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個別評価金銭債権と一括評価金銭債権の貸引計算の併用について

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個別評価金銭債権と一括評価金銭債権の貸引計算の併用について

2008/10/22 15:48

伊藤英明

長老

回答数:2

編集

いつもお世話になっております。
税務は初心者なので、よろしくお願いいたします。

弊社は、企業会計において貸倒引当金の計算方法として、税法基準を採用しているへっぽこ会社です。

さて、実は今期決算である破産債権の消却を図る予定です。
このお客さんが現在、破産手続開始の決定がされており、異時廃止等の決定はされていない状態で弊社の決算を迎えました。

そこで税務対応を税務署で確認した所、政令§96-1-3より、破産債権額の50%が損金算入出来るとの回答を得ました。

ここまでは良かったのですが、基本的なことが全く分かっておりませんので、教えていただきたいのです。

50%損金算入のためには、上記の個別評価金銭債権として貸倒引当金を計算する必要があるらしいのですが、これで計算した場合、 一括評価金銭債権の計算でした貸倒引当金も損金算入が出来るのでしょうか?
つまり併用が出来るのでしょうか?

ご教示よろしくお願いいたします。

いつもお世話になっております。
税務は初心者なので、よろしくお願いいたします。

弊社は、企業会計において貸倒引当金の計算方法として、税法基準を採用しているへっぽこ会社です。

さて、実は今期決算である破産債権の消却を図る予定です。
このお客さんが現在、破産手続開始の決定がされており、異時廃止等の決定はされていない状態で弊社の決算を迎えました。

そこで税務対応を税務署で確認した所、政令§96-1-3より、破産債権額の50%が損金算入出来るとの回答を得ました。

ここまでは良かったのですが、基本的なことが全く分かっておりませんので、教えていただきたいのです。

50%損金算入のためには、上記の個別評価金銭債権として貸倒引当金を計算する必要があるらしいのですが、これで計算した場合、 一括評価金銭債権の計算でした貸倒引当金も損金算入が出来るのでしょうか?
つまり併用が出来るのでしょうか?

ご教示よろしくお願いいたします。

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1. Re: 個別評価金銭債権と一括評価金銭債権の貸引計算の併用について

2008/10/22 17:28

predator

常連さん

編集

copapaさま、いつも御意見参考にさせてもらっています。

>50%損金算入のためには、上記の個別評価金銭債権と
>して貸倒引当金を計算する必要があるらしいのですが、
>これで計算した場合、 一括評価金銭債権の計算でした
>貸倒引当金も損金算入が出来るのでしょうか?
>つまり併用が出来るのでしょうか?

個別評価と一括評価方式は併用できます。

個別評価の計算を別表11(1)で行い、一括評価の計算は別表11(1-2)で行います。ここで計算された繰入額を合計したものが損金計上できるはずです。
ただし、個別評価に該当する債権は一括評価の計算から引かなければなりません。
別表11(1-2)の24に記載する欄があります。

 例  売掛金 500万(内破産債権 100万)

    個別評価による繰入限度額 100万×50%=50万

    一括評価により繰入限度額(500万−100万)×法定繰入率1%=4万

    当期繰入限度額 50万+4万=54万

となると思います。一括評価の法定繰入率は業種によって変わってきます。

言葉足らずな部分があるかもしれませんが、このような感じで良かったと思います。

PS.もし誤っていた場合はどなたか御指摘下さい。

copapaさま、いつも御意見参考にさせてもらっています。

>50%損金算入のためには、上記の個別評価金銭債権
>して貸倒引当金を計算する必要があるらしいのですが、
>これで計算した場合、 一括評価金銭債権の計算でした
貸倒引当金も損金算入が出来るのでしょうか?
>つまり併用が出来るのでしょうか?

個別評価と一括評価方式は併用できます。

個別評価の計算を別表11(1)で行い、一括評価の計算は別表11(1-2)で行います。ここで計算された繰入額を合計したものが損金計上できるはずです。
ただし、個別評価に該当する債権は一括評価の計算から引かなければなりません。
別表11(1-2)の24に記載する欄があります。

 例  売掛金 500万(内破産債権 100万)

    個別評価による繰入限度額 100万×50%=50万

    一括評価により繰入限度額(500万−100万)×法定繰入率1%=4万

    当期繰入限度額 50万+4万=54万

となると思います。一括評価の法定繰入率は業種によって変わってきます。

言葉足らずな部分があるかもしれませんが、このような感じで良かったと思います。

PS.もし誤っていた場合はどなたか御指摘下さい。

返信

2. Re: 個別評価金銭債権と一括評価金銭債権の貸引計算の併用について

2008/10/23 10:08

編集

predator様、ご教示ありがとうございます。

かなり詳しい解説まで示していただきまして、大変参考になりました。
感謝いたします☆

これからもよろしくお願いいたします。

predator様、ご教示ありがとうございます。

かなり詳しい解説まで示していただきまして、大変参考になりました。
感謝いたします☆

これからもよろしくお願いいたします。

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