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>私の上司は、役員賞与の損金不算入については
交際費の損金不算入と同じ考えではないか(永久時差異)と言っております。
なので別表4の加算の社外流出で終わりではないかと言っていますが、どうなのでしょうか?
条件を満たさない役員賞与については、上司の考えで間違いありません。
まず、「役員賞与の支払い」と「引当金の繰入と戻入」を一緒にしてはいけません。
この2つを一緒に考えると混乱します。
1.役員賞与の支払い
費用 100 / 現金 100
会計上の費用であるが、税務上の費用ではない
↓
税務から見れば費用を多く計上している(利益を減らしすぎ)
↓
別表4で利益を増やす(加算)
↓
相手勘定が現金であるため「社外欄」に記載する
#条件を満たす役員賞与は、税務上も費用であるため調整不要です。
2.引当金の繰入
繰入 100 / 引当金 100
会計上の費用であるが、税務上の費用ではない
↓
税務から見れば費用を多く計上している(利益を減らしすぎ)
↓
別表4で利益を増やす(加算)
↓
相手勘定が引当金(負債)であるため「留保欄」に記載する
↓
留保欄を別表5で記録する
3.引当金の戻入
引当金 100 / 戻入 100
費用 100 / 現金 100←1と同じです
会計上の仕訳は、引当金 100 / 現金 100となりますが、
税務上は、上記の考え方をします。
会計上の収益であるが、税務上の収益ではない
↓
税務から見れば収益を多く計上している(利益が多すぎる)
↓
別表4で利益を減らす(減算)
↓
相手勘定が引当金(負債の減)であるため「留保欄」に記載する
↓
留保欄で記録した引当金を消去する
>私の上司は、役員賞与の損金不算入については
交際費の損金不算入と同じ考えではないか(永久時差異)と言っております。
なので別表4の加算の社外流出で終わりではないかと言っていますが、どうなのでしょうか?
条件を満たさない役員賞与については、上司の考えで間違いありません。
まず、「役員賞与の支払い」と「引当金の繰入と戻入」を一緒にしてはいけません。
この2つを一緒に考えると混乱します。
1.役員賞与の支払い
費用 100 / 現金 100
会計上の費用であるが、税務上の費用ではない
↓
税務から見れば費用を多く計上している(利益を減らしすぎ)
↓
別表4で利益を増やす(加算)
↓
相手勘定が現金であるため「社外欄」に記載する
#条件を満たす役員賞与は、税務上も費用であるため調整不要です。
2.引当金の繰入
繰入 100 / 引当金 100
会計上の費用であるが、税務上の費用ではない
↓
税務から見れば費用を多く計上している(利益を減らしすぎ)
↓
別表4で利益を増やす(加算)
↓
相手勘定が引当金(負債)であるため「留保欄」に記載する
↓
留保欄を別表5で記録する
3.引当金の戻入
引当金 100 / 戻入 100
費用 100 / 現金 100←1と同じです
会計上の仕訳は、引当金 100 / 現金 100となりますが、
税務上は、上記の考え方をします。
会計上の収益であるが、税務上の収益ではない
↓
税務から見れば収益を多く計上している(利益が多すぎる)
↓
別表4で利益を減らす(減算)
↓
相手勘定が引当金(負債の減)であるため「留保欄」に記載する
↓
留保欄で記録した引当金を消去する
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