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細かくて申し訳ありませんが、言葉がごっちゃになりそうなのでまず用語だけ整理させてください。
経理上、銀行の預金残高に関係する表には主なものとして「当座勘定照合表」と「銀行勘定調整表」があります。
まず「当座勘定照合表」(照合表)は当座預金を開設していれば定期的に銀行から送付されてきます。
これは一定期間の口座の移動明細やその残高を通知するために送られてくるもので、当然銀行が作成します。
しかし、会社が記録している会計帳簿上の預金勘定の残高と銀行から送られてくる照合表の残高は必ずしも一致するわけではありません。
他の方が回答されているように小切手の未渡しや未取付けなどがあるからです。
そこで両者の差異を把握するために作成されるのが「銀行勘定調整表」(調整表)です。
この表は会社の預金勘定残高と照合表の残高の差異がどんな原因によるものかを把握する表であり、どの会社もエクセルなどで自作していると思います。
ですから、今まで作ったことがなければ今から作ればいいんです。
現金の管理は大切ですからちゃんと定期的に作成した方がよいかと思います。(差異を放っておいて後で実は横領が原因だった!なんてことになったら大変ですしね。ちょっと極端な例ですが…)
あと、月末が休日の場合に預金勘定の減額をその月の最終営業日に繰り上げて処理するというのは期間比較性という観点から一定の合理性があります。
月末はいろんな経費の精算に伴い、現金の移動が必然的に多くなります。しかし、精算したあとの預金残高は毎月そう変わるものではないでしょう。
ここでとある月の最終日が休日だったため、その日に行われるべき精算が来月になるとしたらどうなるでしょう。
精算のために準備していた資金がまるまる月末の預金勘定残高に残ったままになるわけです。そしてその月だけ他の月と比べて預金勘定残高が多くなるのです。
通常の経費の精算であればたいしたことはないかも知れませんが、毎月何らかの多額の精算を行う会社では結構インパクトがあります。
しかもそれがたまたま決算期末だったりしたら、外部に公表する決算書には昨年度末より異様に多い預金残高が表示されることになります。
上場企業なら投資家が、そうでなくても定期的に融資先の決算書をチェックしている銀行などがそれを見たら何事が起きたのか、とビックリするかも知れません。
でも会社の経済活動の実態としては例年と何の変化もなく、「たまたま決算期末が休日だった」だけのことです。
この現金の著しい増加に企業情報としての意味はありません。
このように過去の決算書と期間比較を容易にするため、実際に預金の引き落としがなくても定期的に月末に決済するものがあればその月中に処理する、ということもあるのです。
長文でごめんなさい。
細かくて申し訳ありませんが、言葉がごっちゃになりそうなのでまず用語だけ整理させてください。
経理上、銀行の預金残高に関係する表には主なものとして「当座勘定照合表」と「銀行勘定調整表」があります。
まず「当座勘定照合表」(照合表)は当座預金を開設していれば定期的に銀行から送付されてきます。
これは一定期間の口座の移動明細やその残高を通知するために送られてくるもので、当然銀行が作成します。
しかし、会社が記録している会計帳簿上の預金勘定の残高と銀行から送られてくる照合表の残高は必ずしも一致するわけではありません。
他の方が回答されているように小切手の未渡しや未取付けなどがあるからです。
そこで両者の差異を把握するために作成されるのが「銀行勘定調整表」(調整表)です。
この表は会社の預金勘定残高と照合表の残高の差異がどんな原因によるものかを把握する表であり、どの会社もエクセルなどで自作していると思います。
ですから、今まで作ったことがなければ今から作ればいいんです。
現金の管理は大切ですからちゃんと定期的に作成した方がよいかと思います。(差異を放っておいて後で実は横領が原因だった!なんてことになったら大変ですしね。ちょっと極端な例ですが…)
あと、月末が休日の場合に預金勘定の減額をその月の最終営業日に繰り上げて処理するというのは期間比較性という観点から一定の合理性があります。
月末はいろんな経費の精算に伴い、現金の移動が必然的に多くなります。しかし、精算したあとの預金残高は毎月そう変わるものではないでしょう。
ここでとある月の最終日が休日だったため、その日に行われるべき精算が来月になるとしたらどうなるでしょう。
精算のために準備していた資金がまるまる月末の預金勘定残高に残ったままになるわけです。そしてその月だけ他の月と比べて預金勘定残高が多くなるのです。
通常の経費の精算であればたいしたことはないかも知れませんが、毎月何らかの多額の精算を行う会社では結構インパクトがあります。
しかもそれがたまたま決算期末だったりしたら、外部に公表する決算書には昨年度末より異様に多い預金残高が表示されることになります。
上場企業なら投資家が、そうでなくても定期的に融資先の決算書をチェックしている銀行などがそれを見たら何事が起きたのか、とビックリするかも知れません。
でも会社の経済活動の実態としては例年と何の変化もなく、「たまたま決算期末が休日だった」だけのことです。
この現金の著しい増加に企業情報としての意味はありません。
このように過去の決算書と期間比較を容易にするため、実際に預金の引き落としがなくても定期的に月末に決済するものがあればその月中に処理する、ということもあるのです。
長文でごめんなさい。
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