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現預金の残高について
2008/10/09 11:10
1. Re:
2008/10/10 21:27
2. Re:
2008/10/10 17:09
こんにちは。
役務提供と言うことであれば、その人件費の支払いに対する売掛金の入金のタイミングが問題になりますよね。
人件費が現金払いで、もしも売掛金が手形回収となれば、その手形の支払期日までの期間(サイト)が長ければ資金負担となりますね(支払先行)。
資金繰りで最も重要なのは、支払と入金の「サイト差」ですから。
早い支払、遅い入金=(サイト負け)・・・借入や手形割引の発生に。
早い入金、遅い支払= 借入不要。
利益を確実に出す「損益体質」と、健全な「財務体質」の二つが揃ってはじめて企業は安定成長となります。
頑張ってくださいね。
こんにちは。
役務提供と言うことであれば、その人件費の支払いに対する売掛金の入金のタイミングが問題になりますよね。
人件費が現金払いで、もしも売掛金が手形回収となれば、その手形の支払期日までの期間(サイト)が長ければ資金負担となりますね(支払先行)。
資金繰りで最も重要なのは、支払と入金の「サイト差」ですから。
早い支払、遅い入金=(サイト負け)・・・借入や手形割引の発生に。
早い入金、遅い支払= 借入不要。
利益を確実に出す「損益体質」と、健全な「財務体質」の二つが揃ってはじめて企業は安定成長となります。
頑張ってくださいね。
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3. Re:
2008/10/10 16:08
4. Re: 現預金の残高について
2008/10/09 15:05
こんにちは。
例えば・・今日品物を100円で現金で仕入れて、
それを今日130円で現金で売上げた場合、
計算上の利益は、売上130円−仕入100円=30円ですね。
実際の現金残高も間違いなく30円で、共に合致しますよね。
(消費税は無視して書いております)
ところが多くのほとんどの会社では、損益額(計算上の利益)と実際の現預金が合わないのが現実なのです。
それは「掛け取引」や「在庫」「減価償却費」などの存在が有るためです。
例えば掛け取引(売掛金や買掛金)の場合には、一例として、商品を出荷した時点で売上計上しますよね。それと同時に計算上の利益が計上されます。
しかしその時点では売上代金のお金はまだもらっていませんから、計算上で利益はあがっているが「お金はない」という状況になります。
ましてやその売上代金が入金になる前に、仕入の支払いがあれば、
利益はあるのにお金は先に出て行ってしまい資金としてはマイナスの状況になります。
そのマイナスを避けるために借入や手形割引などが発生してしまいます。
手形割引はその手形の支払期日まで待てないので、割引料を支払って(差し引かれて)早期に資金化して使用するものです。
これは一種の借入と同じで、少なくとも銀行側ではそのように見ています。
在庫は、仕入れたものをそのまま同額で在庫計上するだけですから、計算上の利益は発生せず0ゼロです。
しかしその仕入れ代金は支払わなければなりませんから先に書いたのと同じように支払先行となります=資金のマイナス要因。
減価償却費は、資産等の購入に対して法定により価値の減少分を減価償却費として計上し、計算上の利益から落とすものです。
しかし資金としてはその資産の購入時点で支払っているでしょうから、資金は既に出て行っているのです。
仮払金(損益科目ではない)が発生して長期間未精算になっていれば、それは損益にも反映されておらずに現金だけが出て行ったままになっている状況ですよね。ここでも損益と資金の動きに差が出ます。
例えば1月に売上て利益計上があっても、その後12月決算日までに入金がなければ、利益はあるが入金はなし。そして仕入支払は終っていて、さらにその利益に対する法人税等も納めなければなりませんね。
また、法人税等の納付の仕組みとしては前年の所得に対して掛った税金の半額分を、当期の中間月で納める予定納税などがあり、これは言わばその時の利益とは関係なく納めなければなりません。
ここでも支払が先行しますね。
他にも多々の要因はありますが、損益はあくまでも「計算上」のものであって、一方の支払原資の現金は実際の「実弾」勝負です。
つまり損益と実際の資金繰りには「時間差」があって、そのために両者は必ずしも一致しないのです。
むしろ一致しないことの方が圧倒的に多いのです!
「勘定合って銭足りず」とか「黒字倒産」などという言葉が昔からあるのは、そういうことなのです。
ご参考まで。
<追記 10/10>資金繰り表は実際の現金=キャッシュベースで表現する表ですので、例えば回収になった受取手形はその欄に記入することにはなりますが、その時点ではまだキャッシュではありませんので、「記入はするが計算には入れていない」はずです。
それを取立に出して現金化した時、もしくは手形割引で現金化した時に初めて資金繰り表では計算に入れることになっています。
こんにちは。
例えば・・今日品物を100円で現金で仕入れて、
それを今日130円で現金で売上げた場合、
計算上の利益は、売上130円−仕入100円=30円ですね。
実際の現金残高も間違いなく30円で、共に合致しますよね。
(消費税は無視して書いております)
ところが多くのほとんどの会社では、損益額(計算上の利益)と実際の現預金が合わないのが現実なのです。
それは「掛け取引」や「在庫」「減価償却費」などの存在が有るためです。
例えば掛け取引(売掛金や買掛金)の場合には、一例として、商品を出荷した時点で売上計上しますよね。それと同時に計算上の利益が計上されます。
しかしその時点では売上代金のお金はまだもらっていませんから、計算上で利益はあがっているが「お金はない」という状況になります。
ましてやその売上代金が入金になる前に、仕入の支払いがあれば、
利益はあるのにお金は先に出て行ってしまい資金としてはマイナスの状況になります。
そのマイナスを避けるために借入や手形割引などが発生してしまいます。
手形割引はその手形の支払期日まで待てないので、割引料を支払って(差し引かれて)早期に資金化して使用するものです。
これは一種の借入と同じで、少なくとも銀行側ではそのように見ています。
在庫は、仕入れたものをそのまま同額で在庫計上するだけですから、計算上の利益は発生せず0ゼロです。
しかしその仕入れ代金は支払わなければなりませんから先に書いたのと同じように支払先行となります=資金のマイナス要因。
減価償却費は、資産等の購入に対して法定により価値の減少分を減価償却費として計上し、計算上の利益から落とすものです。
しかし資金としてはその資産の購入時点で支払っているでしょうから、資金は既に出て行っているのです。
仮払金(損益科目ではない)が発生して長期間未精算になっていれば、それは損益にも反映されておらずに現金だけが出て行ったままになっている状況ですよね。ここでも損益と資金の動きに差が出ます。
例えば1月に売上て利益計上があっても、その後12月決算日までに入金がなければ、利益はあるが入金はなし。そして仕入支払は終っていて、さらにその利益に対する法人税等も納めなければなりませんね。
また、法人税等の納付の仕組みとしては前年の所得に対して掛った税金の半額分を、当期の中間月で納める予定納税などがあり、これは言わばその時の利益とは関係なく納めなければなりません。
ここでも支払が先行しますね。
他にも多々の要因はありますが、損益はあくまでも「計算上」のものであって、一方の支払原資の現金は実際の「実弾」勝負です。
つまり損益と実際の資金繰りには「時間差」があって、そのために両者は必ずしも一致しないのです。
むしろ一致しないことの方が圧倒的に多いのです!
「勘定合って銭足りず」とか「黒字倒産」などという言葉が昔からあるのは、そういうことなのです。
ご参考まで。
<追記 10/10>資金繰り表は実際の現金=キャッシュベースで表現する表ですので、例えば回収になった受取手形はその欄に記入することにはなりますが、その時点ではまだキャッシュではありませんので、「記入はするが計算には入れていない」はずです。
それを取立に出して現金化した時、もしくは手形割引で現金化した時に初めて資金繰り表では計算に入れることになっています。
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5. Re: 現預金の残高について
2008/10/09 12:25
典型的な例としては、
仕入の支払いが即金で、売掛金の入金が3ヶ月先とか、キャッシュ・フロー的には逆ザヤになっている場合。
工場の稼働率を上げて、固定費の回収はできているように見えるが、在庫がどんどん積み上がって、現金化できていないため、運転資金が不足する。
設備資金を短期資金で借りたたため、減価償却による回収より先に、キャッシュが外部流出してしまう。
など、ありますが、そんな簡単なものじゃないということですね。
典型的な例としては、
仕入の支払いが即金で、売掛金の入金が3ヶ月先とか、キャッシュ・フロー的には逆ザヤになっている場合。
工場の稼働率を上げて、固定費の回収はできているように見えるが、在庫がどんどん積み上がって、現金化できていないため、運転資金が不足する。
設備資金を短期資金で借りたたため、減価償却による回収より先に、キャッシュが外部流出してしまう。
など、ありますが、そんな簡単なものじゃないということですね。
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