経理、労務、総務のことでわからないこと、利用者同士で助け合いを目的とした掲示板です。ルールを守ってご利用くださいませ。
棚卸資産って?
2007/09/20 18:40
1. Re: 棚卸資産って?
2007/09/21 08:03
棚卸資産の「貯蔵品」で処理するというのはいかがでしょうか。
会計原則では、棚卸資産とは、
(1) 通常の営業過程において販売する財貨又は用益
(2) 販売を目的として現に製造中の財貨又は用益
(3) 販売目的の財貨又は用益を生産するために短期間に消費されるべき財貨
(4) 販売活動及び一般管理活動において短期間に消費されるべき財貨
とされていますので、必ずしも販売目的は絶対条件ではありません。
(4)の「短期間」という条件が微妙ですが、無償期間内の補修品であればクリアできると思います。その期間が過ぎれば、帳簿上廃棄しても構わないと思います。一方、検証品として、いつまで保管するかですが、最近問題となった数十年前の扇風機の発火事故のようなものまで対象とすれば、長期保管は必至でしょうね。しかし、いくらなんでも固定資産ではないと思いますので、BS計上するなら、貯蔵品でしょうか。
ただ、貯蔵品も会計原則上は、以下のとおりなので、微妙ですが。
貯蔵品とは、燃料、油、釘、包装材料その他事務用品等の消耗品、耐用年数1年未満又は耐用年数1年以上で相当額未満の工具、器具及び備品のうち、取得のときに経費又は材料費として処理されなかったもので貯蔵中のものをいう。なお、燃料油等で製品の生産のため補助的に使用むされるもの(補助材料をいう。)は、貯蔵品に属せさせることができるものとする。
検証品は、金額的にも少額と思いますので、いっそのこと、例えば無償期間内が経過した時点で、品質保証費で落としてしまうとか、やれないかなと思います。これは、将来、いつ発生するかどうかも分からないクレームなどに備えるものだと思いますが、発生が確実で、金額が合理的に見積もることができれば、引当金という選択肢もあるかもしれませんが、そこまでの要件は無さそうですし、個人的にはBSに残したくないですね。
また、補修品と検証品を厳密に区分せず、ひとまとめで、貯蔵品とし、無償期間が経過したら帳簿上落としてしまうという選択肢もあるかと思います。
会計原則は、厳密に規定されているようで、フリーハンドも残っていると思います。
会計担当者とすれば、在庫はできる限り圧縮すべきですが、一方で、税務上の指摘を避けねばなりません(税務署を恐れるあまり過度の保守主義に陥るということではない)。その製品の内容、金額、保証上のリスクや本当に無償期間を過ぎたら供給責任を放棄するのか、などを総合勘案して、なぜそのような処理をしたのか、明確なストーリーを構築して、最適な処理を自信を持って実行されるべきではないかと思います。
棚卸資産の「貯蔵品」で処理するというのはいかがでしょうか。
会計原則では、棚卸資産とは、
(1) 通常の営業過程において販売する財貨又は用益
(2) 販売を目的として現に製造中の財貨又は用益
(3) 販売目的の財貨又は用益を生産するために短期間に消費されるべき財貨
(4) 販売活動及び一般管理活動において短期間に消費されるべき財貨
とされていますので、必ずしも販売目的は絶対条件ではありません。
(4)の「短期間」という条件が微妙ですが、無償期間内の補修品であればクリアできると思います。その期間が過ぎれば、帳簿上廃棄しても構わないと思います。一方、検証品として、いつまで保管するかですが、最近問題となった数十年前の扇風機の発火事故のようなものまで対象とすれば、長期保管は必至でしょうね。しかし、いくらなんでも固定資産ではないと思いますので、BS計上するなら、貯蔵品でしょうか。
ただ、貯蔵品も会計原則上は、以下のとおりなので、微妙ですが。
貯蔵品とは、燃料、油、釘、包装材料その他事務用品等の消耗品、耐用年数1年未満又は耐用年数1年以上で相当額未満の工具、器具及び備品のうち、取得のときに経費又は材料費として処理されなかったもので貯蔵中のものをいう。なお、燃料油等で製品の生産のため補助的に使用むされるもの(補助材料をいう。)は、貯蔵品に属せさせることができるものとする。
検証品は、金額的にも少額と思いますので、いっそのこと、例えば無償期間内が経過した時点で、品質保証費で落としてしまうとか、やれないかなと思います。これは、将来、いつ発生するかどうかも分からないクレームなどに備えるものだと思いますが、発生が確実で、金額が合理的に見積もることができれば、引当金という選択肢もあるかもしれませんが、そこまでの要件は無さそうですし、個人的にはBSに残したくないですね。
また、補修品と検証品を厳密に区分せず、ひとまとめで、貯蔵品とし、無償期間が経過したら帳簿上落としてしまうという選択肢もあるかと思います。
会計原則は、厳密に規定されているようで、フリーハンドも残っていると思います。
会計担当者とすれば、在庫はできる限り圧縮すべきですが、一方で、税務上の指摘を避けねばなりません(税務署を恐れるあまり過度の保守主義に陥るということではない)。その製品の内容、金額、保証上のリスクや本当に無償期間を過ぎたら供給責任を放棄するのか、などを総合勘案して、なぜそのような処理をしたのか、明確なストーリーを構築して、最適な処理を自信を持って実行されるべきではないかと思います。
0
Copyright© 2001-2018 Keiri.shoshinsha. otasuke-cho. All Rights Reserved.