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助け合い

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製品の寄贈

質問 回答受付中

製品の寄贈

2007/11/05 18:01

koukichi

常連さん

回答数:7

編集

こんにちは。
いつもおたすけいただいております。

質問なんですが、製品を自治体などに寄贈する際、税理士より、

寄付金 ×× / 仕入 ××

と仕訳するように以前指導があったのですが、こうしてしまうと、うちとしては、製品をタダで寄贈して、なんらかの損失はありそうなのに、結局損益計算書上、プラスマイナス「0」になってしまう(経費の増、仕入の減ということで)のでは・・・とちょっと疑問に思いました。

税理士に聞けば早いのですが、もう随分前の指導であり、何回かこの方法で製品寄贈処理をしたので、今更なんとなく聞きづらいというか・・・。

このことについて、何かご意見等ありましたらお伺いしたいと思います。
よろしくお願いいたします。

こんにちは。
いつもおたすけいただいております。

質問なんですが、製品を自治体などに寄贈する際、税理士より、

寄付金 ×× / 仕入 ××

と仕訳するように以前指導があったのですが、こうしてしまうと、うちとしては、製品をタダで寄贈して、なんらかの損失はありそうなのに、結局損益計算書上、プラスマイナス「0」になってしまう(経費の増、仕入の減ということで)のでは・・・とちょっと疑問に思いました。

税理士に聞けば早いのですが、もう随分前の指導であり、何回かこの方法で製品寄贈処理をしたので、今更なんとなく聞きづらいというか・・・。

このことについて、何かご意見等ありましたらお伺いしたいと思います。
よろしくお願いいたします。

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1. Re: 製品の寄贈

2007/11/05 19:59

かめへん

神の領域

編集

そうですね、その時点では、プラスマイナスゼロのように見えますが、実はそうではありません。

その分だけ、製品の在庫が減りますよね、もしもそれを補充する分だけ作れば、結果的に製造原価が増える事となりますし、仮にそのまんま作らなかったとしても、その分だけ期末棚卸高が減りますので、結果的に原価が増える事となりますので、その分だけ、利益的にはマイナスという事になります。

そうですね、その時点では、プラスマイナスゼロのように見えますが、実はそうではありません。

その分だけ、製品の在庫が減りますよね、もしもそれを補充する分だけ作れば、結果的に製造原価が増える事となりますし、仮にそのまんま作らなかったとしても、その分だけ期末棚卸高が減りますので、結果的に原価が増える事となりますので、その分だけ、利益的にはマイナスという事になります。

返信

2. Re: 製品の寄贈

2007/11/06 07:56

PTA

すごい常連さん

編集

仕入という勘定を費用勘定と考えない方が良いと思います。
税理士先生は、おそらく3分法という簿記の一般的な考え方を言われているのではないかと想像します。(違ったら、以下の説明は無意味になるのですが)

仕入勘定は、その期間に販売目的で購入した商品を記録する勘定と考えて、これの借方に前期の繰越商品を転記して、借方は、前期の在庫プラス当期の購入金額とします。そして貸方は、売上原価に計上すべき金額と、期末の在庫、さらに、原価ではないが、商品の減少(たとえば、サンプルとか無償の寄付など)を記録します。
大雑把に言えば、借方は原価要素の集計、貸方は、それらがどの勘定に実際に流れたかを示していると考えても良いと思います。仕入の貸方から、本当に当期に販売された商品の原価となる金額を売上原価勘定に転記し、原価ではないが商品を出荷した金額を寄付金やサンプル費などの費用勘定に転記し、残った商品を繰越商品に転記する。
その意味では、仕入は単なる経過勘定(集計センター)で、仕入れに計上したら即原価となるわけではありません。もう1段のステップを経て原価、費用、在庫などに振り分けられるということです。

仕入という勘定を費用勘定と考えない方が良いと思います。
税理士先生は、おそらく3分法という簿記の一般的な考え方を言われているのではないかと想像します。(違ったら、以下の説明は無意味になるのですが)

仕入勘定は、その期間に販売目的で購入した商品を記録する勘定と考えて、これの借方に前期の繰越商品を転記して、借方は、前期の在庫プラス当期の購入金額とします。そして貸方は、売上原価に計上すべき金額と、期末の在庫、さらに、原価ではないが、商品の減少(たとえば、サンプルとか無償の寄付など)を記録します。
大雑把に言えば、借方は原価要素の集計、貸方は、それらがどの勘定に実際に流れたかを示していると考えても良いと思います。仕入の貸方から、本当に当期に販売された商品の原価となる金額を売上原価勘定に転記し、原価ではないが商品を出荷した金額を寄付金やサンプル費などの費用勘定に転記し、残った商品を繰越商品に転記する。
その意味では、仕入は単なる経過勘定(集計センター)で、仕入れに計上したら即原価となるわけではありません。もう1段のステップを経て原価、費用、在庫などに振り分けられるということです。

返信

3. Re: 製品の寄贈

2007/11/06 10:18

koukichi

常連さん

編集

>kamehen様、PTA様

ご指導ありがとうございます。

寄贈後、期末在庫が減るから売上原価が増える、という部分、すごく納得しました。

3分法については、自分、簿記を独学で取得(試験の為の勉強(笑))したので、もう覚えてないです・・・。
転記云々についても、会計ソフト任せで何がなにやら・・・

勉強しなおさないといけませんね。

ありがとうございました。

>kamehen様、PTA様

ご指導ありがとうございます。

寄贈後、期末在庫が減るから売上原価が増える、という部分、すごく納得しました。

3分法については、自分、簿記を独学で取得(試験の為の勉強(笑))したので、もう覚えてないです・・・。
転記云々についても、会計ソフト任せで何がなにやら・・・

勉強しなおさないといけませんね。

ありがとうございました。

返信

4. Re: 製品の寄贈

2007/11/06 12:34

PTA

すごい常連さん

編集

めったに無いことで、かつ、わずかの金額なら、売上原価にドンブリでもいいかもしれませんが、
本来は、原価ではなく、販売費か管理費で処理すべきものでしょう。

原価が増えるから納得って・・・原価が増えるのは、厳密には本来の処理ではないと思いますので、納得されるのはどうかと・・・

事実、御社では、すでに寄付金で処理されているのですから、原価からはずして、本来の販売管理費で処理をされています。
だから、それでよいですと、税理士さんは言われていると思います。

また、寄付金は、税務上チェックがかるので、キッチリ計上されておく方がよいかとも思います。

めったに無いことで、かつ、わずかの金額なら、売上原価にドンブリでもいいかもしれませんが、
本来は、原価ではなく、販売費か管理費で処理すべきものでしょう。

原価が増えるから納得って・・・原価が増えるのは、厳密には本来の処理ではないと思いますので、納得されるのはどうかと・・・

事実、御社では、すでに寄付金で処理されているのですから、原価からはずして、本来の販売管理費で処理をされています。
だから、それでよいですと、税理士さんは言われていると思います。

また、寄付金は、税務上チェックがかるので、キッチリ計上されておく方がよいかとも思います。

返信

5. Re: 製品の寄贈

2007/11/06 14:43

koukichi

常連さん

編集

僕が納得したのは、製品寄贈において、「寄付/仕入」の仕訳をしたところで、P/L上の最終損益上プラマイゼロで何も変わらないことになってしまうのでは?という僕の疑問に対し、そうではなく、寄贈によって期末在庫が減ることでP/L上の売上原価が増え、結果的に利益は少なくなっている、という部分です。

>原価が増えるから納得って・・・原価が増えるのは、厳密には本来の処理ではないと思いますので、納得されるのはどうかと・・・

というのは、上記の認識や、処理方法が本来誤り、ということなのでしょうか?





僕が納得したのは、製品寄贈において、「寄付/仕入」の仕訳をしたところで、P/L上の最終損益上プラマイゼロで何も変わらないことになってしまうのでは?という僕の疑問に対し、そうではなく、寄贈によって期末在庫が減ることでP/L上の売上原価が増え、結果的に利益は少なくなっている、という部分です。

>原価が増えるから納得って・・・原価が増えるのは、厳密には本来の処理ではないと思いますので、納得されるのはどうかと・・・

というのは、上記の認識や、処理方法が本来誤り、ということなのでしょうか?





返信

6. Re: 製品の寄贈

2007/11/06 17:53

かめへん

神の領域

編集

あっ、私の最初の説明の仕方がまずかったかもですね。

寄付金と仕入で、プラスマイナスゼロという所からスタートしているので、そのような説明になりましたが、もうちょっと正確に説明しますと、まず、現実に「寄付金」という費用科目が発生しています。
(もちろん、法人税法上では、一部が損金不算入となる可能性はありますが)

その相手科目として、売上原価を構成する「仕入」が減額されていますが、これは一時的なもので、最初に書いたように補充の製品の製造(または仕入)や期末在庫減により、結果として、売上原価が増えるというか、正確には減額された分が補充されますので、売上原価そのものはプラスマイナスゼロ、という事となります。

要は、そもそも、売上に対応していない、売上原価が一時的に減るけど、結果的には、在庫減等により、調整されるという感じで、その相手科目である「寄付金」だけが、費用のような感じで残るという事です。
って、かえって、分かり難くなったかな〜(^^;

あっ、私の最初の説明の仕方がまずかったかもですね。

寄付金と仕入で、プラスマイナスゼロという所からスタートしているので、そのような説明になりましたが、もうちょっと正確に説明しますと、まず、現実に「寄付金」という費用科目が発生しています。
(もちろん、法人税法上では、一部が損金不算入となる可能性はありますが)

その相手科目として、売上原価を構成する「仕入」が減額されていますが、これは一時的なもので、最初に書いたように補充の製品の製造(または仕入)や期末在庫減により、結果として、売上原価が増えるというか、正確には減額された分が補充されますので、売上原価そのものはプラスマイナスゼロ、という事となります。

要は、そもそも、売上に対応していない、売上原価が一時的に減るけど、結果的には、在庫減等により、調整されるという感じで、その相手科目である「寄付金」だけが、費用のような感じで残るという事です。
って、かえって、分かり難くなったかな〜(^^;

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7. Re: 製品の寄贈

2007/11/06 18:02

koukichi

常連さん

編集

いえいえ、kamehen様

僕が納得したのはまさにおっしゃる部分なのです。

僕の表記が簡潔過ぎて、納得した部分の意図が伝わりにくかったのだと思います。

フォローありがとうございました。

いえいえ、kamehen様

僕が納得したのはまさにおっしゃる部分なのです。

僕の表記が簡潔過ぎて、納得した部分の意図が伝わりにくかったのだと思います。

フォローありがとうございました。

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