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所得税には103万円の壁ってのがありますが、これは1/1〜12/31の間の積分値が問題になります。
一方社会保険の方は、微分値が問題になるんです。その時の「風速」です。過去及び未来は関係ありません。カレンダーは関係ありません。
つまり、月給は、年間130万円ベース以下であることが必要にして十分な条件です。ということは、前職が150万円どころか1億円であったとしても、御社での給与（っていうか、報酬に該当する金額）が月額108,333円（=1,300,000÷12）以下ならば、御社で採用後はその方の夫の被扶養者たりえます。
ただし、その前提として、そのパートさんが、いわゆる3/4基準未満であることが前提ですよ。3/4基準以上だと、そのパートさん自身が被保険者となります。
ということで、正解はマル３なんですが（勿論、今年の処理も問題ありません）、社会保険は、「来年」という１年間でものを考えるのではなく、いうなれば、毎月毎月が勝負なんです。月給20万円で5ケ月で退職する人、これ、3/4基準未満の人の場合であっても夫の被扶養者になれません。国保に加入しなければなりません。20万円×5ケ月=100万円で130万円以下だから被扶養者になる、と考えてはいけません。1ケ月あたり20万円であること（これをワタクシ的には「風速20万円」と言っています）自体が、過去や、未来（年末・年度末までの合計金額）なぞにかかわりなく「即刻扶養を外れる」条件となってしまっているんです。くどいようですが、月給10万円から20万円になったとたんに扶養から外れるのです。
（蛇足）この問題は古くからあるQ&Aのようですねぇ。なまじ「103万円の壁」を心得ている人が陥る罠です。私もそうでした。税法の規程に比べると、この部分（金額の測定の仕方）は社会保険の方はいい加減ですねぇ。曖昧さが残ります。それにつけても、保険料率や年金給付の計算の仕組みなぞの複雑さ・細かさとのアンバランスさ加減には、まったく腹が立ちますねぇ。
所得税には103万円の壁ってのがありますが、これは1/1〜12/31の間の積分値が問題になります。
一方社会保険の方は、微分値が問題になるんです。その時の「風速」です。過去及び未来は関係ありません。カレンダーは関係ありません。
つまり、月給は、年間130万円ベース以下であることが必要にして十分な条件です。ということは、前職が150万円どころか1億円であったとしても、御社での給与（っていうか、報酬に該当する金額）が月額108,333円（=1,300,000÷12）以下ならば、御社で採用後はその方の夫の被扶養者たりえます。
ただし、その前提として、そのパートさんが、いわゆる3/4基準未満であることが前提ですよ。3/4基準以上だと、そのパートさん自身が被保険者となります。
ということで、正解はマル３なんですが（勿論、今年の処理も問題ありません）、社会保険は、「来年」という１年間でものを考えるのではなく、いうなれば、毎月毎月が勝負なんです。月給20万円で5ケ月で退職する人、これ、3/4基準未満の人の場合であっても夫の被扶養者になれません。国保に加入しなければなりません。20万円×5ケ月=100万円で130万円以下だから被扶養者になる、と考えてはいけません。1ケ月あたり20万円であること（これをワタクシ的には「風速20万円」と言っています）自体が、過去や、未来（年末・年度末までの合計金額）なぞにかかわりなく「即刻扶養を外れる」条件となってしまっているんです。くどいようですが、月給10万円から20万円になったとたんに扶養から外れるのです。
（蛇足）この問題は古くからあるQ&Aのようですねぇ。なまじ「103万円の壁」を心得ている人が陥る罠です。私もそうでした。税法の規程に比べると、この部分（金額の測定の仕方）は社会保険の方はいい加減ですねぇ。曖昧さが残ります。それにつけても、保険料率や年金給付の計算の仕組みなぞの複雑さ・細かさとのアンバランスさ加減には、まったく腹が立ちますねぇ。
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