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外貨

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外貨

2005/09/29 14:25

RIO

おはつ

回答数:17

編集

初めまして。商社で経理の仕事をしている者です。

弊社では輸入商品の代金を外貨預金から支払っているのですが、会計ソフトの単位は円なのでドルを円に換算する際にわからないことがあります。
前期は、レートを移動平均(と教えられたのですが、正解かは??)で計算していたのですが、今期からは前月末日の市場レートを翌月の基準にして計算しています。
預金残高が多かった時には全く気づかなかったのですが、残高が少なくなってきた時に、ドルの残高は普通にあるのに会計上では預金残(円)がマイナスになってしまいました。
毎月の外貨建のレートと市場レートの差が大きいことが原因か、とは思うのですが外貨について詳しくないのでよくわかりません。色々なサイトも見てみましたが、弊社と同じパターンの
ところがあるわけでもなく、どうすればいいのか困っています。

☆毎月のドル建 $10,000 レート:99.80

外貨預金 / 当座預金
998,000 998,000

☆仕入時 代金 $12,500 レート(前月末日):118.22

仕入高 / 外貨預金
1,477,750 1,477,750


このように仕訳を入れていたのですが、預金残高が少なくなってくると、ドルはまだあるのに外貨預金の残高が会計上ではマイナスになってしまうことがあります。

上手に説明ができていないかもしれませんが、アドバイスを宜しくお願い致します。

初めまして。商社で経理の仕事をしている者です。

弊社では輸入商品の代金を外貨預金から支払っているのですが、会計ソフトの単位は円なのでドルを円に換算する際にわからないことがあります。
前期は、レートを移動平均(と教えられたのですが、正解かは??)で計算していたのですが、今期からは前月末日の市場レートを翌月の基準にして計算しています。
預金残高が多かった時には全く気づかなかったのですが、残高が少なくなってきた時に、ドルの残高は普通にあるのに会計上では預金残(円)がマイナスになってしまいました。
毎月の外貨建のレートと市場レートの差が大きいことが原因か、とは思うのですが外貨について詳しくないのでよくわかりません。色々なサイトも見てみましたが、弊社と同じパターンの
ところがあるわけでもなく、どうすればいいのか困っています。

☆毎月のドル建 $10,000 レート:99.80

外貨預金 / 当座預金
998,000 998,000

☆仕入時 代金 $12,500 レート(前月末日):118.22

仕入高 / 外貨預金
1,477,750 1,477,750


このように仕訳を入れていたのですが、預金残高が少なくなってくると、ドルはまだあるのに外貨預金の残高が会計上ではマイナスになってしまうことがあります。

上手に説明ができていないかもしれませんが、アドバイスを宜しくお願い致します。

この質問に回答
回答

Re: 外貨 マイナス残は収益のプラスと見ます

2005/10/03 18:10

kei8

すごい常連さん

編集

>外貨預金の払出の額に5/20日現在のレート(すなわち時価)を使うと取得原価主義から逸脱してしまいますし、


回答:
 外貨建取引等会計処理基準の注解(注2)のただし書きに従った処理であり、問題はありません。


6/2 代金支払 2,091,011 仕入高 / 外貨預金 2,091,011
$19,451.27 (レート 107.50← 5/20現在のレート)

の会計処理は、仕入を取引発生時の相場で計上するものであり、取得原価主義の枠内の処理となっています。


<参考>
外貨建取引等会計処理基準

1 取引発生時の処理
 外貨建取引は、原則として、当該取引発生時の為替相場による円換算額をもって記録する。(注2)

(注2) 取引発生時の為替相場について
 取引発生時の為替相場としては、取引が発生した日における直物為替相場又は合理的な基礎に基づいて算定された平均相場、例えば取引の行われた月又は週の前月又は前週の直物為替相場を平均したもの等、直近の一定期間の直物為替相場に基づいて算出されたものによる。

ただし、取引が発生した日の直近の一定日における直物為替相場、例えば取引の行われた月若しくは週の前月若しくは前週の末日又は当月若しくは当週の初日の直物為替相場によることも妨げない。





>RIOさんが気にされている現金残高のマイナスの問題はいつまでも残ることになります。

例えば(単純化のため取得日レートを使用します)、

5月10日 1ドル取得 レート100円

   外貨預金 100/当座預金 100

6月10日 仕入1ドル レート 120円

   仕入 120/外貨預金 120

とすると、外貨預金がマイナス20円になり、すでにドルはないのでマイナスが永久に残ることになってしまいます。


回答:
 これは外貨預金勘定を評価替えすればOKです。すなわち、

6月10日 外貨預金/為替差益 20

この処理により外貨預金勘定は外貨でも円貨でも0となります(=マイナス残を解消できます)。

 評価替えする時期は期末が原則ですが、
外貨の残高が0になったり、外貨の残高があるが円貨の勘定残高がマイナスになったときに換算換えすることもよろしいかと思います。


最終的には期末評価により適切な処理となります。ポイントは期末日レートによる期末評価です。


<設例の場合>
次の(1)でも(2)でもOKです。

(1)マイナス残が気になるので評価替えする。外貨0を円貨0で評価し、差額を為替差損益に計上する。
   6月10日 外貨預金/為替差益 20

   期末日(5月20日)処理なし。



(2)6月10日 上記処理はなし。
      外貨預金残高は△20のまま。

    外貨預金勘定は単純な資産勘定ではなく、資産勘定と損益勘定の混合した勘定となっています。マイナスは、資産勘定のマイナスとみるのではなく、収益勘定(為替差益勘定)のプラスと理解することになります。−20の資産ではなく20の収益。

   期末日(5月20日)外貨預金/為替差益 20


<設例2>
 設例に追加して次の取引があったとします

8月10日 1ドル取得 レート110円

   外貨預金 110/当座預金 110



(1)6月10日 外貨預金/為替差益 20

   期末日(5月20日)為替差損/外貨預金 10(=期末評価額100−帳簿残高110)

   P/L上は為替差益と為替差損は相殺してネットで表示するので、為替差益10となります。
   


(2)期末日のレート 100

 期末日(5月20日)外貨預金/為替差益 10(=期末評価額100−帳簿残高90)
                      上記の帳簿残高=△20+6/10110

                                  以上


>外貨預金の払出の額に5/20日現在のレート(すなわち時価)を使うと取得原価主義から逸脱してしまいますし、


回答:
 外貨建取引等会計処理基準の注解(注2)のただし書きに従った処理であり、問題はありません。


6/2 代金支払 2,091,011 仕入高 / 外貨預金 2,091,011
$19,451.27 (レート 107.50← 5/20現在のレート)

の会計処理は、仕入を取引発生時の相場で計上するものであり、取得原価主義の枠内の処理となっています。


<参考>
外貨建取引等会計処理基準

1 取引発生時の処理
 外貨建取引は、原則として、当該取引発生時の為替相場による円換算額をもって記録する。(注2)

(注2) 取引発生時の為替相場について
 取引発生時の為替相場としては、取引が発生した日における直物為替相場又は合理的な基礎に基づいて算定された平均相場、例えば取引の行われた月又は週の前月又は前週の直物為替相場を平均したもの等、直近の一定期間の直物為替相場に基づいて算出されたものによる。

ただし、取引が発生した日の直近の一定日における直物為替相場、例えば取引の行われた月若しくは週の前月若しくは前週の末日又は当月若しくは当週の初日の直物為替相場によることも妨げない。





>RIOさんが気にされている現金残高のマイナスの問題はいつまでも残ることになります。

例えば(単純化のため取得日レートを使用します)、

5月10日 1ドル取得 レート100円

   外貨預金 100/当座預金 100

6月10日 仕入1ドル レート 120円

   仕入 120/外貨預金 120

とすると、外貨預金がマイナス20円になり、すでにドルはないのでマイナスが永久に残ることになってしまいます。


回答:
 これは外貨預金勘定を評価替えすればOKです。すなわち、

6月10日 外貨預金/為替差益 20

この処理により外貨預金勘定は外貨でも円貨でも0となります(=マイナス残を解消できます)。

 評価替えする時期は期末が原則ですが、
外貨の残高が0になったり、外貨の残高があるが円貨の勘定残高がマイナスになったときに換算換えすることもよろしいかと思います。


最終的には期末評価により適切な処理となります。ポイントは期末日レートによる期末評価です。


<設例の場合>
次の(1)でも(2)でもOKです。

(1)マイナス残が気になるので評価替えする。外貨0を円貨0で評価し、差額を為替差損益に計上する。
   6月10日 外貨預金/為替差益 20

   期末日(5月20日)処理なし。



(2)6月10日 上記処理はなし。
      外貨預金残高は△20のまま。

    外貨預金勘定は単純な資産勘定ではなく、資産勘定と損益勘定の混合した勘定となっています。マイナスは、資産勘定のマイナスとみるのではなく、収益勘定(為替差益勘定)のプラスと理解することになります。−20の資産ではなく20の収益

   期末日(5月20日)外貨預金/為替差益 20


<設例2>
 設例に追加して次の取引があったとします

8月10日 1ドル取得 レート110円

   外貨預金 110/当座預金 110



(1)6月10日 外貨預金/為替差益 20

   期末日(5月20日)為替差損/外貨預金 10(=期末評価額100−帳簿残高110)

   P/L上は為替差益と為替差損は相殺してネットで表示するので、為替差益10となります。
   


(2)期末日のレート 100

 期末日(5月20日)外貨預金/為替差益 10(=期末評価額100−帳簿残高90)
                      上記の帳簿残高=△20+6/10110

                                  以上


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回答一覧
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0 RIO 2005/09/29 14:25
1 らん 2005/09/29 16:05
2 らん 2005/09/29 16:53
3 RIO 2005/09/29 19:27
4 らん 2005/09/30 11:18
5 RIO 2005/09/30 14:26
6 andersen 2005/10/01 21:45
7
Re: 外貨 マイナス残は収益のプラスと見ます
kei8 2005/10/03 18:10
8 andersen 2005/10/03 19:59
9 kei8 2005/10/04 10:20
10 andersen 2005/10/04 12:08
11 kei8 2005/10/04 18:59
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13 andersen 2005/10/05 13:34
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