の残高は
正しいのですが、帳簿上はドルで計算されず円で計算していますから同じ12,500ドル
でも円の金額は違います この違いが為替差損差益となるわけです。
憶測ですが、貴社の場合前期その都度為替差損差益を計上していないため期末に換算すると
大きな差損益が発生し決算に多大な影響を与えるためあえて換算しなかったのではないでしょうか
原則として期末で換算するよう税務上決められていますが、この場合の原則とは、たぶん
取得時換算法を選択した場合期末換算しなくてよいとなっていますので、取得時換算法を
選択していない場合原則どおり期末で換算する必要があると思います。

今後の会計ですが、一度月末に換算されたらどうでしょう。
その上で、外貨購入時と支払時のレートをどの時点のレートにするか決定し
為替差損益の計上をどの時点で行うか決めたらいかがでしょうか
いづれにしろ、期末では換算する必要があると思います。

TON太郎

私的な考え方ですが

まず、なぜ外貨建ての場合レートを その日の相場だとか、平均だとかで計算するかです
海外から物を仕入れた場合代金を決済するまで円での支払いか確定していないためだと思います。
今回の場合銀行で外貨を購入するわけですから、銀行から外貨の計算書発行されるはずです。
社内レートを決めたとしても今回の場合第三者が証明する書類が存在するわけですから
当然この計算書に基づく仕分けを行うのが正しいように思います。

期末の問題です
税務的にはよくわかりませんが、換算方法を選択できるようになっていると思います
選択しない場合は、期末時換算法が適用されるはずですから、当然期末時のレートで換算し
差額を為替差損差益として計上する必要があると思います
つまり、帳簿の実態をどれだけ現状に近づけるかだと思います


で最初の質問に戻ると
外貨購入時 99.80円
外貨支払時 118.22円
として計算しているわけですから1ドルあたりの差額18.42円が為替差益として
計上されると思います
12,500ドル仕入れて外貨預金から12,500ドル支払うから外貨預金通帳の残高は
正しいのですが、帳簿上はドルで計算されず円で計算していますから同じ12,500ドル
でも円の金額は違います この違いが為替差損差益となるわけです。
憶測ですが、貴社の場合前期その都度為替差損差益を計上していないため期末に換算すると
大きな差損益が発生し決算に多大な影響を与えるためあえて換算しなかったのではないでしょうか
原則として期末で換算するよう税務上決められていますが、この場合の原則とは、たぶん
取得時換算法を選択した場合期末換算しなくてよいとなっていますので、取得時換算法を
選択していない場合原則どおり期末で換算する必要があると思います。

今後の会計ですが、一度月末に換算されたらどうでしょう。
その上で、外貨購入時と支払時のレートをどの時点のレートにするか決定
為替差損益の計上をどの時点で行うか決めたらいかがでしょうか
いづれにしろ、期末では換算する必要があると思います。

TON太郎

返信

7. Re: 外貨 マイナス残は収益のプラス 会計の問題

2005/10/04 18:59

kei8

すごい常連さん

編集

>>あなたがご自分の考え方で処理するのは自由です。

>私の考えではなく、会計学の基本的な話だと思いますが。


返信:
 会計学や簿記では多様な処理が考えられます。

商品勘定1つで仕入、売上を処理するのと同じことです。
商品勘定=外貨預金勘定と考えればよいと思います。

上記のような使い方によった場合の商品勘定は資産勘定と損益勘定が「混合した勘定」になっています。この混合勘定の残高がマイナスになっているだけです。純然たる資産勘定がマイナスになっているわけではありません。

 現在の会計学や簿記では、このような勘定の使い方について、取得原価会計からはずれた処理とはされていないはずです。



>RIOさんが年次あるいは月次レベルで預金残高が適正になればよいということでしたら、私の話は余計なお世話でした。

返信:
 余計なお世話、そんなことはありません。いろいろな意見を出し合って議論すればよいと思います。



>資産勘定がマイナスになることに根本的な疑問を感じる、あるいは、取引ごとに為替差損益を把握することが、将来的は外貨ポジションのあり方の検討材料になったり、営業マンの成績評価等に有効だということでしたら、基本的な処理方法がお勧めですよ。


返信:
「資産勘定がマイナスになることに根本的な疑問を感じる」、私はこの点のあなたの理解に誤りがあると考えます。何度もいっていますが、質問者のような使い方で残が0になったりマイナスにあんることがあるという場合の外貨預金勘定は混合勘定です。資産勘定ではありません。



「取引ごとに為替差損益を把握することが、将来的は外貨ポジションのあり方の検討材料になったり、営業マンの成績評価等に有効だ」というご意見について

 少なくとも中小企業では面倒な処理をしないで簡便な処理をする方がよいように思います。ご意見については、必要であれば財務会計と離れたところで管理する方が、次の点から適切と考えます。

1、為替差損益勘定をみて営業マンごとの為替差損益を把握しようとしても、集計や加工が必要です。まあ、部門数が限られている場合の部門別計算には役立つでしょうが・・・

2、為替差損益勘定だけをみても営業マンの成績評価には役立ちません。他の費用をも合算してみなくてはどうしようもありません。それには財務会計外で処理するほうが簡便で適切な処理が可能と思います。
                           以上



>>あなたがご自分の考え方で処理するのは自由です。

>私の考えではなく、会計学の基本的な話だと思いますが。


返信:
 会計学や簿記では多様な処理が考えられます。

商品勘定1つで仕入、売上を処理するのと同じことです。
商品勘定=外貨預金勘定と考えればよいと思います。

上記のような使い方によった場合の商品勘定は資産勘定と損益勘定が「混合した勘定」になっています。この混合勘定の残高がマイナスになっているだけです。純然たる資産勘定がマイナスになっているわけではありません。

 現在の会計学や簿記では、このような勘定の使い方について、取得原価会計からはずれた処理とはされていないはずです。



>RIOさんが年次あるいは月次レベルで預金残高が適正になればよいということでしたら、私の話は余計なお世話でした。

返信:
 余計なお世話、そんなことはありません。いろいろな意見を出し合って議論すればよいと思います。



>資産勘定がマイナスになることに根本的な疑問を感じる、あるいは、取引ごとに為替差損益を把握することが、将来的は外貨ポジションのあり方の検討材料になったり、営業マンの成績評価等に有効だということでしたら、基本的な処理方法がお勧めですよ。


返信:
「資産勘定がマイナスになることに根本的な疑問を感じる」、私はこの点のあなたの理解に誤りがあると考えます。何度もいっていますが、質問者のような使い方で残が0になったりマイナスにあんることがあるという場合の外貨預金勘定は混合勘定です。資産勘定ではありません。



取引ごとに為替差損益を把握することが、将来的は外貨ポジションのあり方の検討材料になったり、営業マンの成績評価等に有効だ」というご意見について

 少なくとも中小企業では面倒な処理をしないで簡便な処理をする方がよいように思います。ご意見については、必要であれば財務会計と離れたところで管理する方が、次の点から適切と考えます。

1、為替差損益勘定をみて営業マンごとの為替差損益を把握しようとしても、集計や加工が必要です。まあ、部門数が限られている場合の部門別計算には役立つでしょうが・・・

2、為替差損益勘定だけをみても営業マンの成績評価には役立ちません。他の費用をも合算してみなくてはどうしようもありません。それには財務会計外で処理するほうが簡便で適切な処理が可能と思います。
                           以上



返信

8. Re: 外貨 マイナス残は収益のプラスと見ます

2005/10/04 12:08

andersen

ちょい参加

編集

>あなたがご自分の考え方で処理するのは自由です。

私の考えではなく、会計学の基本的な話だと思いますが。


話がずれました。

RIOさんが年次あるいは月次レベルで預金残高が適正になればよいということでしたら、私の話は余計なお世話でした。

資産勘定がマイナスになることに根本的な疑問を感じる、あるいは、取引ごとに為替差損益を把握することが、将来的は外貨ポジションのあり方の検討材料になったり、営業マンの成績評価等に有効だということでしたら、基本的な処理方法がお勧めですよ。

>あなたがご自分の考え方で処理するのは自由です。

私の考えではなく、会計学の基本的な話だと思いますが。


話がずれました。

RIOさんが年次あるいは月次レベルで預金残高が適正になればよいということでしたら、私の話は余計なお世話でした。

資産勘定がマイナスになることに根本的な疑問を感じる、あるいは、取引ごとに為替差損益を把握することが、将来的は外貨ポジションのあり方の検討材料になったり、営業マンの成績評価等に有効だということでしたら、基本的な処理方法がお勧めですよ。

返信

9. Re: 外貨 マイナス残は収益のプラスと見ます

2005/10/04 10:20

kei8

すごい常連さん

編集

>外貨預金にマイナスが生じた場合は、その都度ないし期末に時価評価して0にすればよいとのことですが、外貨の時価換算は期末評価が原則ではなく、期末のみ許されるものですし、そもそも存在しない資産の時価評価は不可能ですよね。


回答:
 あなたがご自分の考え方で処理するのは自由です。ただ、簡単な処理で済むところをわざわざ面倒の処理をしているということになります。期末に期末日レートで換算換えすれば、結論は同じになるからです。


 貸方の仕入が正しく発生時レートだ把握されていることを前提にすれば、
 相手勘定となる外貨預金の貸方金額をどのように決めようと(=どのようなレートで換算しようと)、期末に期末日レートで換算換えすれば、正しいB/SとP/Lが作成できます。ご自身で確認されるとよろしいでしょう。決算書を作成して比べてみてください。



 実務では次の(1)処理は行っていないはずです。2)の処理を行い、期末に期末日レートで換算換えします。月次損益の把握のために毎月末に換算換えしても差し支えないと考えます。

(1)の処理を行おうと(2)の処理を行おうと、期末の処理さえ正しく行われれば、最後の結果は同じです。(2)の処理のほうが簡便です。

(1)
(借方)
仕入
(貸方)
外貨預金
為替差損益(差損の場合は貸方)


(2)
(借方)
仕入
(貸方)
外貨預金
                                      以上




>外貨預金にマイナスが生じた場合は、その都度ないし期末に時価評価して0にすればよいとのことですが、外貨の時価換算は期末評価が原則ではなく、期末のみ許されるものですし、そもそも存在しない資産の時価評価は不可能ですよね。


回答:
 あなたがご自分の考え方で処理するのは自由です。ただ、簡単な処理で済むところをわざわざ面倒の処理をしているということになります。期末に期末日レートで換算換えすれば、結論は同じになるからです。


 貸方の仕入が正しく発生時レートだ把握されていることを前提にすれば、
 相手勘定となる外貨預金の貸方金額をどのように決めようと(=どのようなレートで換算しようと)、期末に期末日レートで換算換えすれば、正しいB/SとP/Lが作成できます。ご自身で確認されるとよろしいでしょう。決算書を作成して比べてみてください。



 実務では次の(1)処理は行っていないはずです。2)の処理を行い、期末に期末日レートで換算換えします。月次損益の把握のために毎月末に換算換えしても差し支えないと考えます。

(1)の処理を行おうと(2)の処理を行おうと、期末の処理さえ正しく行われれば、最後の結果は同じです。(2)の処理のほうが簡便です。

(1)
(借方)
仕入
(貸方)
外貨預金
為替差損益(差損の場合は貸方)


(2)
(借方)
仕入
(貸方)
外貨預金
                                      以上




返信

10. Re: 外貨 マイナス残は収益のプラスと見ます

2005/10/03 19:59

andersen

ちょい参加

編集

外貨取引を勉強したときはいつも掛取引だったので、いまいち確信がもてないのですが

外貨基準注解2も、外貨預金による仕入れの場合、仕入高(借方)のレートについて定めたものだと思います。
借方の外貨預金勘定は、あくまでも、原価で記載しないとまずいでしょう。
仮に、外貨基準が外貨預金額も規定しているとすると、外貨基準に規定があるから原価主義に反しないというより、外貨基準が原価主義というか原価の払出計算の例外を設けたということになってしまいませんか。

Kei8さんは外貨預金にマイナスが生じた場合は、その都度ないし期末に時価評価して0にすればよいとのことですが、外貨の時価換算は期末評価が原則ではなく、期末のみ許されるものですし、そもそも存在しない資産の時価評価は不可能ですよね。

外貨取引を勉強したときはいつも掛取引だったので、いまいち確信がもてないのですが

外貨基準注解2も、外貨預金による仕入れの場合、仕入高(借方)のレートについて定めたものだと思います。
借方の外貨預金勘定は、あくまでも、原価で記載しないとまずいでしょう。
仮に、外貨基準が外貨預金額も規定しているとすると、外貨基準に規定があるから原価主義に反しないというより、外貨基準が原価主義というか原価の払出計算の例外を設けたということになってしまいませんか。

Kei8さんは外貨預金にマイナスが生じた場合は、その都度ないし期末に時価評価して0にすればよいとのことですが、外貨の時価換算は期末評価が原則ではなく、期末のみ許されるものですし、そもそも存在しない資産の時価評価は不可能ですよね。

返信

11. Re: 外貨 マイナス残は収益のプラスと見ます

2005/10/03 18:10

kei8

すごい常連さん

編集

>外貨預金の払出の額に5/20日現在のレート(すなわち時価)を使うと取得原価主義から逸脱してしまいますし、


回答:
 外貨建取引等会計処理基準の注解(注2)のただし書きに従った処理であり、問題はありません。


6/2 代金支払 2,091,011 仕入高 / 外貨預金 2,091,011
$19,451.27 (レート 107.50← 5/20現在のレート)

の会計処理は、仕入を取引発生時の相場で計上するものであり、取得原価主義の枠内の処理となっています。


<参考>
外貨建取引等会計処理基準

1 取引発生時の処理
 外貨建取引は、原則として、当該取引発生時の為替相場による円換算額をもって記録する。(注2)

(注2) 取引発生時の為替相場について
 取引発生時の為替相場としては、取引が発生した日における直物為替相場又は合理的な基礎に基づいて算定された平均相場、例えば取引の行われた月又は週の前月又は前週の直物為替相場を平均したもの等、直近の一定期間の直物為替相場に基づいて算出されたものによる。

ただし、取引が発生した日の直近の一定日における直物為替相場、例えば取引の行われた月若しくは週の前月若しくは前週の末日又は当月若しくは当週の初日の直物為替相場によることも妨げない。





>RIOさんが気にされている現金残高のマイナスの問題はいつまでも残ることになります。

例えば(単純化のため取得日レートを使用します)、

5月10日 1ドル取得 レート100円

   外貨預金 100/当座預金 100

6月10日 仕入1ドル レート 120円

   仕入 120/外貨預金 120

とすると、外貨預金がマイナス20円になり、すでにドルはないのでマイナスが永久に残ることになってしまいます。


回答:
 これは外貨預金勘定を評価替えすればOKです。すなわち、

6月10日 外貨預金/為替差益 20

この処理により外貨預金勘定は外貨でも円貨でも0となります(=マイナス残を解消できます)。

 評価替えする時期は期末が原則ですが、
外貨の残高が0になったり、外貨の残高があるが円貨の勘定残高がマイナスになったときに換算換えすることもよろしいかと思います。


最終的には期末評価により適切な処理となります。ポイントは期末日レートによる期末評価です。


<設例の場合>
次の(1)でも(2)でもOKです。

(1)マイナス残が気になるので評価替えする。外貨0を円貨0で評価し、差額を為替差損益に計上する。
   6月10日 外貨預金/為替差益 20

   期末日(5月20日)処理なし。



(2)6月10日 上記処理はなし。
      外貨預金残高は△20のまま。

    外貨預金勘定は単純な資産勘定ではなく、資産勘定と損益勘定の混合した勘定となっています。マイナスは、資産勘定のマイナスとみるのではなく、収益勘定(為替差益勘定)のプラスと理解することになります。−20の資産ではなく20の収益。

   期末日(5月20日)外貨預金/為替差益 20


<設例2>
 設例に追加して次の取引があったとします

8月10日 1ドル取得 レート110円

   外貨預金 110/当座預金 110



(1)6月10日 外貨預金/為替差益 20

   期末日(5月20日)為替差損/外貨預金 10(=期末評価額100−帳簿残高110)

   P/L上は為替差益と為替差損は相殺してネットで表示するので、為替差益10となります。
   


(2)期末日のレート 100

 期末日(5月20日)外貨預金/為替差益 10(=期末評価額100−帳簿残高90)
                      上記の帳簿残高=△20+6/10110

                                  以上


>外貨預金の払出の額に5/20日現在のレート(すなわち時価)を使うと取得原価主義から逸脱してしまいますし、


回答:
 外貨建取引等会計処理基準の注解(注2)のただし書きに従った処理であり、問題はありません。


6/2 代金支払 2,091,011 仕入高 / 外貨預金 2,091,011
$19,451.27 (レート 107.50← 5/20現在のレート)

の会計処理は、仕入を取引発生時の相場で計上するものであり、取得原価主義の枠内の処理となっています。


<参考>
外貨建取引等会計処理基準

1 取引発生時の処理
 外貨建取引は、原則として、当該取引発生時の為替相場による円換算額をもって記録する。(注2)

(注2) 取引発生時の為替相場について
 取引発生時の為替相場としては、取引が発生した日における直物為替相場又は合理的な基礎に基づいて算定された平均相場、例えば取引の行われた月又は週の前月又は前週の直物為替相場を平均したもの等、直近の一定期間の直物為替相場に基づいて算出されたものによる。

ただし、取引が発生した日の直近の一定日における直物為替相場、例えば取引の行われた月若しくは週の前月若しくは前週の末日又は当月若しくは当週の初日の直物為替相場によることも妨げない。





>RIOさんが気にされている現金残高のマイナスの問題はいつまでも残ることになります。

例えば(単純化のため取得日レートを使用します)、

5月10日 1ドル取得 レート100円

   外貨預金 100/当座預金 100

6月10日 仕入1ドル レート 120円

   仕入 120/外貨預金 120

とすると、外貨預金がマイナス20円になり、すでにドルはないのでマイナスが永久に残ることになってしまいます。


回答:
 これは外貨預金勘定を評価替えすればOKです。すなわち、

6月10日 外貨預金/為替差益 20

この処理により外貨預金勘定は外貨でも円貨でも0となります(=マイナス残を解消できます)。

 評価替えする時期は期末が原則ですが、
外貨の残高が0になったり、外貨の残高があるが円貨の勘定残高がマイナスになったときに換算換えすることもよろしいかと思います。


最終的には期末評価により適切な処理となります。ポイントは期末日レートによる期末評価です。


<設例の場合>
次の(1)でも(2)でもOKです。

(1)マイナス残が気になるので評価替えする。外貨0を円貨0で評価し、差額を為替差損益に計上する。
   6月10日 外貨預金/為替差益 20

   期末日(5月20日)処理なし。



(2)6月10日 上記処理はなし。
      外貨預金残高は△20のまま。

    外貨預金勘定は単純な資産勘定ではなく、資産勘定と損益勘定の混合した勘定となっています。マイナスは、資産勘定のマイナスとみるのではなく、収益勘定(為替差益勘定)のプラスと理解することになります。−20の資産ではなく20の収益

   期末日(5月20日)外貨預金/為替差益 20


<設例2>
 設例に追加して次の取引があったとします

8月10日 1ドル取得 レート110円

   外貨預金 110/当座預金 110



(1)6月10日 外貨預金/為替差益 20

   期末日(5月20日)為替差損/外貨預金 10(=期末評価額100−帳簿残高110)

   P/L上は為替差益と為替差損は相殺してネットで表示するので、為替差益10となります。
   


(2)期末日のレート 100

 期末日(5月20日)外貨預金/為替差益 10(=期末評価額100−帳簿残高90)
                      上記の帳簿残高=△20+6/10110

                                  以上


返信

12. Re: 外貨

2005/10/01 21:45

andersen

ちょい参加

編集

話がついているようですが、ひょっとしたら違うのではと思う点があるので。

4番目のスレッドにRIOさんがお書きの6/2の仕訳は

代金支払 2,091,011 仕入高 / 外貨預金  ○○○ 注1
              為替差損益 ××× 注2

注1 これまでに取得した外貨預金の取得原価を移動平均法等に   より配分した額
注2 5/20現在のレートで換算した仕入高と注1との差額

ではないでしょうか。

外貨預金の払出の額に5/20日現在のレート(すなわち時価)を使うと取得原価主義から逸脱してしまいますし、RIOさんが気にされている現金残高のマイナスの問題はいつまでも残ることになります。

例えば(単純化のため取得日レートを使用します)、

5月10日 1ドル取得 レート100円

   外貨預金 100/当座預金 100

6月10日 仕入1ドル レート 120円

   仕入 120/外貨預金 120

とすると、外貨預金がマイナス20円になり、すでにドルはないのでマイナスが永久に残ることになってしまいます。

各月20日のレートをお使いの根拠は、法人税通達十三の二−一−二(注)2だと思いますが、この規定は資産・費用計上の借方、負債・収益計上の貸方のレートについてのものではないでしょうか。
 
それと、期末時価換算ですが、会計上は帳簿を時価に付替えますが、税務上は洗替法のようですから(法人税施行令122条の8 3項)、期末に時価評価差額を計上し翌期首に反対仕訳を入れれば済みます。


税務上の外貨建取引処理の知識が乏しいので、間違っていたらご指摘ください。
























話がついているようですが、ひょっとしたら違うのではと思う点があるので。

4番目のスレッドにRIOさんがお書きの6/2の仕訳

代金支払 2,091,011 仕入高 / 外貨預金  ○○○ 注1
              為替差損益 ××× 注2

注1 これまでに取得した外貨預金の取得原価を移動平均法等に   より配分した額
注2 5/20現在のレートで換算した仕入高と注1との差額

ではないでしょうか。

外貨預金の払出の額に5/20日現在のレート(すなわち時価)を使うと取得原価主義から逸脱してしまいますし、RIOさんが気にされている現金残高のマイナスの問題はいつまでも残ることになります。

例えば(単純化のため取得日レートを使用します)、

5月10日 1ドル取得 レート100円

   外貨預金 100/当座預金 100

6月10日 仕入1ドル レート 120円

   仕入 120/外貨預金 120

とすると、外貨預金がマイナス20円になり、すでにドルはないのでマイナスが永久に残ることになってしまいます。

各月20日のレートをお使いの根拠は、法人税通達十三の二−一−二(注)2だと思いますが、この規定は資産・費用計上の借方、負債・収益計上の貸方のレートについてのものではないでしょうか。
 
それと、期末時価換算ですが、会計上は帳簿を時価に付替えますが、税務上は洗替法のようですから(法人税施行令122条の8 3項)、期末に時価評価差額を計上し翌期首に反対仕訳を入れれば済みます。


税務上の外貨建取引処理の知識が乏しいので、間違っていたらご指摘ください。
























返信

13. わかりました

2005/09/30 14:26

RIO

おはつ

編集

ranさん、丁寧に説明していただきありがとうございます。
少し理解できた気がします!
早速訂正してやり直してみます。
本当にありがとうございました(^o^)

ranさん、丁寧に説明していただきありがとうございます。
少し理解できた気がします!
早速訂正してやり直してみます。
本当にありがとうございました(^o^)

返信

14. Re: ありがとうございます

2005/09/30 11:18

らん

さらにすごい常連さん

編集

こんにちは。

まず、先に私が書きました仕訳で貸借不一致(差異200)があり、お詫び申し上げます。
1,182,200  仕入高 /外貨預金 1,182,200  が正しい仕訳ですね。

さて、RIOさんがお書き下さった仕訳ですが、仕訳自体は間違っていません。
やはり前期からの繰越高の換算替えが必要であることと、
$を買入た時の適用レート(買入れ当日の市場レート)と、
$支払時での適用レート(前月末日レート)の違いが原因になっているようですね・・・・・採用するレートの違いです。
簡単に言えば、同じ$額に対して90万円で買入れているのに100万円で支払っている形です。

従来までの移動平均法は外貨$が増減した際の時価(当日の市場レート)を基本として実績を平均値で表現したものです。
しかしその作業は複雑煩雑ですので、その対応策として当月の1ヶ月間の外貨取引に関しては前月末日のレートを適用しよう 等というルールを決めて、継続して適用させようというものです。
いわば「社内(評価)レート」です。そして決算では「決算期末時点での残高」を決算日当日のレート(TTMなど)に換算替え(=評価替え)します。
従って海外取引量の多い大企業ではこの社内レートを月単位ではなく、年単位で設定しているところもございます。

今一度、先に私が書いた仕訳をご覧下さい。
考え方としては、今日買入れた$10,000 と今日支払う$10,000の価値に違いはないはずです。(TTS・TTB等の違いや厳密な取引時間の差は別として)
「前月末日レート」を採用している場合その同じ価値が1ヶ月間続く訳ですから、$買入の場合にも前月末レートを適用しなければアンバランスになってしまいます。

また、>仕入代金支払時に差益を計上すればよいでしょうか? ということですが、支払$額と同額の$を買入た場合には容易に差損益を算出できますが、そうではなく毎月定額の$10,000を買入ているような場合ですと差損益算出の対象となるレートはどれ? ということになってしまいます。(以前からの繰越高も含むため)

変動相場である限り外貨建ての換算計上はあくまでも絶対的な表現ではなく、ひとつの評価額だと言えます。例えば、実際の外貨$が減少してなくなった場合「0」、会計上でもすんなりと「0」になるかといえば、会計処理によっては必ずしもそうとはならない場合もあり得ます。その場合会計上の残高を為替差損益で処理して強制的に「0」にすることになります。

RIOさん 是非、税理士さんともう一度お話ししてみて下さい。

こんにちは。

まず、先に私が書きました仕訳で貸借不一致(差異200)があり、お詫び申し上げます。
1,182,200  仕入高 /外貨預金 1,182,200  が正しい仕訳ですね。

さて、RIOさんがお書き下さった仕訳ですが、仕訳自体は間違っていません。
やはり前期からの繰越高の換算替えが必要であることと、
$を買入た時の適用レート(買入れ当日の市場レート)と、
$支払時での適用レート(前月末日レート)の違いが原因になっているようですね・・・・・採用するレートの違いです。
簡単に言えば、同じ$額に対して90万円で買入れているのに100万円で支払っている形です。

従来までの移動平均法は外貨$が増減した際の時価(当日の市場レート)を基本として実績を平均値で表現したものです。
しかしその作業は複雑煩雑ですので、その対応策として当月の1ヶ月間の外貨取引に関しては前月末日のレートを適用しよう 等というルールを決めて、継続して適用させようというものです。
いわば「社内(評価)レート」です。そして決算では「決算期末時点での残高」を決算日当日のレート(TTMなど)に換算替え(=評価替え)します。
従って海外取引量の多い大企業ではこの社内レートを月単位ではなく、年単位で設定しているところもございます。

今一度、先に私が書いた仕訳をご覧下さい。
考え方としては、今日買入れた$10,000 と今日支払う$10,000の価値に違いはないはずです。(TTS・TTB等の違いや厳密な取引時間の差は別として)
「前月末日レート」を採用している場合その同じ価値が1ヶ月間続く訳ですから、$買入の場合にも前月末レートを適用しなければアンバランスになってしまいます。

また、>仕入代金支払時に差益を計上すればよいでしょうか? ということですが、支払$額と同額の$を買入た場合には容易に差損益を算出できますが、そうではなく毎月定額の$10,000を買入ているような場合ですと差損益算出の対象となるレートはどれ? ということになってしまいます。(以前からの繰越高も含むため)

変動相場である限り外貨建ての換算計上はあくまでも絶対的な表現ではなく、ひとつの評価額だと言えます。例えば、実際の外貨$が減少してなくなった場合「0」、会計上でもすんなりと「0」になるかといえば、会計処理によっては必ずしもそうとはならない場合もあり得ます。その場合会計上の残高を為替差損益で処理して強制的に「0」にすることになります。

RIOさん 是非、税理士さんともう一度お話ししてみて下さい。

返信

15. ありがとうございます

2005/09/29 19:27

RIO

おはつ

編集

ranさんありがとうございます。
>従って今期首で<1>の残高を前期末日の市場レートに換算替え>する必要があると思います。
その話は決算時に出たのですが、諸事情により(税理士さんもしぶしぶ了解してくれて)移動平均のそのままの残高でいくことになったんです。残高はそのままで今期の仕入計上時には「前月末日の市場レート」で計算すればいいと理解しておりました。

あと、毎月$10,000を継続的に買っていますが、それは仕入代金に合わせて買っているわけではないので例の数字が揃っていないのですが、この場合でも$を買った時に差益を計上しなければならないのでしょうか?それとも仕入代金支払時に差益を計上すればよいでしょうか?
うまく文章にできなくて申し訳ありません。
簡単な出納状態を書いてみるのでもう一度教えていただいてもよろしいですか?
ちなみに弊社は5月20日決算日です。

前期末 外貨預金残高 $18,339.34/会計上¥2,092,290(移動平均)
今期首 外貨預金残高 $18,339.34/会計上¥2,092,290(移動平均)

5/31 $買入 996,700 外貨預金 / 当座預金 996,700
$10,000 (レート 99.67)

6/2 代金支払 2,091,011 仕入高 / 外貨預金 2,091,011
$19,451.27 (レート 107.50← 5/20現在のレート)

6/30 $買入 996,700 外貨預金 / 当座預金 996,700
$10,000 (レート 99.67)

7/10 代金支払 305,492 仕入高 / 外貨預金 305,492
$2,805 (レート 108.91← 6/20現在のレート)

この時点での残高 $16,083.07 ¥1,689,187

・・・・というように仕訳をしていて、期末に市場レートで換算して差益を出す、というつもりだったのですが、ある時、会計上で残高がマイナスになってしまった、、ということです。
どこが間違っているのかもわからないという情けなさですが、よろしくお願いします。

ranさんありがとうございます。
>従って今期首で<1>の残高を前期末日の市場レートに換算替え>する必要があると思います。
その話は決算時に出たのですが、諸事情により(税理士さんもしぶしぶ了解してくれて)移動平均のそのままの残高でいくことになったんです。残高はそのままで今期の仕入計上時には「前月末日の市場レート」で計算すればいいと理解しておりました。

あと、毎月$10,000を継続的に買っていますが、それは仕入代金に合わせて買っているわけではないので例の数字が揃っていないのですが、この場合でも$を買った時に差益を計上しなければならないのでしょうか?それとも仕入代金支払時に差益を計上すればよいでしょうか?
うまく文章にできなくて申し訳ありません。
簡単な出納状態を書いてみるのでもう一度教えていただいてもよろしいですか?
ちなみに弊社は5月20日決算日です。

前期末 外貨預金残高 $18,339.34/会計上¥2,092,290(移動平均)
今期首 外貨預金残高 $18,339.34/会計上¥2,092,290(移動平均)

5/31 $買入 996,700 外貨預金 / 当座預金 996,700
$10,000 (レート 99.67)

6/2 代金支払 2,091,011 仕入高 / 外貨預金 2,091,011
$19,451.27 (レート 107.50← 5/20現在のレート)

6/30 $買入 996,700 外貨預金 / 当座預金 996,700
$10,000 (レート 99.67)

7/10 代金支払 305,492 仕入高 / 外貨預金 305,492
$2,805 (レート 108.91← 6/20現在のレート)

この時点での残高 $16,083.07 ¥1,689,187

・・・・というように仕訳をしていて、期末に市場レートで換算して差益を出す、というつもりだったのですが、ある時、会計上で残高がマイナスになってしまった、、ということです。
どこが間違っているのかもわからないという情けなさですが、よろしくお願いします。

返信

16. Re: 外貨

2005/09/29 16:53

らん

さらにすごい常連さん

編集

こんにちは。

先に書きました内容の他に、次のことが考えられるのではないかと思い加筆致します。
お書きになられている仕訳によれば、仕入支払の際には前月末日レートを採用していますが、
外貨$を購入したときにはその時のレートを用いていらっしゃいますよね。
お書きの例が$10,000と$12,500という、違う金額比較ですので複雑ですが、
両方とも$10,000だとして考えた場合には、(前月末日レート採用)

1,182,200 外貨預金/当座預金  998,000
               雑収入   184,200(為替差益)

1,182,200  仕入高 /外貨預金 1,182,000  

このように$を買入れた場合にも当月採用している「前月末日のレート」を適用し、
実際に当座預金から動いた額との差額を為替差損益として処理すれば、
会計上の外貨預金高には影響がありません。

こんにちは。

先に書きました内容の他に、次のことが考えられるのではないかと思い加筆致します。
お書きになられている仕訳によれば、仕入支払の際には前月末日レートを採用していますが、
外貨$を購入したときにはその時のレートを用いていらっしゃいますよね。
お書きの例が$10,000と$12,500という、違う金額比較ですので複雑ですが、
両方とも$10,000だとして考えた場合には、(前月末日レート採用)

1,182,200 外貨預金/当座預金  998,000
               雑収入   184,200(為替差益)

1,182,200  仕入高 /外貨預金 1,182,000  

このように$を買入れた場合にも当月採用している「前月末日のレート」を適用し、
実際に当座預金から動いた額との差額を為替差損益として処理すれば、
会計上の外貨預金高には影響がありません。

返信

17. Re: 外貨

2005/09/29 16:05

らん

さらにすごい常連さん

編集

こんにちは。

<1>前期の決算期末残高は移動平均法によるそのままの残高ですか?
<2>そして今期からは「前月末日の市場レート」を適用し始めたとのことですね。

そうだとした場合・・・・・
<2>のスタートは前期末日の市場レート(多分TTM?)ということになりますよね。
一方、会計上では<1>のままの残高が繰り越されて、それが今期のスタート額となっていますので、
当然ながらそこに差異が生じていると思われます(スタートラインが違うのでは?)。
従って今期首で<1>の残高を前期末日の市場レートに換算替えする必要があると思います。
そこでの差額は為替差益(損)あるいは雑収入(損失)などで処理することになりますね。

そして今期の決算期末では外貨残高を決算日のTTMで換算しなおして計上します。(=これが次期のスタート額となりますね)
この期末換算処理は毎期行いますが、外貨預金や外貨建ての債権・債務の残高が対象です。

こんにちは。

<1>前期の決算期末残高は移動平均法によるそのままの残高ですか?
<2>そして今期からは「前月末日の市場レート」を適用し始めたとのことですね。

そうだとした場合・・・・・
<2>のスタートは前期末日の市場レート(多分TTM?)ということになりますよね。
一方、会計上では<1>のままの残高が繰り越されて、それが今期のスタート額となっていますので、
当然ながらそこに差異が生じていると思われます(スタートラインが違うのでは?)。
従って今期首で<1>の残高を前期末日の市場レートに換算替えする必要があると思います。
そこでの差額は為替差益(損)あるいは雑収入(損失)などで処理することになりますね。

そして今期の決算期末では外貨残高を決算日のTTMで換算しなおして計上します。(=これが次期のスタート額となりますね)
この期末換算処理は毎期行いますが、外貨預金や外貨建ての債権債務の残高が対象です。

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