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1. Re: 棚卸資産評価損
2010/10/11 18:11
「差額調整額」という用語が私には私にはわからないのですが、「資産の評価替えにより生じた評価差額が直接資本の部に計上され、かつ、課税所得の計算に含まれていない場合」のこの「評価差額に係る繰延税金資産又は繰延税金負債」として「当該評価差額から控除して計上するもの」の事を言っているのでしょうか。
もしそうだというのであれば、次のように説明します。
損益計算書に計上された評価損益を税務上否認した場合は、その評価損益は当期損益に含まれているので、損益計算書の「法人税等調整額」をとおして税効果を認識します。
純資産の部に直接計上する場合は、損益計算書をとおしていないので、税金相当額を評価差額から加減しないと、純資産の部に計上する金額が過大になります。100の評価益が実現したとすれば税金40が発生し、利益剰余金は60になるので、純資産の部に計上する金額は60とし、対応する税金負債40も計上します。
純資産の部に計上する有価証券評価差額は、投資有価証券に対するものですから、必ずしも売却を予定しているものではないので、一定以下の評価額にならない限り、その評価差額は純資産の部に計上するものとされています。
他方、棚卸資産は通常の営業循環の中で売却されるものですからその評価損は必ず損益計算書に計上されます。
「差額調整額」という用語が私には私にはわからないのですが、「資産の評価替えにより生じた評価差額が直接資本の部に計上され、かつ、課税所得の計算に含まれていない場合」のこの「評価差額に係る繰延税金資産又は繰延税金負債」として「当該評価差額から控除して計上するもの」の事を言っているのでしょうか。
もしそうだというのであれば、次のように説明します。
損益計算書に計上された評価損益を税務上否認した場合は、その評価損益は当期損益に含まれているので、損益計算書の「法人税等調整額」をとおして税効果を認識します。
純資産の部に直接計上する場合は、損益計算書をとおしていないので、税金相当額を評価差額から加減しないと、純資産の部に計上する金額が過大になります。100の評価益が実現したとすれば税金40が発生し、利益剰余金は60になるので、純資産の部に計上する金額は60とし、対応する税金負債40も計上します。
純資産の部に計上する有価証券評価差額は、投資有価証券に対するものですから、必ずしも売却を予定しているものではないので、一定以下の評価額にならない限り、その評価差額は純資産の部に計上するものとされています。
他方、棚卸資産は通常の営業循環の中で売却されるものですからその評価損は必ず損益計算書に計上されます。
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2. Re: 棚卸資産評価損
2010/10/13 11:25
>純資産の部に計上する有価証券評価差額は、投資有価証券に対するものですから、必ずしも売却を予定しているものではないので、一定以下の評価額にならない限り、その評価差額は純資産の部に計上するものとされています。
>他方、棚卸資産は通常の営業循環の中で売却されるものですからその評価損は必ず損益計算書に計上されます
どうもありがとうございました。上の説明で理解できました。
今後ともよろしくお願いします。
>純資産の部に計上する有価証券評価差額は、投資有価証券に対するものですから、必ずしも売却を予定しているものではないので、一定以下の評価額にならない限り、その評価差額は純資産の部に計上するものとされています。
>他方、棚卸資産は通常の営業循環の中で売却されるものですからその評価損は必ず損益計算書に計上されます
どうもありがとうございました。上の説明で理解できました。
今後ともよろしくお願いします。
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