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Re: 税務調査指摘事項について
2006/01/28 09:59
説明が足りなかったようで申し訳ありません。
「減価償却が認められる」というは「損金として求めてくれる」という意味で考えてください。
また決算については既に確定したものですので、これをやり直すわけには行きません
会計上修正する場合は、調査があった年度に未償却残高のみを受け入れる(資産計上する)形になります。
例)
3月決算法人
×0年9月修繕費として処理した1,000,000円について、×3年12月税務調査があり、資本的支出であるとして損金経理を否認された場合
(建物 耐用年数20年 定額法 償却率0.050)
×1年3月決算(支出年度)
修繕費として損金経理した金額を減価償却と見立てて、当期の限度額を超える部分を否認します。
税務調整
建物(別5増)977,500 /減価償却超過額(別4加算)977,500
否認額1,000,000-1,000,000×0.9×0.5×6/12=977,500
×2年3月決算
前期に否認された金額のうち、当期の償却額に達するまでの金額を認容します。
税務調整
減価償却超過額認容(別4減算)45,500/建物(別5減)45,500
認容額1,000,000×0.9×0.5×=45,000
×3年3月決算
×2年3月決算と同じ
税務調整
減価償却超過額認容(別4減算)45,500/建物(別5減)45,500
認容額1,000,000×0.9×0.5×=45,000
×4年3月決算(調査があった年度)
会計処理
税務上の未償却残高を会計に受入る)
(修正分受入)建物 887,500 / 前期損益修正益 877,500
(当期償却) 減価償却費 45,000 / 建物 45,000
税務調整
減価償却超過額認容(別4減算)877,500 / 建物(別5減)877,500
以後は普通に減価償却を行っていくこととなります。
説明が足りなかったようで申し訳ありません。
「減価償却が認められる」というは「損金として求めてくれる」という意味で考えてください。
また決算については既に確定したものですので、これをやり直すわけには行きません
会計上修正する場合は、調査があった年度に未償却残高のみを受け入れる(資産計上する)形になります。
例)
3月決算法人
×0年9月修繕費として処理した1,000,000円について、×3年12月税務調査があり、資本的支出であるとして損金経理を否認された場合
(建物 耐用年数20年 定額法 償却率0.050)
×1年3月決算(支出年度)
修繕費として損金経理した金額を減価償却と見立てて、当期の限度額を超える部分を否認します。
税務調整
建物(別5増)977,500 /減価償却超過額(別4加算)977,500
否認額1,000,000-1,000,000×0.9×0.5×6/12=977,500
×2年3月決算
前期に否認された金額のうち、当期の償却額に達するまでの金額を認容します。
税務調整
減価償却超過額認容(別4減算)45,500/建物(別5減)45,500
認容額1,000,000×0.9×0.5×=45,000
×3年3月決算
×2年3月決算と同じ
税務調整
減価償却超過額認容(別4減算)45,500/建物(別5減)45,500
認容額1,000,000×0.9×0.5×=45,000
×4年3月決算(調査があった年度)
会計処理
税務上の未償却残高を会計に受入る)
(修正分受入)建物 887,500 / 前期損益修正益 877,500
(当期償却) 減価償却費 45,000 / 建物 45,000
税務調整
減価償却超過額認容(別4減算)877,500 / 建物(別5減)877,500
以後は普通に減価償却を行っていくこととなります。
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No. | タイトル | 投稿者 | 投稿日時 |
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0 | kousai | 2006/01/27 17:39 | |
1 | ron | 2006/01/27 19:35 | |
2 | TOKUJIN | 2006/01/27 19:35 | |
3 | TOKUJIN | 2006/01/27 20:55 | |
4 | ron | 2006/01/28 09:59 | |
5 | TOKUJIN | 2006/01/28 10:43 | |
6 | kousai | 2006/01/30 12:27 |
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