Ｈ１８年税制改正｜助け合い掲示板｜経理初心者おたすけ帳

Ｈ１８年税制改正

2006/06/14 19:18

積極参加

回答数：4

いつもお世話になってます。またお世話にならせていただきます。
今年の税制改正で役員報酬の損金算入がナンたらカンたら言ってるじゃないですか。意味が良く分からないので色々読んでみたのですがやっぱり分からず・・・
「その支給時期が１か月以下の一定の期間ごとであり、かつ、その事業年度の各支給時期における支給額が同額である給与など（定期同額給与）」ってありますけど、
まず
①「1ヶ月以下の一定の期間ごとであり」・・・つまり一ヵ月ごと？
②「その事業年度の各支給時期における支給額が同額である給与」・・・
例）決算４月。５・６・７・８月の役員報酬３０，０００円、９・１０・１１・１２月は４０，０００円、１・２・３・４月は６０，０００円
　っていう風な場合は全額損金算入？？不算入の場合はどういう場合が不算入なのか？？？理解できません。どなたかこの税制改正について既に把握している方がいらっしゃいましたら、ご指導宜しくお願いします。

1. Re: Ｈ１８年税制改正

2006/06/15 01:46

おけ

さらにすごい常連さん

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ええと、まず１については、「以下」とありますから、
１ヶ月ごともＯＫ、２週間おきもＯＫ、週ごともＯＫ、
といった具合です。

２については、あれこれと当たっていただくほうが、
早いかと思います。
お書きの事例でいえば、５月～翌年４月までの
すべての月にわたり、30,000円が損金算入となりますネ。

あ、マル１、マル２などの丸囲み文字は、Ｗｅｂ上では
文字化けの原因となりますから、お使いにならないほうが
いいですよ～。

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2. Re: Ｈ１８年税制改正

2006/06/15 09:08

kei8

すごい常連さん

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＞「その支給時期が１か月以下の一定の期間ごとであり、かつ、その事業年度の各支給時期における支給額が同額である給与など（定期同額給与）」ってありますけど、
まず
①「1ヶ月以下の一定の期間ごとであり」・・・つまり一ヵ月ごと？
②「その事業年度の各支給時期における支給額が同額である給与」・・・

例）決算４月。
５・６・７・８月の役員報酬３０，０００円、
９・１０・１１・１２月は４０，０００円、
１・２・３・４月は６０，０００円
　っていう風な場合は全額損金算入？？

１、
（１）各月に３０千円、４０千円、６０千円支給とすれば、１ヶ月以下の要件はOK。

（２）しかし、「その事業年度の各支給時期における支給額が同額」の要件は満たしていないのではないか。４月３０、５月３０　総会の開催月から以後ずーっと各月４０はOKとされるようです。

（３）５・６・７・８月の役員報酬３０，０００円の意味が、４ヶ月間の分として３０（四半期毎の支給）であれば、１ヶ月以下の要件が満たされていないので「定期同額給与」にはなりません。
この場合は、所定の時期に確定額を支給する定めを設けていれば、「事前に」税務署に届出すれば損金算入ＯＫ。イ、定めの要件、ロ、事前届出の要件をすべて満たしていないかぎり損金不算入。

　質問のケースは年間総額を１２ヶ月で割って、その金額を毎月支給するのが一番簡単かと思われます。何の届けもいりません。

不算入の場合はどういう場合が不算入なのか？？？理解できません。

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3. Re: Ｈ１８年税制改正

2006/06/15 10:22

t_i_3_4

ちょい参加

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そもそもの役員報酬の損金不算入の趣旨は、
「同族会社の役員が勝手に報酬を増額して税金を減らすのはダメですよ」
というところです。

なので、
（１）「1ヶ月以下の一定の期間ごとであり」
つまり、通常の従業員と同様に、毎月×日支給ということであれば問題なし。
ある日突然「今日報酬もらうよ」という自分勝手は許さない、ということ。

（２）「その事業年度の各支給時期における支給額が同額である給与」
基本的には役員さんに残業手当とかがつくわけではないので、報酬額はもともと一定額でしょ？
決算期末近くに突然報酬が跳ね上がったら、それは利益を調整しようとしているんでしょ？ということですね。
例外的に定時株主総会での報酬増額は認められているはずです。

で、今回の改正では、通常の従業員のように、決まった時季（例えば夏と冬）に出る賞与についても認めましょう、という趣旨と理解しています。
ただし、この賞与で利益調整する可能性もあるので、事前に支給金額と支給時季を決めておきなさい、
それを事前に税務署に届けておいてくださいね、ということです。

あと、損金不算入になるケースとしては、過大報酬のケースが考えられます。
非常勤なのに報酬を１００万円も１，０００万円ももらっているようなケースですね。