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1. Re: 車両売買の仕訳について
2009/03/05 17:02
(1)基本的な考え方
簿価2,860,515円のものを、税込対価2,000,000円で売却したのですから、差額860,515円を売却損(「固定資産売却損」又は「車両売却損」)と考えます。
(2)しかし、消費税法上、車両売却代金2,000,000円は「課税売上げ」になります。
ということは、このうちに含まれる消費税部分(2,000,000÷105×5=95,239円)は税抜経理方式の場合、「仮受消費税等」として負債の部に計上しなくてはなりません。
よって、最終的な仕訳としては、
未収金(又は現金預金)2,000,000 / 車両運搬具2,860,515
売却損955,754 / 仮受消費税等95,239
となります。
(3)会計ソフトを使用している場合、仕訳時に消費税コードを入力していることと思います。
金額は税込金額で入力し、消費税抜きの処理はコンピュータが自動的に行うものとします。
なお、消費税コードは、(A)課税売上げ、(Z)対象外、とします。
入力時の仕訳
イ.売却高を全額「売却益」とします。
未収金(又は現金預金)2,000,000 / 売却益2,000,000 (A)
コンピュータが自動的に税抜き処理してくれますから、出力結果はこうなります。
未収金(又は現金預金)2,000,000 / 売却益1,904,761
/ 仮受消費税等95,239
ロ.車両の簿価を「売却損」に振替えます。
売却損2,860,515(Z) / 車両運搬具 2,860,515
ハ.「売却益」と「売却損」を相殺消去します。
売却益1,904,761(Z) / 売却損1,904,761(Z)
二.結論
上記の仕訳の結果、当初の仕訳と同じになります。
未収金(又は現金預金)2,000,000 / 車両運搬具 2,860,515
売却損955,754 / 仮受消費税等95,239
そして、コンピュータで集計される「課税売上げ」は、税込金額2,000,000円になっているはずです。
(消費税コード(A)をつけて入力した金額は2,000,000円だから。)
参考になれば幸いです。
(1)基本的な考え方
簿価2,860,515円のものを、税込対価2,000,000円で売却したのですから、差額860,515円を売却損(「固定資産売却損」又は「車両売却損」)と考えます。
(2)しかし、消費税法上、車両売却代金2,000,000円は「課税売上げ」になります。
ということは、このうちに含まれる消費税部分(2,000,000÷105×5=95,239円)は税抜経理方式の場合、「仮受消費税等」として負債の部に計上しなくてはなりません。
よって、最終的な仕訳としては、
未収金(又は現金預金)2,000,000 / 車両運搬具2,860,515
売却損955,754 / 仮受消費税等95,239
となります。
(3)会計ソフトを使用している場合、仕訳時に消費税コードを入力していることと思います。
金額は税込金額で入力し、消費税抜きの処理はコンピュータが自動的に行うものとします。
なお、消費税コードは、(A)課税売上げ、(Z)対象外、とします。
入力時の仕訳
イ.売却高を全額「売却益」とします。
未収金(又は現金預金)2,000,000 / 売却益2,000,000 (A)
コンピュータが自動的に税抜き処理してくれますから、出力結果はこうなります。
未収金(又は現金預金)2,000,000 / 売却益1,904,761
/ 仮受消費税等95,239
ロ.車両の簿価を「売却損」に振替えます。
売却損2,860,515(Z) / 車両運搬具 2,860,515
ハ.「売却益」と「売却損」を相殺消去します。
売却益1,904,761(Z) / 売却損1,904,761(Z)
二.結論
上記の仕訳の結果、当初の仕訳と同じになります。
未収金(又は現金預金)2,000,000 / 車両運搬具 2,860,515
売却損955,754 / 仮受消費税等95,239
そして、コンピュータで集計される「課税売上げ」は、税込金額2,000,000円になっているはずです。
(消費税コード(A)をつけて入力した金額は2,000,000円だから。)
参考になれば幸いです。
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