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Re: 開示資料作成
2007/09/06 20:00
ソニーのように海外でも上場しているなら別ですが、時価会計などを先取りするどころか、現状の最低限の処理方法に追いつくことすら骨が折れます。
法律にかかわる部署はどこも同じだと思いますが、法規集(小六法)だけでも10センチくらいあるのに、毎年新たな基準や改正があるから、理解して、正しく処理することだけで精一杯です。
昨年度だけでも主なもでこんなものがありました。
http://www.asb.or.jp/html/documents/accounting_standards/h18.php
http://www.asb.or.jp/html/documents/implementation_guidance/h18.php
http://www.asb.or.jp/html/documents/practical_solution/h18.php
会計なんか、計算方法をいったん決めたら簡単に変えるなといいたいくらいです。
余談ですが、
減損会計が昨年度から導入されていますが、
年度末(すなわち07年3月)に業績修正が多くの企業から相次いで発表されました。決算直前に慌てて、減損が発生したので業績見通しを修正しますというものでした。
でも、減損会計は、期初に減損が発生しているかを判定するもので、4月に発生していない(例えば土地の)減損が決算前に急に発生するなんて不自然。四半期決算でも発生していないものが、第4四半期に急に発生したことになる。もっと言えば、1年前の06年3月決算で発表した決算短信に掲載した来期の業績見通し(すなわち07年度見通し)に既に織り込んでいなければならない。
本当は、監査上の指摘事項に値するが、適用初年度につきおとがめなし??
こういう間違いをしないためにも、会計基準の改正動向から目が離せない。
有価証券報告書は、上記のような基準の変更によって、表示方法も毎年修正されています。
「連結調整勘定」が「のれん」と呼び方が変わっただけでも、比較貸借対照表は、わざわざ2段書きにしないといけないし・・・ほんといい迷惑です。
訂正は慎重に。
例えば、当期の修繕費用を引当てるのを忘れたことを開示資料を一通り作成してから見つけてしまったら・・・
1.企業の概況 経常利益、純利益、1株あたり純利益など訂正。
2.事業の状況(定性的情報)で利益がいくらになったなどの記載があるところはもれなく訂正。
3.経理の状況 貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、株主資本等変動計算書は全部書き直し。
注記事項の販売費管理費の明細も。
引当金の修正なので、税効果会計関係注記も。
4.セグメント情報は、営業利益が変わるので、事業別、地域別の両方とも訂正。
5.もし、決算後たとえば4月1日に株式分割をしたら、重要な後発事象として注記するが、この1株あたり純利益も変わってしまいます。
6.1株あたり情報のページも訂正。
7.引当金明細表も、修繕引当金の欄を修正
8.これが、連結財務諸表と単独財務諸表と2つあるから手間が2倍
9.通常は決算短信も平行して作るので、こちらもほぼ同じだけの労力をかけて訂正。
ここまで馬鹿なミスはしませんでしたが、ひとつ修正するということは、どこに影響が及ぶか、イマジネーションできないとヌケ・モレが生じます。怖いです。
苦労して訂正したとたん、「うわ!自己株式の株数がこのページと別のページで違うぞ」と気がついたら、さてどうします。明日は決算役員会なのに・・・近い経験はあります。
苦労して訂正しても、
または と 又は
および と 及び
が混在していて、統一するのに苦労したり、
100%貸借対照表が、修正するうちに、項目の%を合計しても、最後100%にならなかったり・・・
高い金をかけて、立派なソフトを導入している企業では、このようなことは少なくなるとは思いますが、最後は、人間の経験でチェックするほかは無いと思います。
取り留めのない長文ですみません。
ソニーのように海外でも上場しているなら別ですが、時価会計などを先取りするどころか、現状の最低限の処理方法に追いつくことすら骨が折れます。
法律にかかわる部署はどこも同じだと思いますが、法規集(小六法)だけでも10センチくらいあるのに、毎年新たな基準や改正があるから、理解して、正しく処理することだけで精一杯です。
昨年度だけでも主なもでこんなものがありました。
http://www.asb.or.jp/html/documents/accounting_standards/h18.php
http://www.asb.or.jp/html/documents/implementation_guidance/h18.php
http://www.asb.or.jp/html/documents/practical_solution/h18.php
会計なんか、計算方法をいったん決めたら簡単に変えるなといいたいくらいです。
余談ですが、
減損会計が昨年度から導入されていますが、
年度末(すなわち07年3月)に業績修正が多くの企業から相次いで発表されました。決算直前に慌てて、減損が発生したので業績見通しを修正しますというものでした。
でも、減損会計は、期初に減損が発生しているかを判定するもので、4月に発生していない(例えば土地の)減損が決算前に急に発生するなんて不自然。四半期決算でも発生していないものが、第4四半期に急に発生したことになる。もっと言えば、1年前の06年3月決算で発表した決算短信に掲載した来期の業績見通し(すなわち07年度見通し)に既に織り込んでいなければならない。
本当は、監査上の指摘事項に値するが、適用初年度につきおとがめなし??
こういう間違いをしないためにも、会計基準の改正動向から目が離せない。
有価証券報告書は、上記のような基準の変更によって、表示方法も毎年修正されています。
「連結調整勘定」が「のれん」と呼び方が変わっただけでも、比較貸借対照表は、わざわざ2段書きにしないといけないし・・・ほんといい迷惑です。
訂正は慎重に。
例えば、当期の修繕費用を引当てるのを忘れたことを開示資料を一通り作成してから見つけてしまったら・・・
1.企業の概況 経常利益、純利益、1株あたり純利益など訂正。
2.事業の状況(定性的情報)で利益がいくらになったなどの記載があるところはもれなく訂正。
3.経理の状況 貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、株主資本等変動計算書は全部書き直し。
注記事項の販売費管理費の明細も。
引当金の修正なので、税効果会計関係注記も。
4.セグメント情報は、営業利益が変わるので、事業別、地域別の両方とも訂正。
5.もし、決算後たとえば4月1日に株式分割をしたら、重要な後発事象として注記するが、この1株あたり純利益も変わってしまいます。
6.1株あたり情報のページも訂正。
7.引当金明細表も、修繕引当金の欄を修正
8.これが、連結財務諸表と単独財務諸表と2つあるから手間が2倍
9.通常は決算短信も平行して作るので、こちらもほぼ同じだけの労力をかけて訂正。
ここまで馬鹿なミスはしませんでしたが、ひとつ修正するということは、どこに影響が及ぶか、イマジネーションできないとヌケ・モレが生じます。怖いです。
苦労して訂正したとたん、「うわ!自己株式の株数がこのページと別のページで違うぞ」と気がついたら、さてどうします。明日は決算役員会なのに・・・近い経験はあります。
苦労して訂正しても、
または と 又は
および と 及び
が混在していて、統一するのに苦労したり、
100%貸借対照表が、修正するうちに、項目の%を合計しても、最後100%にならなかったり・・・
高い金をかけて、立派なソフトを導入している企業では、このようなことは少なくなるとは思いますが、最後は、人間の経験でチェックするほかは無いと思います。
取り留めのない長文ですみません。
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No. | タイトル | 投稿者 | 投稿日時 |
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0 | Gachinko | 2007/09/05 14:49 | |
1 | PTA | 2007/09/05 20:21 | |
2 | Gachinko | 2007/09/06 11:36 | |
3 | PTA | 2007/09/06 20:00 | |
4 | Gachinko | 2007/09/07 11:07 |
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