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経費と損金

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経費と損金

2007/03/02 16:57

kemikemi

常連さん

回答数:2

編集

こんにちは!
「経費」と「損金」の違いについて、
分かりやすく、教えていただきたいのです。
よろしくお願いいたします。

こんにちは!
「経費」と「損金」の違いについて、
分かりやすく、教えていただきたいのです。
よろしくお願いいたします。

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1. Re: 経費と損金

2007/03/19 12:53

kemikemi

常連さん

編集

sika-sikaさん、大変分かりやすいご説明、ありがとうございました。
とても参考になりました。

sika-sikaさん、大変分かりやすいご説明、ありがとうございました。
とても参考になりました。

返信

2. Re: 経費と損金

2007/03/02 21:13

しかしか

さらにすごい常連さん

編集

大雑把に言うと、会計の話、所得税の話、法人税の話があります。

まあ、経理畑の人でしたら、簿記会計が一番なじみがあると思いますのでそれと比較してみましょう。

会計では、損益計算というものを行います。(いわゆる損益計算書のことですね。)
これに対し、所得税(個人事業主)や法人税(会社)は、所得計算を行い、計算された所得に対し課税される税金です。

     会計     所得税         法人税
   1.収益100  1.総収入金額100  1.益金100
   2.費用80   2.必要経費80    2.損金80
差引:純利益20    :所得20       :所得20 

さて、上記の表をよく見てください。
これらは基本的に同じ計算をしています。

つまり、会計でいう「収益」のことを所得税では「総収入金額」、法人税では「益金」といいます。
一方、会計でいう「費用」のことを所得税では「必要経費」といい、法人税では「損金」といいます。
ということは、会計でいうところの「純利益」は何といいますか?

そうですね。
所得税や法人税では「所得」といいます。

つまり、
所得税では収益のことを「総収入金額」といい、法人税では収益のことを「益金」といいます。
所得税では費用のことを「必要経費」といい、法人税では費用のことを「損金」といいます。

それでは、なぜ用語を統一しないのでしょうか。
その理由は、意味はだいたいみな同じなのですが、厳密にいうとわずかずつ対象範囲が違います。
「収益」と「総収入金額」と「益金」は9割くらい同じなのですが、ちょっとだけ違います。
「費用」と「必要経費」と「損金」も9割くらい同じなのですが、やはりちょっとだけ違います。
したがって、「純利益」と「所得」もおおむね似たようなものですが、厳密には少し違います。

たとえば、受取配当金というものは、会計上は「収益」になりますが、法人税では「益金」になりません。
あるいは、交際費というものは、会計上は費用になりますが、現在の法人税(措置法を含む)では、法人税は損金になりません。
(一部損金になるものもあります。)
このように、だいたいは同じなのですが、細かいところが違うのです。

一般的に日本語でいうところの「経費」とは、会計でいうところの「費用」を指すことが多いです。
個人事業主の人であれば、「経費」とは、所得税の「必要経費」を指していることが多いでしょう。
あるいは、社長さんが、「これは法人税では経費になるのかね?」と質問してきたら、それは法人税の「損金」になるかどうかを質問しているわけです。

大雑把に言うと、会計の話、所得税の話、法人税の話があります。

まあ、経理畑の人でしたら、簿記会計が一番なじみがあると思いますのでそれと比較してみましょう。

会計では、損益計算というものを行います。(いわゆる損益計算書のことですね。)
これに対し、所得税(個人事業主)や法人税(会社)は、所得計算を行い、計算された所得に対し課税される税金です。

     会計     所得税         法人税
   1.収益100  1.総収入金額100  1.益金100
   2.費用80   2.必要経費80    2.損金80
差引:純利益20    :所得20       :所得20 

さて、上記の表をよく見てください。
これらは基本的に同じ計算をしています。

つまり、会計でいう「収益」のことを所得税では「総収入金額」、法人税では「益金」といいます。
一方、会計でいう「費用」のことを所得税では「必要経費」といい、法人税では「損金」といいます。
ということは、会計でいうところの「純利益」は何といいますか?

そうですね。
所得税や法人税では「所得」といいます。

つまり、
所得税では収益のことを「総収入金額」といい、法人税では収益のことを「益金」といいます。
所得税では費用のことを「必要経費」といい、法人税では費用のことを「損金」といいます。

それでは、なぜ用語を統一しないのでしょうか。
その理由は、意味はだいたいみな同じなのですが、厳密にいうとわずかずつ対象範囲が違います。
収益」と「総収入金額」と「益金」は9割くらい同じなのですが、ちょっとだけ違います。
「費用」と「必要経費」と「損金」も9割くらい同じなのですが、やはりちょっとだけ違います。
したがって、「純利益」と「所得」もおおむね似たようなものですが、厳密には少し違います。

たとえば、受取配当金というものは、会計上は「収益」になりますが、法人税では「益金」になりません。
あるいは、交際費というものは、会計上は費用になりますが、現在の法人税(措置法を含む)では、法人税は損金になりません。
(一部損金になるものもあります。)
このように、だいたいは同じなのですが、細かいところが違うのです。

一般的に日本語でいうところの「経費」とは、会計でいうところの「費用」を指すことが多いです。
個人事業主の人であれば、「経費」とは、所得税の「必要経費」を指していることが多いでしょう。
あるいは、社長さんが、「これは法人税では経費になるのかね?」と質問してきたら、それは法人税の「損金」になるかどうかを質問しているわけです。

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