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固定資産を棚卸資産として販売する場合の評価について

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固定資産を棚卸資産として販売する場合の評価について

2010/06/28 21:14

quest

ちょい参加

回答数:4

編集

いつもお世話になります。
当社は卸売業を営んでおります。

この度、社有車の売却にあたり、通常であれば、
固定資産の売却として処理するのですが、
棚卸資産として社有車を販売することになりました。

そこで、固定資産を棚卸資産として販売する場合、
時価評価により固定資産の除却損益が生じるのか、
そのまま簿価で処理できるのか悩んでおります。

例えば、

固定資産の取得価格:300万
固定資産の簿価:100万
固定資産の時価:200万  とした場合、

棚卸資産へ振替する価額はいくらにするのが
妥当でしょうか。

ご教示ねがいます。

いつもお世話になります。
当社は卸売業を営んでおります。

この度、社有車の売却にあたり、通常であれば、
固定資産の売却として処理するのですが、
棚卸資産として社有車を販売することになりました。

そこで、固定資産棚卸資産として販売する場合、
時価評価により固定資産の除却損益が生じるのか、
そのまま簿価で処理できるのか悩んでおります。

例えば、

固定資産の取得価格:300万
固定資産の簿価:100万
固定資産の時価:200万  とした場合、

棚卸資産へ振替する価額はいくらにするのが
妥当でしょうか。

ご教示ねがいます。

この質問に回答
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1. Re: 固定資産を棚卸資産として販売する場合の評価について

2010/06/30 09:45

quest

ちょい参加

編集

ありがとうございました。
頭のなかのモヤモヤがすっきりしました。

ありがとうございました。
頭のなかのモヤモヤがすっきりしました。

返信

2. Re: 固定資産を棚卸資産として販売する場合の評価について

2010/06/30 02:51

しかしか

さらにすごい常連さん

編集

>棚卸資産で時価相当で販売されると仮定、
>固定資産のままの売却した場合と比較して、
>会社の損益は大差がないとの感覚でよろしいでしょうか。

まったくそのとおりです。
どちらでも同じことです。


>意図的な振替、販売行為は問題になるのでしょうか。

簿価で固定資産から棚卸資産へ(つまり仕入へ)振替えることについては、販売予定価額がどうであろうとも、それとこれとは一切関係ありませんので、何の問題ありません。


販売価額をいくらにするかというのは、まあ、他の商品(販売用車両)と比較して、ほどほどの金額設定であれば基本的に問題ありません。

もしも問題が生じるとすれば、その車両を会社の従業員や役員に安く販売する場合です。
会社の内部関係者である従業員や役員、中でも特に役員や役員の親族に対して販売するときは、その販売価額については細心の注意が必要です。

この場合、通常の第三者に販売するよりも低い金額で販売していると税務署にみられてしまった場合、その本来の販売価額と安い実際価額との差額は、「給与(賞与)」とされてしまう危険性があります。

また、資本関係のある他の会社(親会社や子会社等々)に販売するときも注意が必要です。(ここいらへんはややこしいので省略。)


しかしそういうことではなく、外部の第三者、たとえば一般消費者に販売するのであれば、安く叩き売ったとしても全然問題ありません。
古くてキズだらけなので大幅にプライスダウンしないと売れなかったんですといえばそれで終わりです。

そういうわけですから、不特定多数の一般顧客に販売する分にはいくらで販売しようとまったく問題はありません。

>棚卸資産で時価相当で販売されると仮定、
>固定資産のままの売却した場合と比較して、
>会社の損益は大差がないとの感覚でよろしいでしょうか。

まったくそのとおりです。
どちらでも同じことです。


>意図的な振替、販売行為は問題になるのでしょうか。

簿価で固定資産から棚卸資産へ(つまり仕入へ)振替えることについては、販売予定価額がどうであろうとも、それとこれとは一切関係ありませんので、何の問題ありません。


販売価額をいくらにするかというのは、まあ、他の商品(販売用車両)と比較して、ほどほどの金額設定であれば基本的に問題ありません。

もしも問題が生じるとすれば、その車両を会社の従業員や役員に安く販売する場合です。
会社の内部関係者である従業員や役員、中でも特に役員役員の親族に対して販売するときは、その販売価額については細心の注意が必要です。

この場合、通常の第三者に販売するよりも低い金額で販売していると税務署にみられてしまった場合、その本来の販売価額と安い実際価額との差額は、「給与(賞与)」とされてしまう危険性があります。

また、資本関係のある他の会社(親会社や子会社等々)に販売するときも注意が必要です。(ここいらへんはややこしいので省略。)


しかしそういうことではなく、外部の第三者、たとえば一般消費者に販売するのであれば、安く叩き売ったとしても全然問題ありません。
古くてキズだらけなので大幅にプライスダウンしないと売れなかったんですといえばそれで終わりです。

そういうわけですから、不特定多数の一般顧客に販売する分にはいくらで販売しようとまったく問題はありません。

返信

3. Re: 固定資産を棚卸資産として販売する場合の評価について

2010/06/29 23:28

quest

ちょい参加

編集

sika-sika様

理解し易いご解説ありがとうございます。

期末までに販売されると推定した場合、
資産振替時に損益が生じることは変ですね。

棚卸資産で時価相当で販売されると仮定、
固定資産のままの売却した場合と比較して、
会社の損益は大差がないとの感覚でよろしいでしょうか。

棚卸資産の売価設定は幅が広いので、
意図的な振替、販売行為は問題になるのでしょうか。

sika-sika様

理解し易いご解説ありがとうございます。

期末までに販売されると推定した場合、
資産振替時に損益が生じることは変ですね。

棚卸資産で時価相当で販売されると仮定、
固定資産のままの売却した場合と比較して、
会社の損益は大差がないとの感覚でよろしいでしょうか。

棚卸資産の売価設定は幅が広いので、
意図的な振替、販売行為は問題になるのでしょうか。

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4. Re: 固定資産を棚卸資産として販売する場合の評価について

2010/06/29 07:47

しかしか

さらにすごい常連さん

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会社内部の単なる振り替えにすぎないので、簿価で充分でしょう。
原則として会社の内部振替によって損益が発生するというのはおかしいので。


個人事業者の場合は所得の種類がいろいろあるので面倒ですが、会社の場合には会社全体の利益を考えればいいので単純です。
そしてその車が当期中に売れて在庫として残っていなければ、なおOKです。


例外的に会社内部振替で時価をあえて使うケースとしては、本支店間、あるいは事業部門間でモノが移動する場合で、独立採算制をとっている会社の場合には、時価で振替します。
本支店、あるいは事業部門ごとの業績を正確に計算するためには、時価あるいはそれに近い金額で、内部売上・内部仕入をそれぞれ計上します。



そういった部門ごとの業績を把握する都合がなければ、単純に簿価100万円で仕入科目へ振替するのがよいでしょう。

会社内部の単なる振り替えにすぎないので、簿価で充分でしょう。
原則として会社の内部振替によって損益が発生するというのはおかしいので。


個人事業者の場合は所得の種類がいろいろあるので面倒ですが、会社の場合には会社全体の利益を考えればいいので単純です。
そしてその車が当期中に売れて在庫として残っていなければ、なおOKです。


例外的に会社内部振替で時価をあえて使うケースとしては、本支店間、あるいは事業部門間でモノが移動する場合で、独立採算制をとっている会社の場合には、時価で振替します。
本支店、あるいは事業部門ごとの業績を正確に計算するためには、時価あるいはそれに近い金額で、内部売上・内部仕入をそれぞれ計上します。



そういった部門ごとの業績を把握する都合がなければ、単純に簿価100万円で仕入科目へ振替するのがよいでしょう。

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