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設例:
X1期末のB/S
資金(現預金)10/正味財産10
X2期の収支計算書
○○収入 100
長期借入金収入 5
什器備品取得支出 3
当期収支差額 102
前期繰越収支差額 10
次期繰越収支差額112
A.収支計算書からB/S仕訳を作ります。
1)資金/非資金 と 非資金/資金(ここで非資金とは資金以外の科目で、かつ正味財産を除くものを総称しています)
・収支計算書に什器備品取得支出が記載されていれば、
什器備品/資金3
・長期借入金収入が記載されていれば
資金/長期借入金5
というように。
2)次に下記の仕訳をします。
(借方)
資金102(収支計算書の当期収支差額より)
什器備品3(前記1)より)
(貸方)
長期借入金5(前記1)より)
正味財産100(貸借を一致させるように差額で求めます:102+3−5=100)
B.前期末B/Sに2)の仕訳を合計(=加減)して当期末のB/Sを作成します。
X2期末B/S=X3期首B/S
(借方)
資金112(=10+102)
什器備品3
(貸方)
長期借入金5
正味財産110(=10+100)
しかし、こうして作成したB/Sは必ずしも適正なものとはいえないことが普通です。
問題点は前にご説明した+○(収支計算書からは把握できない取引)が反映されていない点です。
+○の取引は3つあります。
1つは、非資金/正味財産 と 正味財産/非資金という取引。減価償却費/什器備品がその例です。借方の減価償却費はB/S仕訳でいえば、正味財産となります。什器備品の除却損の計上も同じです。
2つめは、資金/資金という取引。例としては現金/普通預金。現金及び短期金銭債権債務を資金の範囲とし未払金を資金の範囲に含めていれば、未払金/普通預金も該当します。
3つめは、非資金/非資金という取引
あまりよい例が浮かびませんが、割賦で車両を購入したとき車両運搬具/長期未払金
これら3つの取引は、X1期のB/SとX2期の収支計算書からはわからない取引です(=取引を把握するには追加的な情報が必要です)。
設例:
X1期末のB/S
資金(現預金)10/正味財産10
X2期の収支計算書
○○収入 100
長期借入金収入 5
什器備品取得支出 3
当期収支差額 102
前期繰越収支差額 10
次期繰越収支差額112
A.収支計算書からB/S仕訳を作ります。
1)資金/非資金 と 非資金/資金(ここで非資金とは資金以外の科目で、かつ正味財産を除くものを総称しています)
・収支計算書に什器備品取得支出が記載されていれば、
什器備品/資金3
・長期借入金収入が記載されていれば
資金/長期借入金5
というように。
2)次に下記の仕訳をします。
(借方)
資金102(収支計算書の当期収支差額より)
什器備品3(前記1)より)
(貸方)
長期借入金5(前記1)より)
正味財産100(貸借を一致させるように差額で求めます:102+3−5=100)
B.前期末B/Sに2)の仕訳を合計(=加減)して当期末のB/Sを作成します。
X2期末B/S=X3期首B/S
(借方)
資金112(=10+102)
什器備品3
(貸方)
長期借入金5
正味財産110(=10+100)
しかし、こうして作成したB/Sは必ずしも適正なものとはいえないことが普通です。
問題点は前にご説明した+○(収支計算書からは把握できない取引)が反映されていない点です。
+○の取引は3つあります。
1つは、非資金/正味財産 と 正味財産/非資金という取引。減価償却費/什器備品がその例です。借方の減価償却費はB/S仕訳でいえば、正味財産となります。什器備品の除却損の計上も同じです。
2つめは、資金/資金という取引。例としては現金/普通預金。現金及び短期金銭債権債務を資金の範囲とし未払金を資金の範囲に含めていれば、未払金/普通預金も該当します。
3つめは、非資金/非資金という取引
あまりよい例が浮かびませんが、割賦で車両を購入したとき車両運搬具/長期未払金
これら3つの取引は、X1期のB/SとX2期の収支計算書からはわからない取引です(=取引を把握するには追加的な情報が必要です)。
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