子会社の決算日変更｜助け合い掲示板

子会社の決算日変更

2005/05/03 08:56

常連さん

回答数：2

前年度、研究開発委託をしていた関連会社を100％小会社としました。

小会社の決算月は、2月で親会社は3月です。

弊社は、上場していませんので、来年から連結対象としていこうとかんがえております。

ついては、
１。小会社の決算日を2月から3月に変更
２．決算月の差が1ｹ月ですので、連結は可能

2案のうちどちらを選択するかなやんでおります。
皆さんのご助言をきたいしております。

1. Re: 子会社の決算日変更

2005/05/03 10:22

kochi

常連さん

編集

どちらを採用するかどうかは難しいですね。

まず「1.子会社の決算日を変更する」を採用した場合

メリットは親子会社ともに同時に決算ができること。手間のかかる連結決算が同時進行できるので経理担当者の安心感が違いますし、決算手続きの期間がほとんどかわらない。

デメリットは子会社の決算日変更の手続き。定款変更・税務署への届出と申告。初めだけですが短期間でこれらを全て行わなくてはなりませんし、最初の連結決算だけはとても面倒で難しいです。
また決算期間が同じになるので、親子会社それぞれで決算してから連結決算･･･つまり今までの決算処理手続き期間で全てを行わなくてはならないので、経理担当者の精神的負担･肉体的負担が増えると思います。

では「2.子会社の決算日を変更しない」を採用した場合

メリットは、2月末の子会社決算と3月末の親会社決算をそのまま連結できるので、変更手続きは何もない。

デメリットは、親子会社の各社決算が終わった後に連結決算を行うので決算処理期間が長くなるということ。これもまた、経理担当者の負担を増やします。期間が長いので然程ではないとは思いますが･･･。
また、これをデメリットといえるのかわかりませんが、子会社の決算期間を変更しない場合には「連結納税制度」を採用しにくい。連結納税制度の前提は同じ決算期間であることだからです。

どちらを選択するかは単純に判別できることではありませんが、上場企業でも親子会社それぞれの決算期間が異なるのはザラですので、必ずしも同じにする必要はありません。
また連結決算をするから、個々の決算は必要ないと勘違いされる方もいますが、順番は①各社個々の決算を行い、②連結決算を行う、です。

どちらにせよ経理担当者の負担増となるので、この先5年の会社方針や決算･税務処理を考慮する必要があると思います。