経理、労務、総務のことでわからないこと、利用者同士で助け合いを目的とした掲示板です。ルールを守ってご利用くださいませ。
1. Re: ヘッジ会計のヘッジの意味。
2005/10/31 12:34
お返事遅くなりましたが、Kuroさんo_kさんありがとうございます。
銀行の金利なんかでもヘッジ取引をしているんですね。とても参考になりました。
でも難しいですね。ヘッジ取引の中にも色々な取引事例があって、投資って本当に賢くないと大儲けをすることなんてなかなか難しいのでしょうね。
でも本当にありがとうございました。もう少し専門的なことも本を読んで勉強してみようかと思っています。でもその前に、どんな話かいまいちわからなかったので、聞いてみました。
有難うございました。
お返事遅くなりましたが、Kuroさんo_kさんありがとうございます。
銀行の金利なんかでもヘッジ取引をしているんですね。とても参考になりました。
でも難しいですね。ヘッジ取引の中にも色々な取引事例があって、投資って本当に賢くないと大儲けをすることなんてなかなか難しいのでしょうね。
でも本当にありがとうございました。もう少し専門的なことも本を読んで勉強してみようかと思っています。でもその前に、どんな話かいまいちわからなかったので、聞いてみました。
有難うございました。
0
3. Re: ヘッジ会計のヘッジの意味。
2005/10/28 22:06
こんばんは。
僕のがちょっと分かりにくかったですね。
とりあえず、言いたかったのは、回避と言っても
2つあると思います。
自動車で事故を起こすと、治療費がかかります。
この回避方法は、2つ。
・自動車の運転をやめてしまうこと。
・自動車の運転はやめず、別の保険で対応すること。
ヘッジ会計の場合には、この2番目の方のイメージに
近いものです。
で、o_kさん、おもしろい話題を提供して頂きましたね。
銀行が、ヘッジしているのは、金利の変動リスクではなく
金利の固定リスクです。
つまり、銀行の調達金利は変動金利です。そして、
運用金利(具体的には、住宅ローンなどを含む
貸出金利)は固定金利です。
ここにミスマッチがあり、調達金利の変動次第では
銀行の収益が大きく変動し、経営の安定が保てません。
そこで、銀行は、調達側の金利を変動金利化するために
金利スワップによりヘッジを行います。
これは、具体的には、契約相手から変動金利と固定金利との
差額の金銭の授受が行われるため、元の固定金利と
合わせると変動金利になります。
そして、調達金利と運用金利の両方が変動金利化することで
安定することになります。
こんばんは。
僕のがちょっと分かりにくかったですね。
とりあえず、言いたかったのは、回避と言っても
2つあると思います。
自動車で事故を起こすと、治療費がかかります。
この回避方法は、2つ。
・自動車の運転をやめてしまうこと。
・自動車の運転はやめず、別の保険で対応すること。
ヘッジ会計の場合には、この2番目の方のイメージに
近いものです。
で、o_kさん、おもしろい話題を提供して頂きましたね。
銀行が、ヘッジしているのは、金利の変動リスクではなく
金利の固定リスクです。
つまり、銀行の調達金利は変動金利です。そして、
運用金利(具体的には、住宅ローンなどを含む
貸出金利)は固定金利です。
ここにミスマッチがあり、調達金利の変動次第では
銀行の収益が大きく変動し、経営の安定が保てません。
そこで、銀行は、調達側の金利を変動金利化するために
金利スワップによりヘッジを行います。
これは、具体的には、契約相手から変動金利と固定金利との
差額の金銭の授受が行われるため、元の固定金利と
合わせると変動金利になります。
そして、調達金利と運用金利の両方が変動金利化することで
安定することになります。
0
4. Re: ヘッジ会計のヘッジの意味。
2005/10/28 01:27
kuroさんのご投稿に加えて、hirunosannさんお書きのように、
リスクヘッジ=リスク回避と読み替えれば、
分かりやすくなるかと思いますヨ。
身近な例では、住宅ローンなどの銀行借入で前倒し返済をすると、
手数料や違約金を取られますよね。
(というか、優良借入者で褒められても良さそうなのに、
違約金等を取りやがります。)
あの背後に、リスクヘッジが隠れているんです。
銀行側は、金利変動リスクを見込んで、
返済計画に合わせてリスクヘッジをしています。
例えば、万が一金利が低下方向へ動いて利息収入が減っても、
金利が下がると収入の増えるもの(リスクヘッジとなるもの)を
用意しておけば、トータルでは遜色ない利益が残ります。
ところが前倒し返済をされてしまうと、
リスクヘッジしていたものだけが残り、
これが新たなリスクとなってしまいます。
そこで、
手数料制度(違約金制度)を用意しておいて、
前倒し返済をしたいと思わせないようにしつつ、
実際に前倒し返済をしてきた場合には、
新たなリスクを抱えてしまうことに見合うだけのお金を
きっちり確保すれば、割に合います。
まぁ、あくまでも、ほんの一例です。
kuroさんのご投稿に加えて、hirunosannさんお書きのように、
リスクヘッジ=リスク回避と読み替えれば、
分かりやすくなるかと思いますヨ。
身近な例では、住宅ローンなどの銀行借入で前倒し返済をすると、
手数料や違約金を取られますよね。
(というか、優良借入者で褒められても良さそうなのに、
違約金等を取りやがります。)
あの背後に、リスクヘッジが隠れているんです。
銀行側は、金利変動リスクを見込んで、
返済計画に合わせてリスクヘッジをしています。
例えば、万が一金利が低下方向へ動いて利息収入が減っても、
金利が下がると収入の増えるもの(リスクヘッジとなるもの)を
用意しておけば、トータルでは遜色ない利益が残ります。
ところが前倒し返済をされてしまうと、
リスクヘッジしていたものだけが残り、
これが新たなリスクとなってしまいます。
そこで、
手数料制度(違約金制度)を用意しておいて、
前倒し返済をしたいと思わせないようにしつつ、
実際に前倒し返済をしてきた場合には、
新たなリスクを抱えてしまうことに見合うだけのお金を
きっちり確保すれば、割に合います。
まぁ、あくまでも、ほんの一例です。
0
5. Re: ヘッジ会計のヘッジの意味。
2005/10/27 23:46
こんはんは。
実務で、たくさん行われていますよ。
為替予約は、その典型例ですね。
100ドルを実際にもっている場合、115円から
110円に円高になった場合には、当然に銀行に
持って行って代えてもらえる金額が、1ドルあたり
5円減りますので、500円の損になります。
これは、実物をもっているので、代えようがありません。
しかし、為替予約というのは約束(契約)です。
なので、いろんな約束ができるんですね。
実物をもっていれば、先ほどの様に代えようがないですが、
1ドル115円から110円に(見た目の数字が)下がったら、
下がった分だけのお金を上げますという約束ができます。
普通は下がったら損をしますが、単なる約束なので、
下がったら得をする契約ができるんです。
つまり、実物に合わせて、損益が相殺されるような約束を
組み合わせることで、ヘッジが行えます。
他の例では、ある時点でカネボウ株式が1株200円
だったとします。
このヘッジを考えてみたいと思いますが、約束なので
自由に行えます。
こんな約束はいかがですかね。
カネボウが倒産したら1株200円をお支払いします、
と言う約束。
これを専門用語では、デフォルト・オプションといい、
現物と組み合わせることで、ヘッジが可能です。
ただし、これは、こちらに都合がよいので、手数料が
発生することになりますが。
少しでも、イメージがわきましたでしょうか?
また、
例えば損をする予測ができるものを持っていて、その損を回避するために別の商品に手を出す・・・?ということなのでしょうか?だとすると、損をするものを先に売ってしまって、得をする商品だけに手を出せば良いような気もしないでもないのですが・・・?
これは、2つの理由があります。
1つには、損をするかどうか分からない、予測できないもので
あるため。
もう1つには、売ったり清算することができないため。
例えば、海外の取引先に対する外貨建て売掛金とかです。
逆に、売ったり、円に換えたりと、精算することができれば、
リスクの発生原因自体が無くなってしまいますので、ヘッジの
必要性は無くなります。
こんはんは。
実務で、たくさん行われていますよ。
為替予約は、その典型例ですね。
100ドルを実際にもっている場合、115円から
110円に円高になった場合には、当然に銀行に
持って行って代えてもらえる金額が、1ドルあたり
5円減りますので、500円の損になります。
これは、実物をもっているので、代えようがありません。
しかし、為替予約というのは約束(契約)です。
なので、いろんな約束ができるんですね。
実物をもっていれば、先ほどの様に代えようがないですが、
1ドル115円から110円に(見た目の数字が)下がったら、
下がった分だけのお金を上げますという約束ができます。
普通は下がったら損をしますが、単なる約束なので、
下がったら得をする契約ができるんです。
つまり、実物に合わせて、損益が相殺されるような約束を
組み合わせることで、ヘッジが行えます。
他の例では、ある時点でカネボウ株式が1株200円
だったとします。
このヘッジを考えてみたいと思いますが、約束なので
自由に行えます。
こんな約束はいかがですかね。
カネボウが倒産したら1株200円をお支払いします、
と言う約束。
これを専門用語では、デフォルト・オプションといい、
現物と組み合わせることで、ヘッジが可能です。
ただし、これは、こちらに都合がよいので、手数料が
発生することになりますが。
少しでも、イメージがわきましたでしょうか?
また、
例えば損をする予測ができるものを持っていて、その損を回避するために別の商品に手を出す・・・?ということなのでしょうか?だとすると、損をするものを先に売ってしまって、得をする商品だけに手を出せば良いような気もしないでもないのですが・・・?
これは、2つの理由があります。
1つには、損をするかどうか分からない、予測できないもので
あるため。
もう1つには、売ったり清算することができないため。
例えば、海外の取引先に対する外貨建て売掛金とかです。
逆に、売ったり、円に換えたりと、精算することができれば、
リスクの発生原因自体が無くなってしまいますので、ヘッジの
必要性は無くなります。
0
6. Re: ヘッジ会計のヘッジの意味。
2005/10/27 22:49
Kuroさん、hirunosannさんありがとうございます。
実際に取引をしたことが無いのでいまいちピンっとこないのですが、例えば損をする予測ができるものを持っていて、その損を回避するために別の商品に手を出す・・・?ということなのでしょうか?だとすると、損をするものを先に売ってしまって、得をする商品だけに手を出せば良いような気もしないでもないのですが・・・?
それが現実にはできないということはわかるのですが、果たして別の商品に手を出して損をできるだけ回避できるようにもっていくってことが可能なのでしょうか?
いまいちヘッジ取引自体の取引に疑問もでてきて、実務でそのような取引が実際に行われているのかな〜?ってとても疑問です。
何か事例みたいな取引の流れが分かる話はないでしょうか?
急ぎませんので、暇つぶしの時にでも教えてもらえないでしょうか?
宜しくお願いいたします。
Kuroさん、hirunosannさんありがとうございます。
実際に取引をしたことが無いのでいまいちピンっとこないのですが、例えば損をする予測ができるものを持っていて、その損を回避するために別の商品に手を出す・・・?ということなのでしょうか?だとすると、損をするものを先に売ってしまって、得をする商品だけに手を出せば良いような気もしないでもないのですが・・・?
それが現実にはできないということはわかるのですが、果たして別の商品に手を出して損をできるだけ回避できるようにもっていくってことが可能なのでしょうか?
いまいちヘッジ取引自体の取引に疑問もでてきて、実務でそのような取引が実際に行われているのかな〜?ってとても疑問です。
何か事例みたいな取引の流れが分かる話はないでしょうか?
急ぎませんので、暇つぶしの時にでも教えてもらえないでしょうか?
宜しくお願いいたします。
0
7. Re: ヘッジ会計のヘッジの意味。
2005/10/27 19:43
こんばんは。
基本的には、回避という意味ですね。
ただし、ヘッジ会計とか金融商品に関するヘッジ
というのは、厳密には回避するという意味では
無くなってしまいます。
つまり、株価が値下がりしている時に、その
値下がりを回避することはできませんよね。
ヘッジ会計に関するヘッジの場合には、株価は
確かに値下がりして損をしてしまう。
しかし、他の金融商品を持っていることで、
その損を相殺できるような利益が得られる。
その結果、プラスマイナス0(あるいは、それに
近い状態)になって、全体として損失を回避した
ことになる。
と、まぁ、こんな感じだと思います。
こんばんは。
基本的には、回避という意味ですね。
ただし、ヘッジ会計とか金融商品に関するヘッジ
というのは、厳密には回避するという意味では
無くなってしまいます。
つまり、株価が値下がりしている時に、その
値下がりを回避することはできませんよね。
ヘッジ会計に関するヘッジの場合には、株価は
確かに値下がりして損をしてしまう。
しかし、他の金融商品を持っていることで、
その損を相殺できるような利益が得られる。
その結果、プラスマイナス0(あるいは、それに
近い状態)になって、全体として損失を回避した
ことになる。
と、まぁ、こんな感じだと思います。
0
9. Re: ヘッジ会計のヘッジの意味。
2005/10/26 22:15
こんばんは。
yahooの辞書で"Hedge(ヘッジ)"で調べたら、
2 (賭(か)けで, 別のほうにも賭ける)両賭け, 「押さえ」, 「保険」;ヘッジ, 掛けつなぎ(反対売買によって, リスク・エクスポージャーを減らすこと)。
と、なっています。
金融商品に関して良く使われる物ですが、
例えば、次のような関係にあります。
株式 ← (ヘッジ) ← 金融商品(先物)
例えば、株式が100円から50円に下がると
50円の損となります。
しかし、世の中には、株式が100円から50円に
下がると、50円の利益になる物があります。
これを、デリバティブの先物と言ったりして、
その先物の中には、このように通常の反対の効果を
及ぼすものがあります。
この場合には、株価が100円から150円に
あがると、50円の損となります。
そこで、株価が100円から50円になると50円損する
株式と、50円得する先物をもっていると、相殺されて
損が打ち消されます。
これが、先の辞書の意味での、別の方にも賭けるだったり
リスク・エクスポージャー(リスクにさらされている、
値下がりリスク等を追っている状況)を減らすという
意味になります。
ただし、たいていの場合は、損が減ると同時に、利益が
減ります。
こんばんは。
yahooの辞書で"Hedge(ヘッジ)"で調べたら、
2 (賭(か)けで, 別のほうにも賭ける)両賭け, 「押さえ」, 「保険」;ヘッジ, 掛けつなぎ(反対売買によって, リスク・エクスポージャーを減らすこと)。
と、なっています。
金融商品に関して良く使われる物ですが、
例えば、次のような関係にあります。
株式 ← (ヘッジ) ← 金融商品(先物)
例えば、株式が100円から50円に下がると
50円の損となります。
しかし、世の中には、株式が100円から50円に
下がると、50円の利益になる物があります。
これを、デリバティブの先物と言ったりして、
その先物の中には、このように通常の反対の効果を
及ぼすものがあります。
この場合には、株価が100円から150円に
あがると、50円の損となります。
そこで、株価が100円から50円になると50円損する
株式と、50円得する先物をもっていると、相殺されて
損が打ち消されます。
これが、先の辞書の意味での、別の方にも賭けるだったり
リスク・エクスポージャー(リスクにさらされている、
値下がりリスク等を追っている状況)を減らすという
意味になります。
ただし、たいていの場合は、損が減ると同時に、利益が
減ります。
0
Copyright© 2001-2018 Keiri.shoshinsha. otasuke-cho. All Rights Reserved.