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売上値引き分を支払

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売上値引き分を支払

2008/07/14 09:29

maomao

常連さん

回答数:6

編集

いつもお世話になっています。
弊社では顧客から取引にかかわる費用を請求されることがあります。これらはいままで経費処理していたのですが、上司から今後は売上値引きで処理するように言われました。
これは各取引における売上と粗利を正確に反映させるためとのことです。
しかし、実務処理においては、先方の管理部門が別々のため、請求額から相殺せずに支払ってほしいというところもあります。
この場合、弊社では売上割引として処理しつつ支払いを行うにはどのような処理となるのでしょうか。

またそもそも、このように売上値引きで処理することはてきせつなのでしょうか?

いつもお世話になっています。
弊社では顧客から取引にかかわる費用を請求されることがあります。これらはいままで経費処理していたのですが、上司から今後は売上値引きで処理するように言われました。
これは各取引における売上と粗利を正確に反映させるためとのことです。
しかし、実務処理においては、先方の管理部門が別々のため、請求額から相殺せずに支払ってほしいというところもあります。
この場合、弊社では売上割引として処理しつつ支払いを行うにはどのような処理となるのでしょうか。

またそもそも、このように売上値引きで処理することはてきせつなのでしょうか?

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1. Re: 売上値引き分を支払

2008/07/23 10:48

maomao

常連さん

編集

ありがとうございました。仕分けについては税理士さんと相談してみますね!

ありがとうございました。仕分けについては税理士さんと相談してみますね!

返信

2. Re: 売上値引き分を支払

2008/07/15 10:15

しかしか

さらにすごい常連さん

編集

1.仕訳方法

<例示>

(1)商品100を掛販売した。

 売掛金100 / 売上100

(2)-1 売上代金のうち5を値引きし、売掛金からマイナスした。
 売上値引 5 / 売掛金 5

(2)-2 売上代金のうち5を値引きし、普通預金から振り込んだ。
 売上値引 5 / 普通預金 5

売掛金がある場合、売掛金からマイナスするのか、それともお金で支払うのか、そのどちらかの処理になります。
どちらにするのかは、御社の営業担当者や得意先と相談して決めてください。
なお、このように「売上値引」(あるいは「**費」)といった費用科目を使って仕訳する場合、「売上」の金額100はまったく減少しないことになります。


(3)-1 売上代金のうち5を値引きし、売掛金からマイナスした。
 売上 5 / 売掛金 5

(3)-2 売上代金のうち5を値引きし、普通預金から振り込んだ。
 売上 5 / 普通預金 5

このように、売上値引分を費用とはせずに、直接「売上」からマイナス控除する方法もあります。
その内容が本当に前述の「売上返品」「売上値引」「売上割戻」となるものであればの話ですが、その場合には(2)の費用科目とする方法にするのか、それとも(3)の売上金額からマイナス控除する方法にするのかは御社の自由です。

つまり、値引の処理としては、(2)-1、(2)-2、(3)-1、(3)-2の4つあるうちのどれかひとつだけです。
普通預金から支払う方法であれば、(2)-2か(3)-2のどちらかひとつだけということになります。




2.「商品のデザイン料」「納品時の貨物積み下ろし料」など

本当は、これらの費用は「売上値引」よりも他の費用科目のほうがいいような気がするのですが、まあ、どういう科目名にするのかは御社の自由です。
私が考えたところでは、「売上諸費」「販売諸費」「販売促進費」「売上諸掛費」「販売諸掛費」など、売上に付随するものであることが一目でわかるような科目名がよいでしょう。

1.仕訳方法

<例示>

(1)商品100を掛販売した。

 売掛金100 / 売上100

(2)-1 売上代金のうち5を値引きし、売掛金からマイナスした。
 売上値引 5 / 売掛金 5

(2)-2 売上代金のうち5を値引きし、普通預金から振り込んだ。
 売上値引 5 / 普通預金 5

売掛金がある場合、売掛金からマイナスするのか、それともお金で支払うのか、そのどちらかの処理になります。
どちらにするのかは、御社の営業担当者や得意先と相談して決めてください。
なお、このように「売上値引」(あるいは「**費」)といった費用科目を使って仕訳する場合、「売上」の金額100はまったく減少しないことになります。


(3)-1 売上代金のうち5を値引きし、売掛金からマイナスした。
 売上 5 / 売掛金 5

(3)-2 売上代金のうち5を値引きし、普通預金から振り込んだ。
 売上 5 / 普通預金 5

このように、売上値引分を費用とはせずに、直接「売上」からマイナス控除する方法もあります。
その内容が本当に前述の「売上返品」「売上値引」「売上割戻」となるものであればの話ですが、その場合には(2)の費用科目とする方法にするのか、それとも(3)の売上金額からマイナス控除する方法にするのかは御社の自由です。

つまり、値引の処理としては、(2)-1、(2)-2、(3)-1、(3)-2の4つあるうちのどれかひとつだけです。
普通預金から支払う方法であれば、(2)-2か(3)-2のどちらかひとつだけということになります。




2.「商品のデザイン料」「納品時の貨物積み下ろし料」など

本当は、これらの費用は「売上値引」よりも他の費用科目のほうがいいような気がするのですが、まあ、どういう科目名にするのかは御社の自由です。
私が考えたところでは、「売上諸費」「販売諸費」「販売促進費」「売上諸掛費」「販売諸掛費」など、売上に付随するものであることが一目でわかるような科目名がよいでしょう。

返信

3. Re: 売上値引き分を支払

2008/07/15 09:28

maomao

常連さん

編集

おはようございます。ありがとうございます。
今後、値引き処理するように言われているのは「商品のデザイン料」「納品時の貨物積み下ろし料」などです。これらは原則として弊社は負担しませんが、まれに、弊社負担とした契約を取ってくる営業マンがいます。(これまでは経費として処理していました。)今後、この部分を値引きで処理するように言われたのですが、どうなんでしょうか?
また、この部分を顧客の要求で支払う場合の仕分けがわかりません。まず
借:売上 貸:売掛金
で売り上げを減らしたあと、最終的に下のようになると思うのですが、この場合の借方はどうすべきなのでしょうか・

借:??  貸:銀行預金

おはようございます。ありがとうございます。
今後、値引き処理するように言われているのは「商品のデザイン料」「納品時の貨物積み下ろし料」などです。これらは原則として弊社は負担しませんが、まれに、弊社負担とした契約を取ってくる営業マンがいます。(これまでは経費として処理していました。)今後、この部分を値引きで処理するように言われたのですが、どうなんでしょうか?
また、この部分を顧客の要求で支払う場合の仕分けがわかりません。まず
借:売上 貸:売掛金
で売り上げを減らしたあと、最終的に下のようになると思うのですが、この場合の借方はどうすべきなのでしょうか・

借:??  貸:銀行預金

返信

4. Re: 売上値引き分を支払

2008/07/14 23:40

しかしか

さらにすごい常連さん

編集

う〜ん、そうですね。
その「取引にかかわる費用」というものが何なのかがわからないので、いまいちピンとこない状況ではあります。


それから、「返品」「値引」「割戻」「割引」という言葉は区別して使う必要があります。

たとえば、売上返品、売上値引、売上割戻、売上割引は、それぞれ使い分ける必要があります。

(1)売上返品
売り上げた商品数量の減少を意味する科目です。
返品により売上数量が減少し、その結果売上の金額も減少します。

(2)売上値引
売り上げた商品単価の減少を意味する科目です。
商品のキズや変質、流行おくれなどの要因による販売単価の減額を意味し、販売数量は減少しません。

(3)売上割戻
ある一定以上の数量を大量に売り上げたことによるオマケです。
たとえば、一ヶ月に100トン以上買ってくれたら代金を10%安くしますよ、というようにたくさん買ってくれた顧客に対する優遇措置です。

(4)売上割引
商品代金の早期支払いによるオマケであり、本来の支払期日よりも早く支払ってくれた日数に対する利息の支払い(支払利息説)であると日本の企業会計上では考えています。
そのため、上記の(1)(2)(3)が売上高から直接相殺されるのとは違い、損益計算書の「営業外費用」として区分されます。


こういったものとは違う費用であれば、もっと別の科目を使うなりの工夫が必要になるのかもしれませんね。

う〜ん、そうですね。
その「取引にかかわる費用」というものが何なのかがわからないので、いまいちピンとこない状況ではあります。


それから、「返品」「値引」「割戻」「割引」という言葉は区別して使う必要があります。

たとえば、売上返品、売上値引、売上割戻、売上割引は、それぞれ使い分ける必要があります。

(1)売上返品
売り上げた商品数量の減少を意味する科目です。
返品により売上数量が減少し、その結果売上の金額も減少します。

(2)売上値引
売り上げた商品単価の減少を意味する科目です。
商品のキズや変質、流行おくれなどの要因による販売単価の減額を意味し、販売数量は減少しません。

(3)売上割戻
ある一定以上の数量を大量に売り上げたことによるオマケです。
たとえば、一ヶ月に100トン以上買ってくれたら代金を10%安くしますよ、というようにたくさん買ってくれた顧客に対する優遇措置です。

(4)売上割引
商品代金の早期支払いによるオマケであり、本来の支払期日よりも早く支払ってくれた日数に対する利息の支払い(支払利息説)であると日本の企業会計上では考えています。
そのため、上記の(1)(2)(3)が売上高から直接相殺されるのとは違い、損益計算書の「営業外費用」として区分されます。


こういったものとは違う費用であれば、もっと別の科目を使うなりの工夫が必要になるのかもしれませんね。

返信

5. Re: 売上値引き分を支払

2008/07/14 13:45

maomao

常連さん

編集

さっそくのお返事ありがとうございます。
しかし、取引にかかわる「費用」を値引きとして処理することはてきせつなのでしょうか?少なくとも簿記でいう売上値引きにはならないと思うのですが・・
また、売上割引とし、その部分を支払う場合の仕分けはどうなるのでしょうか?

さっそくのお返事ありがとうございます。
しかし、取引にかかわる「費用」を値引きとして処理することはてきせつなのでしょうか?少なくとも簿記でいう売上値引きにはならないと思うのですが・・
また、売上割引とし、その部分を支払う場合の仕分けはどうなるのでしょうか?

返信

6. Re: 売上値引き分を支払

2008/07/14 09:44

しかしか

さらにすごい常連さん

編集

決算書(損益計算書)では、「売上値引」は売上高から直接マイナス控除し、「売上値引」としては表示しません。

しかし、これはあくまでも決算書でそうすればよいだけのことですから、期中の処理としては、売上値引があった場合、「売上値引」という科目を使おうが、「売上」のマイナス処理をしようが、どちらでも自由です。

というわけで、各得意先に対する売上の管理をするために、「売上値引」という科目を使って管理することはもちろんOKです。

むしろ、その得意先に対する最初(初期設定)の売上高とその利益率(粗利率)の現状を知るためには、売上値引を独立した科目で処理する方法はよく使われる手法です。

そんなわけで、期中の処理としては、上司がそうしてほしいのでしたら、「売上値引」という科目を使って仕訳するのがよいでしょう。

もちろん、「売上値引」の金額を単独で支払おうが、それとも売掛金と相殺しようが、それは先方との都合によりやりやすい方法で処理するのがよいでしょう。

決算書(損益計算書)では、「売上値引」は売上高から直接マイナス控除し、「売上値引」としては表示しません。

しかし、これはあくまでも決算書でそうすればよいだけのことですから、期中の処理としては、売上値引があった場合、「売上値引」という科目を使おうが、「売上」のマイナス処理をしようが、どちらでも自由です。

というわけで、各得意先に対する売上の管理をするために、「売上値引」という科目を使って管理することはもちろんOKです。

むしろ、その得意先に対する最初(初期設定)の売上高とその利益率(粗利率)の現状を知るためには、売上値引を独立した科目で処理する方法はよく使われる手法です。

そんなわけで、期中の処理としては、上司がそうしてほしいのでしたら、「売上値引」という科目を使って仕訳するのがよいでしょう。

もちろん、「売上値引」の金額を単独で支払おうが、それとも売掛金と相殺しようが、それは先方との都合によりやりやすい方法で処理するのがよいでしょう。

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