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課税通勤費を会社が無視?

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課税通勤費を会社が無視?

2010/01/20 02:02

mameshiba

おはつ

回答数:4

編集

いつもこちらを拝見しては大変助かっている、おはつものです。ありがとうございます。

表題の内容ですが、自分で色々と調べてみたのですが、よく分からず、ここにお尋ねする次第です。

私の勤務先は、従業員13人の小さい会社です。イギリスに本社がある日本法人で、会計期はまだ5期目です。
昨夏に、就業規則もなんとか整えたところです。

就業規則では、「最も経済的な経路について、従業員の申告内容をもとに支払いをする」とだけ書いています。

現在、4人の人が、申告した公共交通機関を使わず、自転車や徒歩で通勤しています。申告した内容での交通費は受け取っています。

これについては、特に本人たちは隠しておらず非常にオープンです。
また、会社側である代表取締役と取締役も、その事実は知っているけれども黙認しています。

先日、顧問社会保険労務士さんと顧問税理士さんに、実態が自転車や徒歩なら、所得税の面からも、以下のどれかをするべきとアドバイスをもらいました。
1. 通勤距離に応じて、非課税額までしか支給しない
2. 申告通りの電車代・バス代などを全て払うなら、課税処理をする
3. 申告内容以外の通勤方法は禁止する
4. 定期券や領収証などのコピーを提出させる

しかしイギリス人の代表取締役の結論は、上記のいずれもしたくない、でした。
つまり、明らかに実態が徒歩や自転車通勤の人がいても、申告どおり定期代を払うし、実態については会社は知らなかったこととする、ということです。(申告書を出させるので、その内容と従業員を「信じる」ということだそうです。)

厳密に言えば違法行為にあたるような行為を、会社が、建前だけでも禁止しないで、支給額は全額非課税処理し、何かあった場合でも「社員を信じた」と説明するつもりだということです。
実際には、このことで税務署の調査が入る可能性は極めて低く、ましてや裏を取ることはまずないだろうと税理士さんも認めました。つまり、税務上のリスクはまあ低いだろうと。

ところで、インターネット上で調べたところでは、もっぱら社員が故意に不正申告して、会社側がその対応に苦慮する、というようなものでした。
しかしうちの会社ではむしろ逆で、会社側が奨励している・または積極的に黙認している状態です。

使わない差額を堂々とポッケに入れている人がいても、会社はそれを防いだり是正させたりせず、源泉徴収義務も徹底していない、となると、公平性に疑問を感じる人が出てきてもおかしくないと思います。
また、そんな会社の倫理観に不信感を感じる人が出る可能性もあると思います。


状況説明が長くなり申し訳ありませんが、ここで私がお尋ねしたいのは、
建前ででも不正申告を禁じない上に、実際に自転車や徒歩で通勤している人がいることを知りながら、課税処理もせず、モラル上も放置していること自体は、会社としてまずくないのだろうか?
ということです。
代表取締役は、こういうことを許すのが、「リラックス」していて「フレキシブル」なことで、我が社に勤めるベネフィット=利益なのだ、と言います。
私には理解が難しいです。


「証拠は唯一、交通費申請書だけだし、自転車や徒歩で通勤しているという証拠はどこにもないから問題ない」、というのが、代表取締役の説明です。
なお、税理士さんからは、「そこまで言うなら、従業員に事情を説明し、万一の税務調査対策としては口裏を合わせてくれるように言うんですね」と指導されましたが、代表取締役はそれもするつもりはないそうです。
要は、「社員が勝手にやったことで、残念なことだ」というスタンスです。


ちなみに、通勤災害については、申告手段以外の通勤途上で事故にあっても会社は申告しないと以前から明言してきました。実際に、自転車通勤の人は昨年自爆事故をやって、肋骨ヒビ・打撲などをして会社を休みましたが、会社は労災申告をしませんでした。
しかしこの点は、社会保険労務士さんに指摘され、今後は「会社が申告の可否を判断せず、まずは申告すること」と修正しました。

いつもこちらを拝見しては大変助かっている、おはつものです。ありがとうございます。

表題の内容ですが、自分で色々と調べてみたのですが、よく分からず、ここにお尋ねする次第です。

私の勤務先は、従業員13人の小さい会社です。イギリスに本社がある日本法人で、会計期はまだ5期目です。
昨夏に、就業規則もなんとか整えたところです。

就業規則では、「最も経済的な経路について、従業員の申告内容をもとに支払いをする」とだけ書いています。

現在、4人の人が、申告した公共交通機関を使わず、自転車や徒歩で通勤しています。申告した内容での交通費は受け取っています。

これについては、特に本人たちは隠しておらず非常にオープンです。
また、会社側である代表取締役と取締役も、その事実は知っているけれども黙認しています。

先日、顧問社会保険労務士さんと顧問税理士さんに、実態が自転車や徒歩なら、所得税の面からも、以下のどれかをするべきとアドバイスをもらいました。
1. 通勤距離に応じて、非課税額までしか支給しない
2. 申告通りの電車代・バス代などを全て払うなら、課税処理をする
3. 申告内容以外の通勤方法は禁止する
4. 定期券や領収証などのコピーを提出させる

しかしイギリス人の代表取締役の結論は、上記のいずれもしたくない、でした。
つまり、明らかに実態が徒歩や自転車通勤の人がいても、申告どおり定期代を払うし、実態については会社は知らなかったこととする、ということです。(申告書を出させるので、その内容と従業員を「信じる」ということだそうです。)

厳密に言えば違法行為にあたるような行為を、会社が、建前だけでも禁止しないで、支給額は全額非課税処理し、何かあった場合でも「社員を信じた」と説明するつもりだということです。
実際には、このことで税務署の調査が入る可能性は極めて低く、ましてや裏を取ることはまずないだろうと税理士さんも認めました。つまり、税務上のリスクはまあ低いだろうと。

ところで、インターネット上で調べたところでは、もっぱら社員が故意に不正申告して、会社側がその対応に苦慮する、というようなものでした。
しかしうちの会社ではむしろ逆で、会社側が奨励している・または積極的に黙認している状態です。

使わない差額を堂々とポッケに入れている人がいても、会社はそれを防いだり是正させたりせず、源泉徴収義務も徹底していない、となると、公平性に疑問を感じる人が出てきてもおかしくないと思います。
また、そんな会社の倫理観に不信感を感じる人が出る可能性もあると思います。


状況説明が長くなり申し訳ありませんが、ここで私がお尋ねしたいのは、
建前ででも不正申告を禁じない上に、実際に自転車や徒歩で通勤している人がいることを知りながら、課税処理もせず、モラル上も放置していること自体は、会社としてまずくないのだろうか?
ということです。
代表取締役は、こういうことを許すのが、「リラックス」していて「フレキシブル」なことで、我が社に勤めるベネフィット=利益なのだ、と言います。
私には理解が難しいです。


「証拠は唯一、交通費申請書だけだし、自転車や徒歩で通勤しているという証拠はどこにもないから問題ない」、というのが、代表取締役の説明です。
なお、税理士さんからは、「そこまで言うなら、従業員に事情を説明し、万一の税務調査対策としては口裏を合わせてくれるように言うんですね」と指導されましたが、代表取締役はそれもするつもりはないそうです。
要は、「社員が勝手にやったことで、残念なことだ」というスタンスです。


ちなみに、通勤災害については、申告手段以外の通勤途上で事故にあっても会社は申告しないと以前から明言してきました。実際に、自転車通勤の人は昨年自爆事故をやって、肋骨ヒビ・打撲などをして会社を休みましたが、会社は労災申告をしませんでした。
しかしこの点は、社会保険労務士さんに指摘され、今後は「会社が申告の可否を判断せず、まずは申告すること」と修正しました。

この質問に回答
回答

Re: 課税通勤費を会社が無視?

2010/01/21 08:11

PTA

すごい常連さん

編集

ご批判を覚悟で申し上げるならば、私個人的には、御社の社長の考え方は理解できます。余裕がある会社はそういうこともできるのでしょうね。
従業員には、「実は徒歩で通勤している」なんてことを公然と口にしないよう釘を刺しておけば、そのまま何事もない日々だったと思います。通勤手当は、明確な社内規定のもと、黙って渡せばいいのかもしれません。
もし、厳格に運用するのであれば、たまたま、雑談的な会話の中で判明したことを取り上げるのではなく、従業員全員の調査を実施すべきだと思います。定期券を購入しても、すぐに解約すれば大半は現金化できますから、申告通りの手段・経路で通勤しているように見える人も実は何をしているか疑えばきりがありません。健康のために1駅前で降りて歩く人も増えているようですし。

何事もコンプライアンスに従って厳格に行うことは否定できず、まったくの正論です。
しかし、現実は、朝9時前から仕事をしている人は多いと思いますし、夜も18時、19時頃であればたいていの会社は仕事をしているでしょう。そのすべてに対して正当な賃金が支払われているかどうか・・・通勤手当の厳格化を求めれば、それをきっかけに水面下にあったような不平不満が爆発するかもしれません。
労務管理やベネフィットの供与は経営者のバランス感覚に頼るしかないかもしれません(法律などに無知でやっているのであればアドバイスは必要)。しかし、野放図にするのも問題なので、担当者としては難しいと思います。会社の良心であり続けるためには、気苦労が絶えないと思います。

問題は、徒歩や自転車で来れる人と、本当に通勤手当で定期券を購入し、手元に残らない人との間で不公平感が出ないかということです。ベネフィットと割り切るのであれば、平等に享受できないといけないと思います。

ご批判を覚悟で申し上げるならば、私個人的には、御社の社長の考え方は理解できます。余裕がある会社はそういうこともできるのでしょうね。
従業員には、「実は徒歩で通勤している」なんてことを公然と口にしないよう釘を刺しておけば、そのまま何事もない日々だったと思います。通勤手当は、明確な社内規定のもと、黙って渡せばいいのかもしれません。
もし、厳格に運用するのであれば、たまたま、雑談的な会話の中で判明したことを取り上げるのではなく、従業員全員の調査を実施すべきだと思います。定期券を購入しても、すぐに解約すれば大半は現金化できますから、申告通りの手段・経路で通勤しているように見える人も実は何をしているか疑えばきりがありません。健康のために1駅前で降りて歩く人も増えているようですし。

何事もコンプライアンスに従って厳格に行うことは否定できず、まったくの正論です。
しかし、現実は、朝9時前から仕事をしている人は多いと思いますし、夜も18時、19時頃であればたいていの会社は仕事をしているでしょう。そのすべてに対して正当な賃金が支払われているかどうか・・・通勤手当の厳格化を求めれば、それをきっかけに水面下にあったような不平不満が爆発するかもしれません。
労務管理やベネフィットの供与は経営者のバランス感覚に頼るしかないかもしれません(法律などに無知でやっているのであればアドバイスは必要)。しかし、野放図にするのも問題なので、担当者としては難しいと思います。会社の良心であり続けるためには、気苦労が絶えないと思います。

問題は、徒歩や自転車で来れる人と、本当に通勤手当で定期券を購入し、手元に残らない人との間で不公平感が出ないかということです。ベネフィットと割り切るのであれば、平等に享受できないといけないと思います。

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No. タイトル 投稿者 投稿日時
0 mameshiba 2010/01/20 02:02
1
Re: 課税通勤費を会社が無視?
PTA 2010/01/21 08:11
2 mameshiba 2010/01/25 18:46
3 PTA 2010/01/26 08:25
4 mameshiba 2010/01/26 23:14